電気グルーヴ、意図せず「応援ソング」と受け取られてしまった曲は?【特集】

2019年01月30日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。1月29日(火)のオンエアでは、DAOKOとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は今年結成30周年を迎えた電気グルーヴを特集。

1989年に結成された電気グルーヴ。メンバーは石野卓球さん、そして2019年の1年間限定で、電気グルーヴでの活動のみ「ウルトラの瀧」に改名しているピエール瀧さん。石野さんは日本のテクノシーンを牽引する存在であり、世界的に有名なDJ・トラックメーカー。瀧さんはタレントや俳優としても大活躍です。DAOKOも電気グルーヴの大ファンで、「テクノ、ダンスミュージックを好きになったきっかけになったバンドのひとつです」と語りました。

特集1日目は、結成からデビュー、そして日本のテクノシーンを変えたアルバム『VITAMIN』までを紹介。2日目はその続きから彼らの軌跡を追いました。

【1回目】電気グルーヴ「日本の音楽シーンに居場所がない、作らないと」歴史を振り返る!


■「日本語の歌詞」と戦ってきた

『VITAMIN』をリリース後、企画アルバム『DRILL KING ANTHOLOGY』を経て、アルバム『DRAGON』をリリース。『VITAMIN』に続いて歌詞のない楽曲が多い中、のちに電気グルーヴのアンセムと呼ばれる『虹』が収録されています。

『虹』について石野さんは「電気グルーヴにとって、もっとも影響が大きかった」と語り、この曲がなければ、のちの海外での活動は始まらなかったと言います。海外では、「電気グルーヴといえば『虹』」と言われるほど知られているのだとか。

アルバム『DRAGON』がリリースされた頃、「ノっていれば歌詞はいちばんどうでもよかった」とコメントしている通り、語感だけで決めた歌詞も多かったそうです。収録曲の『カメライフ』は、意味を込めずに決めた「がんばれ」のフレーズのおかげで、本人たちの意図せず、応援ソングとして受け取られることになりました。

藤田:歌詞の中では、「がんばるがんばるなんてやめちゃえ」って歌ってますから、逆のことを中身で言ってたりします(笑)。
DAOKO:(笑)。でも、この意味がなく書かれた歌詞にめちゃめちゃ救われたりするからおもしろいですよね!

そんな誤解を、本人たちが「いちいち説明するのがめんどくさい」という理由で否定せずに受け入れてきたというのも、彼らの人柄がうかがえるエピソード。しかし、最近のインタビューでは「今、日本語の歌詞といちばん戦っているのはウチら」と言い切るほど、歌詞の思い入れには、時代とともに変化があるのかもしれません。


■トラブルが続くなか…あの曲が誕生!

アルバム『DRAGON』をリリースした1994年の年末には、電気グルーヴ史上最大規模のライブを横浜アリーナで開催し、絶好調の様相を見せました。しかし、1996年にリリースされた次のアルバム『ORANGE』のリリースツアーでは動員が減少。さらにマネージャーが失踪。そのうえ所属事務所がなくなって移籍を余儀なくされるなど、ドラブルが続き、ストレスが溜まっていきます。

そんなムードの中、次のアルバム制作に入ることになるのですが、思うような結果が出なかったアルバム『ORANGE』や、その後のツアーだけでなく、この頃は飛び抜けたヒットがなかったことから、メンバー間にはモヤモヤした雰囲気があったそうです。

そんなこともあり「電気グルーヴをナメてる世間に一発かまそう!」という気持ちでアルバム制作に突入。完成させたアルバムが『A(エース)』でした。そこから先行シングルとしてリリースされ、大ヒットしたのが『Shangri-La』。アルバム『A』も50万枚を超えるセールスを記録しました。

DAOKO:『Shangri-La』は「とにかくヒット曲を」と作られたそうですが、それが実際にヒットしているのがすごい!
藤田:「自分たちの好きなことを好きな表現で」みたいなイメージもあるんですけど、一方で、広く聴かれることをきっちりわかってる感じが、これで証明できるというのがすごいですね。

テレビCMに使われたことでヒットした『Shangri-La』は、リリースからヒットまで少し時差がありました。ヒットしていた当時はちょうどツアー中で、番組などの収録のために、東京とツアー先を行き来する過密スケジュールをこなしていたそうです。

その後、石野さんと砂原さんはソロで海外での活動が広がり、瀧さんは映画に出演するなどそれぞれの活動が続きます。そんな中、電気グルーヴとして海外ライブを重ね、衝撃的なパフォーマンスでヨーロッパにその存在を知らしめます。

しかし、そのタイミングで砂原さんが、バンドの方向性への食い違いから脱退。それ以降はサポートメンバーを迎え、石野さんと瀧さんのふたりで活動していくことになります。……というところで2日目は終了。続きは3日目、31日(水)のオンエアをお楽しみに! 時間は22時10分頃からです。

また、次週2月4日(月)からの「FEATURE TOPICS」は、「Lemon」が史上初の200万DLを突破し歴代最高週間DLを記録するなど、今ノリに乗っているアーティスト「米津玄師」を4日間かけて特集します。お楽しみに!

この記事の放送回をradikoで聴く
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
Recommended by

News Ranking

Archive