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スイカの冷やしすぎはNG! 最高に甘くなるのは「20度」

画像素材:PIXTA

スイカの冷やしすぎはNG! 最高に甘くなるのは「20度」

スイカはキンキンに冷やして食べるとおいしい、というイメージを持っている人は多いでしょう。しかし冷やし方を間違えると損をしてしまうのだとか。『その調理、まだまだ9割の栄養捨ててます!』の監修を務めた、東京慈恵会医科大学付属病院栄養部の赤石定典さんに聞きました。

【6月11日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(6:30頃/ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190611063200


■スイカは常温保存で栄養アップ!

最近はスイカの美容効果も注目されています。でも冷やし方を間違えると、かなり損をしてしまうそうです。

赤石:スイカが最も甘く感じる温度は20度ほどで、冷やしすぎるのはNGです。常温で保存すると、βカロテンが1.4倍。リコピンは最大で40パーセントアップします。逆に、冷蔵庫で冷やした場合はリコピンがわずかながら減少します。冷やしたスイカがどうしても食べたい場合は、食べる1時間ほど前に冷やすのがおすすめです。

普通は捨ててしまう皮も、実は栄養があります。

赤石:皮の白い部分には、果肉の2倍の血液改善成分である「シトルリン」が含まれています。シトルリンは血流をよくして血管を若返らせ、タンパク質の合成を促すため、美肌や増毛に効果が期待できます。ピクルスにして食べるのがおすすめです。

<ピクルスの作り方>
・スイカの皮に、酢と砂糖を同量入れて塩を少々加えます。
・皮が浸るくらいに水を加えて、半日ほど漬け込めば完成。

スイカの種も栄養豊富です。捨てるとビタミンB6を9割も捨ててしまい、損をすることに。

赤石:種は筋肉をつけるタンパク質と、タンパク質の代謝を促すビタミンB6が豊富に含まれています。血液を正常に循環させるアルブミンやアスパラギン酸、グルタミン酸、必須アミノ酸が果肉の2倍含まれています。
別所:どうやって食べたらいいですか?
赤石:天日干しにして、から炒りします。種を割って白い部分を食べてください。白い部分にしか栄養が含まれていないため、種を砕いて食べないと、栄養素は摂れません。


■桃の皮は抗酸化作用がすごい

さらに桃の話も。

赤石:桃は抗酸化作用が高く、りんごの1.5倍も含まれています。特に桃の皮には、桃全体の中でも最大の抗酸化成分が含まれているため、捨てるのはもったいないです。食べる場合は、桃の皮を優しい布で汚れを落として洗い流しましょう。どうしても苦手な方は、皮をミネラルウォーター、酢、ワインなどに漬けてドリンクとして飲めば栄養成分が摂れます。

13日(水)の「PLEASURE PICK UP!」では、美人のテクニックをお伝えします。放送は6時30分頃から。どうぞ、お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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