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大黒摩季がヌーブラで撮影したワケとは?「男の人にモテようと思ったら、この体にならない」

大黒摩季がヌーブラで撮影したワケとは?「男の人にモテようと思ったら、この体にならない」

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。11月26日(月)のオンエアでは大黒摩季さんを迎えて、パワフルな声の秘密に迫りました。


■パワフルな歌声、今が成長期!

大黒さんはパイソン(ヘビ)柄のシャツで登場! 96年にリリースした『アンバランス』の撮影のときに着ていた服だそうです。

西沢:歌声も存在も変わってないっていうことですよ!
大黒:そう言っていただけると嬉しいですね。
西沢:鋼鉄の声も変わらないですね。
大黒:しかも最近すごく絶好調で、絶賛成長期なんですよ。声も上下に2度ずつ伸びちゃったの。
西沢:そんなことってあるんですか!?
大黒:来年で50歳だけどね。


■とっさのヌーブラ撮影

大黒さんは、8年ぶりとなるオリジナルアルバム『MUSIC MUSLE』を12月5日(水)に発売します。



西沢:ジャケット写真は背中のヌードですけど、まさか本物ですか?
大黒:本物ですよ。
西沢:前は何もついてないやつですか?
大黒:ヌーブラ。
西沢:マジですか!
大黒:身内みたいなスタッフだったから。それに、もともとこれを撮る予定ではなかったんです。別の撮影をやってて、暑いからチューブトップにジーパンでウロウロしてたの。85本やったツアーの中盤か後半ぐらいだったから、たまたまこういう(ムキムキの)体だったの。そしたらカメラマンが「ムキ子、撮らせて」って突然言ってきて。その後「レコードジャケットはどうしよう」という話になったときに、デザイナーが同じ人だったから、この写真を「摩季さん、これ以上に破壊力のある写真ないですよ」って言われて。
西沢:まさに「ミュージックマッスル」ですよ! 二の腕だってプヨプヨしてないし、くびれもクッキリだし、背中にも適度に肉がついてるし。これはきれいな背中なんですけども、これをジャケットに持ってくるセンスって今じゃない感じがして、いいんです! 自分のパワーを誇示するのに、脱いじゃうところが、今じゃない感じでいいの。
大黒:男の人にモテようと思ったら、この体にならないよね。歌ってたら、こうなっちゃったの。
西沢:歌うのに、そんなに体を使うものなんですか?
大黒:全部使います。ブラック・ミュージックとか、オペラとかを掘っていけばいくほど、マイクがなくても鳴らないとダメっていう感じになっていきます。シックスパックの硬くて密度の厚い筋肉って、ミュートしてカラオケボックスみたいになっちゃうんです。霜降ってるほうが揺れるんです。
西沢:箱鳴りするんだ。
大黒:共鳴っていうのは、骨と身が鳴ってるので、身は柔らかいほうがいいんです。私は意外と柔らかいけど、瞬発筋なんです。普段から、しなる筋肉がいいんです。


■ヒットして「のどを閉める」クセがついて…

西沢:ライブの大事なところで、声が裏返るリスクはないんですか?
大黒:よくあるよ。でもコツがあるの。やっぱりマッスルなの。空気の量をキープするとひっくり返らないの。あとはアゴ。誰が言い出したかは分からないんだけど、高い声でアゴを上げて、低い声で下げるでしょ? あれは声帯からすると、下げると声帯を潰される、上げると空気の弁が閉まるから、理屈に合わないことをみんな格好よくやってる気になってるの。上手な人はそれでも中を開けてられるから、上手な人がやってるのをそのまま真似すると歌えないの。頭蓋骨に空気を当てるぐらいに空気を送ると、声が伸びてきます。
西沢:へぇ。そういうのは体験で覚えてきたんですか?
大黒:やっぱり、スポーツ選手と同じように、歳とともにフォームを変えていかないとケガをするじゃないですか。私はケガをしてから学ぶタイプですけど、その途中から気づいたんですよね。自分で正しいと思ってたことが、本当に正しければ今は気持ちいいはずで、ケガはするわ、失敗はするわっていうのは間違ってるんだって。
西沢:でも、そもそも歌い方がかなりハードだから、のどに対しての負担は普通の人よりも大きいですよね?
大黒:ところが昔は、今みたいに理にかなってたんだよね。
西沢:へぇ!
大黒:だけど、田舎者が東京に出てきて、ヒットしたら嬉しいじゃない。それで人に見られたら嬉しいじゃない。もっと大きく見せようとするんだよね。すると、力む。それでのどを閉めるから悪くなっていったっていうことが分かったの。もう怖いものがないので開きっぱなしだけど。やっぱり、気持ちとか、そういうものも出てくるわけだから。
西沢:調子が悪くて、いくらウォームアップしてもなかなか声が出ないときってあるんですか?
大黒:あります。
西沢:それは経験の中で技を磨いていくしかないわけだ。
大黒:今は病気をして、取っちゃうものを取っちゃったから、体のいろいろな編成が変わったんです。だから、復帰した頃はゴルフみたいに「ファー」みたいな声になって、吹き抜ける感じになったりしてたんです。
西沢:歌って、そんなに体とリンクしてるんですね。
大黒:そうなんです。ライブの前日に好きな男に嫌なことを言わただけで、のどが閉まりますよ。
西沢:そんなにナイーブなんですか!
大黒:ナイーブですよ。ヴォーカリストの彼氏の皆さん、ライブの前日は絶対に嫌なことを言わないくださいね。
西沢:(笑)。


■「2枚で勘弁して、って…」

ところで、アルバム『MUSIC MUSLE』は、27曲を収録した2枚組のCDとなっています。

大黒:勤勉ではないアーティストだって、2年に1枚は出すじゃない? 8年休んだから、4枚組で出してもいいじゃない? でもみんなに「大黒摩季を4枚聴いたら吐くからやめて」って言われたの。
西沢:(笑)。
大黒:「2枚で勘弁して」って言われて。
西沢:(CDの)中身の幅は広いですよ。
大黒:1枚目のほうは「FIGHTING MUSCLE」といって、大黒摩季の鉄板のプレイリスト。そして、「歳もとったし、自分を癒すためにいっぱい費やしているけど、なぜ心の底から癒されないの? そこは自分の中で、ダメ出しする人が育ったから。その人を黙らせよう、休ませよう」というのが2枚目の「RESTING MUSCLE」なの。だから2枚目はラクでしょ?
西沢:1枚目も、もちろん“大黒摩季”ですけど、こういう面を年齢的にも出してくるのかなって思いました。
大黒:そういうアーティストが、もっと出てこないとダメじゃないですか? だって、海外とかはだんだんシブくなっていくのを、どんどんグラミー賞とかも評価していってるのに、私なんか「大黒摩季の劣化が止まらない」とか書かれてるから、「おまえの劣化は止まったのか」と! でも、それも同士なの。音楽をその都度残していけるのが、シンガーソングライティングの醍醐味だから。
西沢:「この年代でこれがリアル」っていうところも一つあるわけですよね。
大黒:「あなたに私の苦しみがわかりますか?」っていう曲も入ってますからね。
西沢:ちょっと恐ろしいですが(笑)。

トークもパワフルな大黒さんでした。大黒さんは12月2日(日)からディナーショー「MAKI OHGURO Winter’s Dinner Live 2018」も行います。ディナーショーではディズニーの曲にも挑戦するそうです。今後の活動も楽しみですね!

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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

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