フジロック参加のファンが語る、レディオヘッドの魅力

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：あっこゴリラ）。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は常に実験的な音楽を作り続けるレディオヘッド特集をお届けした。

先日おこなわれた「FUJI ROCK FESTIVAL '19」。レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークがステージに立った。最終日・8月1日（木）のオンエアでは、そのステージを担当したファンたちが語るレディオヘッドの魅力とは......？

【1日目】レディオヘッド、未公開音源を盗まれ...ハッカーの脅迫にどう対応した？
【2日目】「商業的自殺」とまで言われたレディオヘッドのアルバムとは？
【3日目】レディオヘッド、全世界で議論を呼んだリリース方法とは？


■曲や歌詞に普遍的な美しさがある

「トム・ヨークのファン歴は3、4年。レディオヘッドがきっかけです。洋楽をしばらくあさっていて、ピンときたのがレディオヘッドでした。このバンドは万人受けするわけじゃないけど、曲や歌詞に普遍的な美しさがあり、そこが素晴らしいです。僕が選曲するのは、アルバム『The Bends』の収録曲『Fake Plastic Trees』。単純にメロディが美しい。この曲の歌詞を検索してハマりました。トム・ヨークの独特な世界への愛情表現が感じられる1曲です」（22歳男性）

「トム・ヨークのライブは最高でした。彼はいい感じに雨が似合うので、ライブ中にちょっと雨が降ってよかったです。レディオヘッドも大好きです。（難解な音楽と言われるけど）私はあまり頭では考えずに感覚で感じていて、いろいろな楽曲があることが魅力ですね」（30歳女性）

「初めてトム・ヨークのライブを観ましたが、没入感がすごくてナチュラルハイで最高でした。レディオヘッドの魅力は日々進化を続けていること。初期はロックソングだけど、後期は内面的な音楽になっているので、ファンがついていくのがなかなか難しいときがあることが魅力ですね」（30歳男性）

ふたりが選んだのは、アルバム『Kid A』の収録曲『The National Anthem』。「単調に聴こえて、1回聴くだけでは印象に残らないけど、2回、3回と聴き重ねると違う印象を受けます。僕は少し音楽をかじっていて、本当に深い構成なんだと何度も聴いて感じさせられる曲」とコメント。

「レディオヘッドのライブと違い、今日はトム・ヨークがすごく踊っていたのでカッコよかったです。自分がすごく弱ったときに、レディオヘッドをひとりで聴くとすごく寄り添ってくれます。僕はそれで人生を助けられました。歌詞は日本語ではないからわからないこともあるけど、雰囲気が伝わって共感できる部分があるので、それに助けられます。レディオヘッドは、愛と怒りがあって『その怒りは僕もわかるよ』と自分に刺さると思います。悩みを抱える人も多いと思うけど、その気持ちにそっと寄り添ってくれる存在だと思います。僕が選んだのは、アルバム『Amnesiac』の収録曲『Pyramid Song』。一昨年に亡くした父親が大好きだったこの曲を、今日のフェイバリットソングにします」（男性）

難解な楽曲として語られることも多いレディオヘッド。ファンのコメントとともに、ぜひ彼らの楽曲に触れて担当してみてほしい。

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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/