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サラリーマンも税金対策できるの? 確定申告の最前線を徹底解明

画像素材:PIXTA

サラリーマンも税金対策できるの? 確定申告の最前線を徹底解明

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』。この週はサッシャに代わり、山中タイキと寺岡歩美でお届けしています。2月20日(水)オンエアの「BEHIND THE SCENE」では、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんと電話をつなぎ、「確定申告の最前線」についてお話を訊きました。

2月18日から、2018年分の確定申告がスタートしています。今回は副業解禁、ふるさと納税人気などで、会社員でも確定申告の対象となる人が増加。また、スマホでも確定申告が可能になるなど、注目すべきポイントが多くあります。


■確定申告の対象は?

確定申告の対象となるのは、主に自営業者、また年収2000万円を超える高額所得者などです。サラリーマンだと、どのようなケースが確定申告の対象になるのでしょうか。

花輪:副業が注目されていますが、副業の所得が20万円を超える方です。例えば不動産所得がある方ですとか、仮想通過などもそうですし、ネットで何かモノを売っていたりする方です。フリマなども生活用品を売る範囲であれば大丈夫ですが、仕入れをして販売し、所得が超えてくる場合は必要になることもあります。
山中:知らない人も多そうですよね。
寺岡:ふるさと納税が最近流行っていますが、そこも対象になってくるんですか?
花輪:そちらは、税金を取り戻す還付になります。「ワンストップ特例制度」で申告不要にしていない場合、税金を取り戻したければ確定申告が必要になります。


■会社員の節税

会社員の場合、税金の処理などは基本的に会社がおこないます。花輪さんによると、会社員でも節税をする方法があるそうです。

花輪:「特定支出控除」というのがあります。例えば、スーツや本代、資格代なども、会社に認められて一定以上の金額であれば、会社員の経費として申告することができます。「会社に認められる」というのがポイントです。

この場合、会社に経費精算をせず、会社の承認を得たうえで、個人で申告する必要があります。申告するためには一定以上の金額でなければならず、その金額は年収によって変わります。

山中:その他、控除できるものは何かありますか?
花輪:代表的なもので言うと「医療費控除」や「雑損控除」です。「雑損控除」は災害や盗難などに遭った場合に使える控除です。こちらも一定以上の金額がある場合です。


■誰でもできるe-Tax

今年の確定申告の大きなトピックは、電子申告ができるe-Taxがスマホでもできるようになったこと。これによってどのようなメリットがあるのでしょうか。

花輪:いつでも寝転がっていても24時間できるというのは非常に大きいです(笑)。e-Taxだと書類の提出が不要ですし、PDFのデータもスマホに保管できます。ID・パスワード方式を選んだ場合、マイナンバーカードとICカードリーダライタが不要なんです。今までe-Taxが浸透しなかった理由として、このICカードリーダライタを買わなければいけなかったんです。
山中:僕もこれで挫折しました……。

色々手軽になった一方で、「初めての人は、自分ひとりでやることになるので、不安なまま送ることになるかもしれません。初めての方は、係の人に訊きながら申告をするのもいいかと思います」ともアドバイスしました。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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