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Instagram広告は、実際どのくらい効果があるのか? ビジネス活用例を紹介!【ADVERTISING WEEK ASIAレポート】

Instagram広告は、実際どのくらい効果があるのか? ビジネス活用例を紹介!【ADVERTISING WEEK ASIAレポート】

世界最大級のマーケティングとコミュニケーションの祭典「ADVERTISING WEEK ASIA」が、六本木の東京ミッドタウンにて5月14日(月)から5月17日(木)に開催。同イベントに、大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」の小池洋子が潜入!

ここではフェイスブックジャパン株式会社 営業本部長 執行役員の田野崎亮太さんによるセミナー「国内最新事例から学ぶ、ビジネスに効くInstagramの活用方法」をご紹介します。


■Instagramの利用者はどんな人か?

自身の体験を共有し、人とのつながりをより深めていける場であると同時に、これまで以上にビジネスの成長にも貢献しているInstagram。現在、日本では毎月2000万人以上もの人が利用、ユーザーは年々増加しています。女性の利用者が多いイメージがあるかもしれませんが、意外にも4割は男性です。

田野崎さんによると、利用者が求めるコンテンツには変化が見られるそうです。

田野崎:私がFacebook社に入社した2015年と2017年を比較すると、旅行やペット、スポーツなど、見られるコンテンツが多様化してきています。その投稿・クリエイティブも、以前はプロの写真家が撮ったようなものが多く見られましたが、現在は日常のある一場面を切り取ったようなものも増えてきました。利用層が拡大し、生活に密着したサービスとして浸透していることがわかります。

Instagram利用者の80%が、ビジネスアカウントをフォローしているそうです。60%はInstagramで初めて商品の存在を知り、そのうちの75%の人が、商品を検索したり、購入したり、店頭に行って商品を触ってみたり、実際に行動を起こしています。また、田野崎さんによると、ビジネスと利用者が直接やりとりすることが増えていて、その数は毎月1.5億ものぼるそうです。

そのきっかけの多くが、ストーリーズ。ストーリーズは、「いいね」ができない代わりにメッセージを送れるため、そのメッセージを契機に利用者がビジネスとコミュニケーションをとっている、ということが非常に多くなってきているそうです。

そのため、コミュニケーションをより円滑にするために既読表示をつけたり、お店などのビジネスページから予約ができるアクションボタンや、写真内に写っている商品から購入画面に飛べるショッピングなど、両者をつなぐための機能を進化させていっているとのことでした。


■どんな広告プロダクトがあるの?

広告フォーマットは、写真、動画、ストーリーズ広告があります。特にストーリーズは全世界で毎日3億人が利用していて、その4割が動画を使っているそうです。ストーリーズ広告のフォーマットも進化していて、静止画や動画が3点まで載せられるようになったカルーセル、ストーリーのイメージ内を自由に移動し楽しむことができるキャンバスなど、より美しく効果的に商品を伝えられることができるようになったとのことでした。

また、「フォーマットが複数あって難しい」という方に向けて、日本ではこの5月から自動配信を始めました。そうすることで、簡単に、かつ統一性のあるキャンペーンを展開できるそうです。

田野崎:Instagramの広告目的は、大きく分けて2つ。動画再生回数やブランドの認知度アップなどの"ブランディング"と、モバイルアプリのインストールや商品カタログでの販売などの"ダイレクトレスポンス"です。どちらの目的でもビジネスの成長に大きく貢献しています。


■Instagram広告の成功事例は?

例えば、化粧品会社のメイベリン ニューヨークの場合、「過去メイベリンのマスカラを購入したことがないが、Instagramの広告を見て1ヶ月以内に商品を購入した」という人数は、テレビ広告よりも9.6%増えたそうです。NTTドコモでは、学割キャンペーンを認知させるためにInstagramを使って若年層のリーチを効率的に拡大し、広告・ブランド認知向上に成功したという事例も。他にも、BMWのブランドとキャンペーン訴求の認知や、WANTEDLY PEOPLEのアプリインストール数のアップが事例として紹介されました。

また、毎日Instagramを利用する18歳〜29歳にアンケート結果では、情報を探す方法として口コミサイトのコメント、口コミランキングを抜いていました。化粧品や自動車など業種を問わず活用が広がっているInstagramは、「情報を探すツール」であり、「最も有効なソース」でもあるのです。

最後に、月刊『ブレーン』とInstagramの共同企画の告知がありました。2017年7月以降にInstagram上で展開された、企業・ブランド・自治体などが提供する商品やサービスなどの広告クリエイティブの、手法やアイディア、成果などを評価する「モバイル・クリエイティブ・アワード」が今年の7月から始まるそうです。

田野崎:これからでも遅くないので、ぜひInstagram上で色々なクリエイティブ戦略をご提案いただければ、と思っております。

日々進化を続けるInstagramの活用、今後に注目です!


■「J-WAVE WACODES」について

大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」は、J-WAVEの主催する各種イベントに参加、特別番組の企画、番組と連動したアンケート調査など、さまざまな活動を行っています。今後の活躍にご期待ください。 公式サイトはこちら。

■【ADVERTISING WEEK ASIAレポート】
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