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ホイチョイ・馬場康夫「ブームだったからそれに乗っかったら映画が当たって」

ホイチョイ・馬場康夫「ブームだったからそれに乗っかったら映画が当たって」

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。9月4日(火)のオンエアでは、ホイチョイ・プロダクションズ代表の馬場康夫さんが登場。著書『ホイチョイの リア充王 遊びの千夜一夜物語』などについてお訊きしました。


■安いのに人気は下降?

馬場:バブルの頃ってみんなテニスとかスキーとか、サーフィンとかゴルフとかやってたじゃないですか。それをみんなパッタリやらなくなっていて。
西沢:まず1ページ目でびっくりしちゃうのが、アウトドアスポーツ参加人口の推移ということで、1994年と2016年の比較が、スキー82%減、サーフィン78%減、ゴルフ61%減、テニス58%減、オートキャンプ43%減、釣り65%減とどれも増えてないんですね。
馬場:何も増えていないんです、当時と比べて。今って実際にスキー、サーフィン、テニス、ゴルフ、みんな道具がすごくよくなってるし、ゴルフでもスキーでも料金も安いし。安くなって、しかもガラガラ。スキー場はリフト待ちないし、宿も空いているし。
西沢:時代が変わったんですかね。
馬場:そうですね、こればっかりはいくら安くなって空いて楽になったよといっても、それほど増える訳はないんだけど、せめて昔やってた人はもう一度やってもいいんじゃないの? というのがこの本です。


■若者の移動回数は70代より少ない

馬場:今の20代の1カ月の移動回数って、70代より少ない。会社員や学生は会社や学校に行くじゃないですか。それを入れても70代より少ないんですよ。だから学校や会社に行ってすぐ帰ってくるだけ。
西沢:今の人は休みの日はどんなことをする傾向なんですか?
馬場:外に出ない、ずっと家にいてもやることがいっぱいありますからね。物は通販で買えるし、動画も観られるし、しかもタダで観られるものもあるし、ゲームも発達しているし。なんで外に出なきゃいけないの? みたいな。
西沢:無料の動画で気に入ったものを探して、1時間半くらいあっという間に経ってますよね。
馬場:外にでなくても楽しくなったというのは間違いないですよ。
西沢:そりゃみんなが遊ぶという文化は廃れますよね。だからオンラインゲームとかチャットとかで繋がりたくなるんでしょうね。


■「流行は映画の2年前からきていた」

西沢:僕ね、(80年代、90年代頃)映画『私をスキーに連れてって』に乗っかって、スキーしに行くやつ大嫌いだったんですよ。それを作った人が今目の前にいますからね(笑)。
馬場:やめてください(笑)。
西沢:あれは目のつけどころはどこだったんですか? スキーブームもちょっとはあったんでしょうけど、その後、スキーブームに火をつけたということで。
馬場:それは誤解なんですよ。あの映画は1987年なんですけど、85年からスキーってきてたんですよ。スキーはインフラが必要だからちょっと時間がかかっちゃったんだけど、85年に東北新幹線とか上越新幹線ができて、関越自動車道も全部できて、あとスタッドレスやスキー宅急便とかができて、すごく手軽にできるようになって。おまけにプリンスホテルがあちこちにホテルを建てたもんだから、85、86年から爆発していたんです、スキー人口は。だから映画にできるねと。
西沢:なるほど。
馬場:当時から邦画ってだいぶ下火だったんで、映画がなにか流行をつくるなんてありえなかったですよ、イメージ的に。逆にスキーがブームだからそれに乗っかって映画を当てようねといったら、おかげさまで映画がすごく当たって、そうしたらスキーが流行ったことになっちゃって。でも実際にはその2年前からスキーはきていて、僕らもしょっちゅう行っていたので。

昔話も飛び出したこの日のオンエア。馬場さんの著書『ホイチョイの リア充王 遊びの千夜一夜物語』も、気になった方はぜひ手にとってみてください!

【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

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