電気グルーヴ「日本の音楽シーンに居場所がない、作らないと」歴史を振り返る!【特集】

2019年01月29日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。1月28日(月)のオンエアでは、emmaとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は今年結成30周年を迎えた電気グルーヴを特集します。


■唯一無二の音楽で魅了する電気グルーヴ

1989年に結成された電気グルーヴ。唯一無二の音楽、そしてこれまで体験したことのないステージパフォーマンスで、多くの人を虜にしてきました。メンバーの石野卓球さんは、日本のテクノシーンを牽引する存在であり、世界的に有名なDJ・トラックメーカー。そして、ピエール瀧さんは、2019年の1年間限定で、電気グルーヴの活動においての芸名を「ウルトラの瀧」に改名すると発表し話題になりましたが、今やタレントや俳優、声優など幅広く活躍中です。そんなふたりからなる電気グルーヴは、どんな歴史があるのでしょうか? 


■「すでにあるシーンには自分たちの居場所はない」

1989年、前身バンドである「人生」が解散しすぐに、石野さんと瀧さんが中心となって電気グルーヴが結成されました。当時のメンバーは4人。翌年には早くもメジャーデビューの話があり、「インディーズでアルバムを出しておきたい」とう石野さんの思いから、1枚アルバムをリリースします。このアルバムのリリースを機にメンバーチェンジがあり、石野さん、瀧さん、CMJKさんの3人になりました。

結成から2年で、まずはTM NETWORKとのカップリング・シングルでデビュー。その後、電気グルーヴとしてのデビュー・アルバム『FLASH PAPA』をリリース。当時の彼らはラップを多用していますが、音楽的な影響はアメリカよりもイギリスの方が強く受けていたそうで、『FLASH PAPA』は英マンチェスターでレコーディングが行われました。このときに現地のクラブシーンに衝撃を受け、「すでにあるシーンの中に自分たちの居場所を探そうとしていたけれど、すでにあるシーンには自分たちの居場所はない。これから作らないと」という気持ちに変化したそう。

しかし、その決意をしたタイミングでメンバーのCMJKさんが脱退。そんな経緯で2人になってしまった電気グルーヴは、現在、METAFIVEのメンバーとしても活動している砂原良徳さんに「誰か紹介して」と相談。砂原さんがそのまま加入することに。まりんという愛称で親しまれます。


■楽曲のよさだけでなく、トークのおもしろさも人気に

デビュー・アルバムのリリースから半年で2ndアルバム『UFO』をリリース。このアルバムは、ほとんどの楽曲が石野さんと瀧さんのふたりで制作されました。

そししてその翌年、1992年には3rdアルバム『KARATEKA』を発表。この年の11月には日本武道館にて単独公演を行います。コミカルでサブカル的な面がありつつも、抜群の楽曲クオリティを持ち、さらにトークの面白さも相まって、電気グルーヴの人気は右肩上がり。さらに続く次のアルバム『VITAMIN』は、デビューからの流れを組む作品になるかと思われたのですが、これまでとは違うアプローチの作品になりました。

アルバム『VITAMIN』は、休暇中に石野さんがロンドンのクラブで体験した、アシッドハウス・リバイバルやテクノのムーブメントの衝撃を反映させた作品。歌詞がない楽曲も多く収録されました。前作が日本人には聴きやすい作品だったために、レコード会社からは当時「半分近くがインストの曲なんてありえない」と言われてしまいます。しかし、『VITAMIN』は高く評価され、日本のテクノシーンが一歩前に進むきっかけとなりました。

純粋な音楽的目線、サブカル的目線、おもしろいかどうかなど、様々な人がそれぞれの目線で電気グルーヴを捉えつつも、そのすべての人を音楽で魅了した彼ら。まさに唯一無二の存在となっていきます。

メンバーも固まり、制作では自分たちのやりたいことを貫き通し、このまま順風満帆にいくかと思いきや、電気グルーヴはこの後、かつてない苦境に立たされることになります。……というところで1日目は終了。続きは2日目、30日(火)のオンエアをお楽しみに。時間は22時10分ごろからです。

また、次週2月4日(月)からの「FEATURE TOPICS」では、「Lemon」が史上初の200万DLを突破し歴代最高週間DLを記録するなど、今ノリに乗っているアーティスト・米津玄師さんを4日間かけて特集します。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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