音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
【今年の一曲】人気の音楽誌『MUSICA』編集長・有泉智子が最も聴いたのは…

【今年の一曲】人気の音楽誌『MUSICA』編集長・有泉智子が最も聴いたのは…

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。12月13日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお届けしました。

「MY SONAR MUSIC」では、この週は、音楽メディアで活躍している方々に「今年1番聴いた曲」を訊いています。この日は音楽誌『MUSICA』の編集長・有泉智子さんにお訊きしました。

有泉:KID FRESINOの『Coincidence』です。この曲は、11月に発売されたアルバム『ài qíng』に収録されています。そのアルバムが本当に素晴らしい作品で、改めてこの曲がすごいと思いました。KID FRESINOは、昔、Fla$hBackSというヒップホップのグループをやっていたラッパーであり、トラックメイカーです。

【オンエアはこちら】KID FRESINO『Coincidence』を聴く

『ài qíng』は、バンドで録っている楽曲と、KID FRESINOを含むトラックメイカーが作っている楽曲の両方で構成。『Coincidence』はバンドの形態で作られています。

有泉:2018年は、ようやく日本のヒップホップシーンが、若い世代によってユースカルチャーになっていったという実感がもてた年です。一方で、バンドやシンガーソングライターが、ブラックミュージックやヒップホップ、ジャズ、ファンク、ベースミュージック、ビートミュージックなどに接近していっていますよね。そのなかで、新しい音楽観を描いていくアーティストがすごく増えました。

KID FRESINOというラッパー/トラックメイカーが、生バンドと楽曲を制作しているのも、2018年らしい動きと言えるでしょう。

有泉:ペトロールズのメンバーや、石若 駿さんという才能のあるドラマー、小林うてなさんといった、名うてのミュージシャンたちと作り上げています。バンドサウンド自体も非常にラジカルというか、刺激的なもの。それが、KID FRESINOのスキルフルで、表現力の高いラップと融合しています。なかなか画期的で、ここまでのクオリティの楽曲に出会うことはそんなに多くないので、選びました。

シーンの移り変わりも含めて有泉さんが評価した一曲、ぜひ聴いてみてください。


■ビッケブランカが冬ソングを披露!

また、この日はビッケブランカさんがゲストで登場。スタジオライブで、自身の楽曲『まっしろ』や、稲垣潤一『クリスマスキャロルの頃には』のカバーを披露しました。リンク先のradikoで聴くことができます。ぜひチェックを。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン

関連リンク