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本の売り上げが減少するなか…絵本は右肩上がり!「ヒットするサイクル」とは?

本の売り上げが減少するなか…絵本は右肩上がり!「ヒットするサイクル」とは?

出版業界の売上が減少傾向にありますが、絵本・児童書は好調です。その理由を、株式会社 絵本ナビ代表の金柿秀幸さんにお話を訊きました。

このトピックを取り上げたのは、J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。2月18日(月)のオンエアです。この週はお休みのサッシャに替わり、山中タイキがナビゲーターを担当、寺岡歩美と共にお届けしました。


■唯一、右肩上がりの絵本市場

ここ5年で、紙の本全体の売上が1割も落ちてしまいました。そんななか、絵本・児童書は1割伸びています。このひとり勝ち状態には、いくつかの理由があります。

金柿:絵本は子どものものというイメージがあるかもしれませんが、お母さんや、子どものいない大人の読者も共感し、市場を支えています。SNSの影響が強く、『絵本ナビ』のような絵本紹介サイトで試し読みしてSNSで紹介すると、今度はテレビがそれを拾って「ネットで話題」と紹介し、さらにまたSNSで盛り上がって……というヒットの土壌ができています。

金柿さんが「絵本は親が子どもを膝の上に乗せて、触感や、伝わる音や匂いなど、五感全体で味わうもの。それが幸せな時間」と言う通り、実際に子どもに読み聞かせるという点で、紙・モノである価値があります。「出会いはデジタルで」というパターンも多く、絵本ナビでもデジタルでの試し読みが出会いを生み、買うのは実際の本でという流れができているそうです。

山中は、目黒にある絵本専門店「yack_yack_books」のオーナーでもあります。絵本のよさととして、「短くて、全てを語り切っていないところ」と話しました。余計な言葉が削ぎ落とされることで本質が伝わる、それが絵本の魅力のひとつです。



■ユニークなオススメ絵本

金柿さんが注目している作家や、ユニークな絵本をご紹介します。

金柿:現在は日本の若手作家が元気で、ヨシタケシンスケさん、tupera tupera(ツペラ ツペラ)さん、谷口智則さんが非常にいい作品を発表しています。オススメは、鈴木のりたけさんという作家。代表作は『しごとば』です。寿司職人とか木の玩具職人とか、プロの職場を緻密に描いています。



リアリティのある絵柄ですが、「最近は突拍子もない絵本も出している」のだとか。最新刊の『らくがきボール』は、ラグビーボールの形をした絵本です。最初は白いラグビーボールで「ラグビーボールに色を塗ろう」と、黄色を塗ってめくるとレモンになって、次は黒く塗ると楕円形の黒い鉄板の上にじゅうじゅう焼けるステーキが乗って、その後も怪獣の卵や宇宙船など延々と続いていくという仕組み。今年日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」を前に、子どもたちにもラグビーに興味を持ってもらう意味もあるのだそうです。



奥深い絵本の世界。大人になってから縁がなかったという人も、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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