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睡眠の質アップには「青魚」がいい!DHAが“睡眠ホルモン”を…

睡眠の質アップには「青魚」がいい!DHAが“睡眠ホルモン”を…

眠れないとき「羊が一匹、羊が二匹……」と数えるといい、なんて話を子どものころに聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、これには意味がありません。「おまじないのようなものだから」ではなく、日本語で言っても意味がないどころが逆効果という、明確な理由があるのです。そんなお話と、睡眠の質を高める食材について、医師・医療ジャーナリストの森田 豊さんが解説しました。

【4月8日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190408062953


■青魚が睡眠の質を高める!

睡眠の質を高めるためには、どんな食材がいいのでしょうか? 最近の研究では、青魚を摂るのがいいとわかったそうです。

森田:2014年にオックスフォード大学で行われた研究では、青魚のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、睡眠持続効果と睡眠の質の向上効果があることが分かりました。DHAを4ヶ月にわたって1日600ミリグラム摂った児童と、摂らなかった児童を比べると、600ミリグラム摂った児童は、一晩あたりの睡眠時間が1時間も伸びて、途中で目が覚める回数も減ったという結果が出ました。おそらく、DHAは“睡眠ホルモン”と呼ばれているメラトニンの元となる物質の働きを高め、このような結果になったのではないかとされています。

ちなみに、DHAを600ミリグラム摂取するには、真イワシでいえば刺身の切り身3切れ分にあたるそうです。


■日本語で羊を数えても意味がない!

眠れないときに羊の数を数えるといい……という話がありますが、森田さんによると、英語圏以外の人が実践しても効果がないそうです。

森田:これは欧米からきた文化で、英語の「sheep(羊)」と「sleep(眠り)」の発音と綴りが似ているところからきているようです。英語の場合、最初の“シー”の発音が深呼吸となり、睡眠を導く効果があるのではないかと考えられています。しかし、日本語で「羊が一匹、羊が二匹」と言うと、頭が活性化してしまって深呼吸ができません。ですから、これはやめたほうがいいです。

ふわふわの羊が増えていくところを想像すると、なんとなく気持ちよく眠れそうですが、実はNGということでした。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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