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浴衣って家で洗濯していいの? アイロンは? お手入れ法をプロが解説!

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。8月30日(木)のオンエアでは「浴衣のお手入れ」について、着物スタイリスト・秋月洋子さんに話を伺いました。


■汗を飛ばすことが重要

浴衣が日常着だったころは、くたくたになるまで何度も洗濯し、夏を越すものではありませんでした。しかし現在は、浴衣がイベント時だけ……という人も多いでしょう。来年も着るために、お手入れしましょう。

秋月:「お手入れ」の前に重要なのは、肌着を着ること。汗からのダメージを防いでくれます。その上で、浴衣の着用後は汗をとばすようにしましょう。霧吹きや濡れたタオルで挟むような感じで湿らせて、一晩陰干しをしておきます。シワもとれて、次も気持ちよく着られます。
別所:帯はどうすればいいですか?
秋月:帯はあまり洗濯するものではありません。同じように軽く霧吹きをして、少し湿らせて、こちらも一晩干しておきましょう。
別所:浴衣や帯は、アイロンをかけてもいいのでしょうか。
秋月:浴衣は、考え方としては綿のシャツと同じなので、アイロンをかけても問題ありませんが、生地を伸ばすようなかけ方をしないよう気をつけてください。浴衣の縫い目は縦になるので、それが伸びてしまうと形が崩れてしまいます。あまりギュウギュウと押して伸ばすようなかけ方ではなく、重さで軽く滑らせるような感じで。帯は基本的にアイロンをかけるものではありませんが、シワが気になるようであれば、かけても大丈夫。ただ、大体の場合は帯を結ぶと同じところがシワにになるので、軽くて伸ばして畳んでしまうといいと思います。
別所:下駄はどうすればいいでしょうか。
秋月:帰ってきたら固く絞ったタオルで鼻緒の裏側まで拭いて、面を拭いて、陰干しをすると綺麗な状態で長持ちします。


■クリーニングの注意点

洋服よりも大きな浴衣。キレイにしたいけど、洗濯をしたり、アイロンをかけたりする自信がない……という場合、クリーニングに出してもいいのでしょうか?

秋月:不慣れな方は、クリーニングに出してしまうのもいいと思います。ただし、凹凸のあるようなものを簡単にクリーニングに出してしまうと、場所によってはそれが全部伸ばされて返ってくることがあるんです。素材感が強いものは、着物の扱いに慣れたクリーニング屋を選んだり、出すときに「凹凸を伸ばさないで」とお伝えしましょう。
別所:着物のお手入れのプロといえば、悉皆屋(しっかいや)が浮かびます。
秋月:今は少なくなってきていますが、悉皆屋は“何でも全て“という意味で、着物に関しすることは全て受け付けてくれます。浴衣のケアだけではなく、洗い張りや、染め替え、染み抜きなど。大切にしたいものは、プロにお任せするのもいいと思います。

さらに詳しく知りたい方は、秋月さんの著書『大人のゆかた スタイルブック 似合う1枚が見つかる。きれいに着こなす。』(講談社)を手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時?9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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