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吉岡里帆「めっちゃいい」 文化施設好きにおすすめのアイテムを山田五郎が紹介

吉岡里帆「めっちゃいい」 文化施設好きにおすすめのアイテムを山田五郎が紹介

J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。5月5日(日)のオンエアでは、ゲストに編集者で評論家の山田五郎さんが登場。西洋絵画の面白さや文化施設好きにオススメのアイテムなどについて話してくれました。


■西洋絵画の面白さ

3月に発売された山田さんの著書『知識ゼロからの近代絵画入門』(幻冬舎)には、西洋美術史でいちばん面白い19世紀初頭から20世紀初頭の100年間がコンパクトにまとめられています。大学時代に西洋美術史を専攻していた吉岡は「わかりやすいです。この本にもっと早く出会いたかった」と感想を述べました。

吉岡:この時代のこの画家が面白いという人をぜひ教えてください。
山田:『知識ゼロからの近代絵画入門』の中ではポール・セザンヌ。彼は史上初の絵が下手な巨匠で、遠近法の描き方と質感表現が苦手でした。柔らかい布を描いても堅い石みたいになっちゃうの。全部ゴリゴリ(笑)。
吉岡:だから人の肌を描くのが苦手。
山田:人もゴリゴリ。彼は印象派の立ち上げメンバーで、革新的な印象派の仲間からも「ちょっとお前、どうかしてるぞ」って言われてね。

セザンヌは南フランス出身で、パリのおしゃれなノリに馴染めず帰ってしまい、お金持ちであった親の予算で絵を描き続けたと山田さんは説明します。そして月日が流れて写真が登場し、若い画家たちが実物とそっくりな絵を描いていても仕方がない、絵にしかできないことをしなければと思うようになり、セザンヌの絵を見て感心したことから、セザンヌが大逆転したそうです。


■文化施設好き要チェックのアイテム

続けて山田さんは、文化施設が好きな方にオススメのアイテム「UENO WELCOME PASSPORT」を紹介。これがあれば、東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、恩賜上野動物園、旧岩崎邸庭園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、上野東照宮、旧東京音楽学校奏楽堂の9施設の常設展等に加え、東京都美術館、上野の森美術館、東京藝術大学大学美術館、書道博物館の利用期間中の指定の展覧会に各1回入場することができます。販売及び利用期間は2019年9月30日までです。

また、「UENO WELCOME PASSPORT」は、常設展等入場が2000円、常設展等入場券+特別展チケットが3000円の2種類あり、特別展チケット付きのものは、上記に加えて、東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館の5館において指定の特別展のうちひとつを選び、観覧することができます。

吉岡:安い! めっちゃいいですね。
山田:お得だからあまり言いたくないの(笑)。
吉岡:上野の森美術館はしょっちゅう行くので、これはいいですね。


■仕事の流儀は…

最後に、山田さんの事務所の話題になり、書斎部屋の写真を見た吉岡はビックリ。本に囲まれており、「収拾がつかない状態になっている」と山田さんは言います。

吉岡:どこに何が置いてあるかは把握していますか?
山田:だいたい。わからなくなっているのもある。同じのを2冊3冊と買っているときもあります。
吉岡:本はどのくらいのペースで読むんですか?
山田:趣味で読む本と仕事で読む本があって、仕事で読む本は一気に何十冊も読まなければいけなくなるので。
吉岡:仕事の流儀みたいなものはありますか?
山田:仕事の流儀なんてないよ。いっぱいいっぱいです(笑)。「来週までにこの講演をまとめないといけないのか」とか、資料を探していて「こんなにある」とか。
吉岡:ちょっと嬉しいです。親近感が湧きました。

山田さんの著書『知識ゼロからの近代絵画入門』は現在販売中です。ぜひチェックしてみてください!

【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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