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高橋幸宏、YMOのファッションのコンセプトを明かす「とにかく目立つものを…」

高橋幸宏、YMOのファッションのコンセプトを明かす「とにかく目立つものを…」

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。5月5日(土)のオンエアでは、ミュージシャン・高橋幸宏さんが登場! YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のファッションについて、驚きの事実を語ってくれました。


■ドラムに必要なスキルとは

約7年ぶりに、鈴木慶一さん(ムーンライダーズのボーカル)と組んだユニット・THE BEATNIKS(ザ・ビートニクス)の活動を再開した高橋さんは、YMOをはじめ、数多くのユニットで活躍しています。

高橋さんは東京出身で、高校生からミュージシャンとして活躍していました。はじめはドラムを担当していたそうで……。

クリス:なぜドラムをやろうと思ったんですか?
高橋:ギターをやりたかったけど、兄貴がギターだったし、兄貴のバンドに成毛 滋さんいたし。上手い人がいたから「もう、いいや」って。

そんな高橋さんは「いまの若いドラマーはすごいテクニックがあるけど、それだけじゃダメ」と話します。

高橋:まず、きちっと同じリズムをキープできることが、いちばん重要じゃない。そのなかで、ちゃんとしたグルーヴ感を持てることって、わりと少ないんですよね。手数が多くなっちゃうんで。
クリス:なるほど。
高橋:だから、僕の好きな3大ドラマーみたいな話になると、究極にシンプルな人たちになっちゃうんですよね。

高橋さんの好きな3大ドラマーは、バーナード・パーディさん、アル・ジャクソンさん、リンゴ・スターさんだと教えてくれました。


■YMOのファッションのコンセプトは…

続いては、YMOの話題に。

クリス:YMOって、細野晴臣さんのコンセプトなんですか?
高橋:いちばん最初はそうですね。ただ、ディスコっていうのをすごく意識していて、そこにヨーロッパ的なものを持ち込んだのは僕かもしれない。ドイツ的なものを持ち込んだのは教授(坂本龍一)ですね。

「YMOは“チャイナ”をモチーフにしていたことも面白かった」と話すクリスに、高橋さんは驚きの事実を教えてくれました。

高橋:細野さんもそういう(チャイナの)コンセプトを持ってた人だったし、「ファッションで何か出すんだったら誤解されるものにしよう」って思って。それで日本制服図鑑っていうのを見てたら、当時の日本のスキー服「国民スキー服」っていうんですけど。それって全然、人民服じゃないんですよ。
クリス:日本の服なんですね。
高橋:そう。スキー服だから雪が入らないように前が比翼(ひよく)ボタンになってるんですよ。
クリス:へえ。でも、その服をヨーロッパの人たちが見ると人民服と一緒だって思ったんじゃないですか。
高橋:中国だと思ったでしょうね。中国の人からそういうふうに言われて非難されたこともあるし。中国と思われるかどうかはわからなかったんだけど、とにかく目立つものをって感じでしたね。


■今後の活動について

最後に「今後やっていきたいこと」を質問すると、高橋さんは以下のように話しました。

高橋:「いつまで自分は」とか「来年はこうで」ってざっくばらんには決めていますけど、いつ辞めようなんてのは、べつにないんでね。気持ちとしては、引退って言葉はないですね。必要ないです。

番組では他にも、高橋さんに大好きな釣りや、デビューのきっかけ、若いころに訪れたロンドンについてなど、幅広くお話しを伺いました。

5月9日(水)に高橋さんと鈴木慶一さんのユニット・THE BEATNIKSが7年ぶりのニューアルバム『EXITENTIALIST A XIE XIE』をリリースしました。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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