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andorp・前田恭介、Maroon5から学びたいのは「時代に合ったサウンドを鳴らすミーハー感」

andorp・前田恭介、Maroon5から学びたいのは「時代に合ったサウンドを鳴らすミーハー感」

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。12月22日(土)のオンエアでは、andropのベーシスト・前田恭介さんをゲストにお迎えしました。


■自分の思い描くものが弾けるようになってきた

前田さんが番組に登場するのは、2013年以来の5年ぶり。この5年間で「やっと最近、自分の思い描くものが弾けるようになってきた」といいます。

前田:ぶっちゃけ、端的に言うと「うまくなったな」って気がします。
クリス:いいじゃん。
前田:「うまい人ってこういうことができるな」ということがやっとできるようになってきました。昔は「頑張ってうまくなろう」みたいなのがあって、でもなれない自分とのギャップがすごいあったんですけど、最近その差がだんだん少なくなってきたと感じるようになりました。

自分の思うように演奏できるようになったことで、「今、演奏するのが楽しい」とも。最近ではandrop以外のアーティストのサポートで参加することもあり、そこで得たエッセンスをandropにフィードバックしているそうです。

最近、Maroon5をよく聴いているという前田さん。彼らの魅力について、時代が変わるごとにその時代に合ったサウンドを鳴らす“カメレオンのよう”と評しました。

前田:ミュージシャンってどっちかだと思うんですよ。自分たちの思う方向に突き進んでいくタイプと、ミーハーじゃないですけど、トレンドを取り入れていくタイプと。僕らはどっちもやりたいなと思っている中で、ミーハーな感じはMaroon5から学ぶことがとても多いです。
クリス:自分たちの音が確立されているから、新しい要素を取り入れてもMaroon5になっちゃうんだよね。
前田:そうなんですよね。

また最近、バンドメンバー全員が曲を作るようになり、音楽の捉え方が変わったという前田さん。アイスランドのシンガーソングライター・アウスゲイルに影響を受けました。

前田:昔は「ベースは俺が一番になってやる」、「ベースがうまくなればいいや」という思考回路がけっこう強かったんですけど。最近は音楽全体を俯瞰で見たいというか。そうすると、アウスゲイルの音の作り方は、僕にないエッセンスがとても多くて、すごく聴きました。

北欧のアーティストのハーモニー感覚は日本人とぜんぜん違うそうで、「本当にみんな聴いたほうがいいんじゃないかっていうくらい(笑)。」とオススメしました。


■いよいよ10周年、「幸せ」なことは?

andropはこの12月でデビューから9年。いよいよ10周年というアニバーサリーイヤーがスタートするということで、ニューアルバム『daily』が12月19日にリリースされました。

クリス:なんで『daily』なんですか?
前田:今回、アルバムを作ったときにちょうどツアーを回っていまして。その最中に録音して、いろんなことを考えたんで、自分たちのライブ、音楽をしている日常がそのまま今回のアルバムには入っています。今の自分たちがダイレクトに入っている一枚なので、「andropってどういうバンドなんだろう?」っていう今のモードがすごいわかるアルバムです。

前田さんは今までの活動を、「変わった部分と変わっていない部分はありますけど、いまだに音楽を楽しく4人でやれていることはすごく幸せ」と振り返ります。

クリス:来年はどんなプランがありますか?
前田:昔のことをあまり振り返るバンドではなかったんですけど、例えば「アルバム再現ライブ」とか、そういう10周年じゃないとできないようなことを試みようかなと思っています。
クリス:じゃあ、アルバムコンサートっていうこと?
前田:そうですね。1曲目からケツまでっていうのをやってみたりとか。あと色んなおもしろいことを企んでいるので、楽しみにしていてくれればなと思います!

最後に、個人の挑戦として「ソロアルバムとか出してみたいですね」と野望を語った前田さん。andorpとしての活動はもちろん、ベーシスト・前田恭介としての活躍にもぜひ注目してください!

【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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