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サザンオールスターズ、名曲『いとしのエリー』で地位を確立 楽曲に欠かせない“要素”とは【特集】

サザンオールスターズ、名曲『いとしのエリー』で地位を確立 楽曲に欠かせない“要素”とは【特集】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。7月2日(月)のオンエアでは、emmaとのコンビでお送りしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、今年でデビュー40周年を迎えたサザンオールスターズの特集です。

emmaが生まれる15年も前から、音楽シーンの第一線で活躍し続けている国民的バンド。数ある名曲の中でも『涙のキッス』が大好きだというemma。「海岸のドライブが気持ちいいこの季節に、まさにぴったりのアーティスト」とコメントしました。


■サークル仲間で意気投合! サザンオールスターズの誕生

まずはバンドの結成から振り返りました。現在のメンバーは、ボーカル・ギターの桑田佳祐、ベースの関口和之、キーボードの原由子、ドラムの松田弘、パーカッションの野沢秀行の5人。もともとは青山学院大学の音楽サークルで、桑田さんと関口さんが知り合い、意気投合しバンドを結成。そこにサークルの後輩だった原さんが加わりました。アマチュアからプロを目指す過程で、何度かのメンバーチェンジを経て現在に至ります。

バンドは、1978年6月25日に『勝手にシンドバッド』でデビューしました。今や誰もが知るこのナンバーは、週間3位、年間23位の売上を記録。伝説の音楽番組『ザ・ベスト10』に初出演したとき、桑田さんの「目立ちたがり屋の芸人でーす!」という発言が、世間に初期のバンドの色を印象づけました


■評価を大きく変えた『いとしのエリー』

『勝手にシンドバッド』リリースの翌1979年、世間のサザンオールスターズの評価を大きく変えるバラードの名曲『いとしのエリー』が誕生。この曲でバンドの音楽性の幅広さをはっきりと証明しました。

サザンオールスターズの曲はよく「和洋折衷」と表現されることがあります。ザ・ビートルズ、エリック・クラプトン、ビーチ・ボーイズ、ボブ・マーリー、ボブ・ディランなど海外のサウンドやアーティストに影響を受けながらも、「ちょいと」「いなせな」などといった独特な日本語を多く使う歌詞は、どこか懐かしさや親しみやすさを感じさせます。そして、桑田さんの日本語を英語っぽく発音する独特な歌い方は、サザンオールスターズの曲を構成する上でも必要不可欠な要素です。


■ヒット連発も、突然の活動休止!

桑田さんは原さんと1982年に結婚を発表。その後も『チャコの海岸物語』や『ミス・ブランニュー・デイ』などヒット曲を連発し、リリースしたアルバムはすべてレコード大賞の優秀アルバム賞を受賞。そんな順風満帆な活動の最中、1986年に突然、活動休止を発表します。

そして活動休止に入った2年後、『勝手にシンドバッド』でのデビューからちょうど10年となる1988年6月25日に、『みんなのうた』でシーンに復帰しました。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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