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今後、日本プロ野球界をさらに盛り上がるために… 野球解説者・岡島秀樹が語る

今後、日本プロ野球界をさらに盛り上がるために… 野球解説者・岡島秀樹が語る

J-WAVEで放送中の番組『TRUME TIME AND TIDE』(ナビゲーター:市川紗椰)。4月20(土)のオンエアでは、日本のプロ野球、そしてメジャーリーグでも活躍した野球解説者の岡島秀樹さんが登場。野球解説者という仕事、メジャーリーグ時代のエピソードなどのお話を訊きしました。


■野球解説者としての準備

まずは、野球解説者という仕事について。解説する試合が決まってから、どういった準備をするのでしょうか。

岡島:試合が決まったから球場に行くんじゃなくて、まずその1年を解説するんだったらやっぱりその場に行かないとダメです。だからキャンプから行かないとダメですね。
市川:キャンプから行かれるんですか?
岡島:日本の解説するんだったら、宮崎県、沖縄県のキャンプにまず足を運んで、そのチームの状況を把握しながら、コーチ、監督にも話を訊いたりします。僕はアメリカでも解説してるんですけど、アメリカでもキャンプ地に行って、主に日本人の選手たちに声をかけて、試合、キャンプの練習風景とかを見ながら、話をしながら情報収集していきます。

岡島さんは元ピッチャーということもあり、主にピッチャーに注目します。先発やクローザーは誰なのかを把握しながら、その年の新戦力、そしてバッターなら主力となる選手の調子を見るそうです。

市川:個々の選手のどこを見て調子を見極めるんですか?
岡島:明るくやってる人だったら、調子は上がってくると思うんです。やっぱり暗い人というか、悩み事がある人はモチベーションが下がってます。本人もわかってると思うんです。キャンプ、オープン戦をしっかりやってた人は、シーズンに入っても、1年間うまく働ける身体作りもしながらやってるんだなっていうのは見えます。

やはりスポーツにはメンタル面も重要なようで、メジャーで活躍した経験からしても「ハートの強い選手でなければやっていけない」と話しました。


■独特なピッチングフォームの秘密

岡島さんが野球を始めたきっかけは、お兄さんの影響。その頃はあまりやる気のない少年でしたが、たまたまコーチに「ボール投げてみなよ」と言われて投げてみたところ、歳上だった先輩が取れなかったそう。そこから本格的に取り組むようになったと明かします。

そんな岡島さんのピッチングフォームといえば、下に頭を振って投げる独特な投法。これは昔からで、帽子が落ちてしまうほど頭を振っていたため、審判に「ちゃんと帽子をかぶりなさい」と注意されていたと振り返ります。

市川:そのフォームにたどり着いたきっかけってあるんですか?
岡島:もう全力で投げたら、あの投げ方ですね。
市川:なるほど。「うりゃー!」みたいな感じの?
岡島:「おりゃー!」ってね。そういう背負い投げっぽい投げ方だったら、身体に負担がかからないんですよ。全身を使って投げるので、そんなに大きな怪我はないんですよね。手術もないですし。あれだけ振ってたら怪我でもあるのかなって思うでしょ? ぜんぜんないので。あれが自分には合ってるフォームだったのかって感じです。


■日本のプロ野球とメジャーリーグの違い

日本のプロ野球で活躍後、メジャーリーグに渡った岡島さん。しかし、それまではメジャーリーグを意識したことはなかったと明かします。

岡島:FAで一番はじめに声をかけてくれたのが、ボストン・レッドソックスだったんです。だから行こうと思ったんです。それだけです、本当に。だから始めから「メジャーに行きたい!」っていうのはなかったです。

メジャーリーグを意識したことがないということもあり、ボストンがどこにあるのかも知らなかった岡島さん。実際に行ってみて、どうだったのでしょうか?

岡島:最高でしたね。街も最高ですし、チームも本当にいろいろサポートしてくれましたし、野球人生の中でボストン・レッドソックスは一番いいチームだなって思います。読売ジャイアンツもすごかったんですけど、でもアメリカのメジャーの球団はぜんぜん違いますね。
市川:何がいちばん違いますか?
岡島:すべてがメジャーです。
市川:(笑)。どういうことですか?
岡島:もうすべてがメジャー! 移動もチャーター機ですし、食事もそうですし、ホテルも本当にいいところに泊まれますし。ボストンの街にいたらヒーローなんです。


■プロ野球が盛り上がるためにすべきこと

日本のプロ野球とメジャーリーグを経験した岡島さん。今後、日本のプロ野球界がさらに盛り上がるにはどういう変化が必要なのか。その想いを話してくれました。

野球人口が減ってきているという現在、子どもたちに野球の楽しさを知ってもらい、しっかり集中できる環境作りをしていかなければいけない、と岡島さんは言います。

岡島:アメリカも野球人口は減ってるんですけども、アメリカは野球をやる土地があるんです。子どもたちがやりやすい環境をアメリカでは作ってもらえてると思います。野球は場所がないとできないので、そういう場所を確保しながら、子どもたちに楽しい野球をしてもらうのがいちばんだと思うんです。底辺がしっかりすれば、プロを目指す人も多くなると思うんで、メジャーに挑戦する人も増えると思うんです。

その他番組では、岡島さんの趣味など、プライベートについてもお話を訊きました。ぜひradikoでチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『TRUME TIME AND TIDE』
放送日時:毎週土曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide/

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