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タモリに学ぶ! 「ダレた話」を土台からひっくり返すトークスキル

画像素材:PIXTA

タモリに学ぶ! 「ダレた話」を土台からひっくり返すトークスキル

人の話がダレかけたとき、その空気が放置されたままだと痛々しく感じられる。そんな空気を打破するテクニックとは? 『1秒で気のきいた一言が出るハリウッド流すごい会話術 世界の一流が学ぶ77のルール』の著者で、放送作家・即興力養成講師の渡辺龍太が、タモリを例に挙げて解説した。

【8月22日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190822105516


■話がダレてしまったら...

渡辺:タモリさんは、若手芸人とかが勢いよく喋ってやらかしちゃったときに、そのボケがなかったかのようにするために、土台からひっくり返すようなことをします。例えば、相手のシャツを掴みながら「こんな柄の服だと、何を言っても入ってこないよ」と突っ込む。このように土台からひっくり返してあげると、「この人には何を言って大丈夫」「シラけた空気になっても受け入れてくれる」という感覚を相手が持ってくれます。

例えば、相手が今にも怒りそうな雰囲気のときは......。

渡辺:「あれ? すごい高級時計をしてますね!」という感じで、自分の関心でズラすとか。「あの人がいると和むよね」という人は、不穏な空気を察して違うトピックに持って行く能力があるということです。

ただし、"深刻すぎる状況では使わないこと"が大切だそうだ。


■独特の褒めポイントを見つける

外見を褒められ慣れている人に「イケメンですね」と言ったり、東大生に「頭が良いですね」と言ったりしても、相手の記憶には残らない。その人が持っている意外な一面を見つけて褒めると、嬉しくて記憶に残りやすいという。

渡辺:その人が普段意識しないような良いポイントを言ってくれると、また会いたくなるものなのです。例えば、女優さんに「ブログを読んでいるんですが、文章がわかりやすくて、自分の意見を発信するタイプの方なんだと知ってファンになりました」と言うと、「綺麗ですね」と言う人よりも「また会いたい」と思うわけです。その人が普段から褒められていること以外のいいポイントを探す意識があるかどうかで、見えてくる世界が変わってきます。

コーナーの後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。この日は「オーストラリアに留学するものの、初めての海外でひとりなので緊張している」というリスナーのために、オーストラリアのバンド・5 Seconds Of Summerの『Youngblood』をセレクトした。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」。木曜日は、ビジネスシーンはもちろん、ご近所付き合いでも使える会話術を紹介している。時間は10時54分。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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