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快眠をサポートする注目サプリの効果とは? 食品業界で活気づいている「睡眠ビジネス」

画像素材:PIXTA

快眠をサポートする注目サプリの効果とは? 食品業界で活気づいている「睡眠ビジネス」

4月から働き方改革関連法案がスタートし、労働時間など働き方について議論されているなか、食品業界では「睡眠ビジネス」が活気づいています。効率的なパフォーマンスを発揮するために注目されている睡眠関連の食品について『日経ヘルス』編集長の白澤淳子さんに訊きました。

【3月28日(木)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、寺岡歩美)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190328093351


■日本人は睡眠時間が短い?

日本人の睡眠時間について興味深いデータがあるようです。

白澤:日本人は世界の中でも睡眠時間が短いという調査があります。2016年のデータでは、OECD加盟国26カ国と中国、インド、南アフリカの生活時間を調べた調査で、日本人の平均睡眠時間は、女性が7時間36分で最も短く、男性は7時間52分で世界2位の短さといわれています。

食品業界では「眠り」に注目している企業が増えています。これは食品の表示とも関係しているというので、解説してもらいました。

白澤:特定保健用食品、「特保」と呼ばれていますが、これはお腹の調子を整えるとか脂肪の吸収を抑えるなど、ある特定の効果を表示できる食品です。消費者庁の個別審査を経て表示できるのですが、特保では睡眠についての表示が認められている商品はなかったんです。しかし「機能性表示食品制度」が2015年にはじまり、睡眠に関する表示が可能になった商品が続々と出ています。


■食品以外の「睡眠ビジネス」も

睡眠関連の代表的な商品は、どんなものがあるのでしょうか。

・味の素「グリナ」
白澤:これはアミノ酸のグリシンを含むサプリメントです。編集部周辺でも、長時間残業をして睡眠時間が取れないときに、これを飲んで寝ています。本来の使い方ではかもしれませんが、そういう使い方をしている人もいます。
サッシャ:寝る前に飲むとぐっすり寝れますよ、というサプリなんですか?
白澤:スッキリとした目覚めが得られるといわれています。

他にも、アスパラガス由来の成分を含んだ大塚製薬の「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」や、睡眠の質を向上するハウスウェルネスフーズの「ネルノダ」、L-テアニンが夜間の良質な睡眠をサポートする「ヤクルトのねむりナビ」など、続々と商品が登場しています。成分についてはテアニンやギャバを含んだものが多く、初乳に多いと言われている成分が入ったものもあるそうです。

食品以外にも、テクノロジーで眠りをサポートする「スリープテック」という分野があり、眠りを妨げる音をマスキングするイヤホンや、睡眠状態に応じて角度が変わるベッド、朝30分程掛けて目にライトを当てて体内時計をリセットするメガネなど、さまざまなグッズが登場しています。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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