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ネバヤン安部、新曲をCDで出さない理由とは?

ネバヤン安部、新曲をCDで出さない理由とは?

J-WAVEで放送中の番組『THE KINGS PLACE』(水曜担当ナビゲーター:never young beach)。9月19日(水)のオンエアは、ボーカルの安部勇磨がソロでお送りしました。

10月3日にリリースされる、never young beachの1年3ヶ月ぶりのシングル『うつらない/歩いてみたら』。『歩いてみたら』は少し前から番組でオンエアしていますが、この日のオンエアでは『うつらない』が初オンエアされました。今作はCD販売もダウンロード販売もせず10インチアナログ盤とサブスクリプションのみでリリースします。

これについてリスナーから「新曲はどうしてCD盤を出さないのですか?」という質問が届きました。そこには新作を作るにあたり、ある安部のこだわりがありました。

安部:『うつらない』も『歩いてみたら』もそうなんですけど、「0、100」というテーマがありまして。「やるかやらないか」「ありかなしか」みたいな話で曲作り、音作り、アレンジを。『歩いてみたら』もドラムは3点だけなんですね。ライドとかシンバルとかそういうものは使わない、と。ギターの音もシンプルにそのまま。あとは空気とかそういったものが録れれば、もうそれでいい。0か100だと。

そんなテーマの中で作られた新曲のCD盤を出さないことについて、「僕が単純にCDを聴かないっていうのもあるんですよ」と安部。普段、音楽はレコードでのみ聴くようで、「CDで聴く意味がわからなくなっちゃったんですね」と話します。

安部:レコードのほうが音が好きだったりとか、その手間が好きだったりとか。これって僕の好きな街とかもそうで、何か不便、不便というかそれを人が感じるかどうかと思うんですけど、そういうひと手間、ふた手間あるほうが僕は好きで。

CDを作りながらがんばっている人たちにもリスペクトの気持ちはありつつも、レコードでしか聴けない音や空間があり、それは安部が好きな下町と同じような温かみのある雰囲気と似ている感じが好きなのだとか。

安部:僕の中でなんとなくのイメージなんですけど、CDというのは人の温もりみたいなものがどうしても、なかなか感じられなくて。その感じが今の東京の感じとすごく近しいイメージなんですよ。で、僕はレコードに好きな街の雰囲気とかなにかを感じてて。

サブスクリプションでのリリースについては、単純に世界中の人が聴けることと、スマホやネットを使って聴く人が増えたからだそう。

安部:好きな人はレコードを持って、そういうのを持たない人はデータでいいみたいな。そういう社会になっていくのかなってなんとなく思うんですよ、今。これからどんどん「持つか持たないか」。好きな人はとことん持つけど、好きじゃなかったり気軽さを手にする人は、どんどん持たないしなくなっていくものなんだろうなって思って。

このシングルを作っていたときは特にそれが敏感な時期で、「もう絶対にCDは作らない!」とまで思っていたと明かします。

安部:試しにまずやってみたいと。それで僕らの好きなレコードの音とか、そういうレコードの音だけじゃなくて、それを家で回してみるとか。そういうことでなにか生活が変わったりするかもしれない。なにかステキなきっかけになるかもしれない。僕らはそういうものにいろんなことを教わったと思っている。

今作で初めてレコードを買ってみた、レコードプレイヤーを買ってみた、そういうことのきっかけになってくれればとても嬉しい、と安部は自身の思いを話しました。

『うつらない/歩いてみたら』をゲットしたら、ぜひ番組宛に感想をお送りください!

この他オンエアでは、最近ハマっているカレー作りについて、リスナーに「美味しいカレーの作りかた」のアドバイスを大募集しました。

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【番組情報】
番組名:『THE KINGS PLACE』
放送日時:月・火・水・木曜 25時-26時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/

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