J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：藤田琢己）。木曜日は、いきものがかりの水野良樹とお届けしています。
週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」では、椎名林檎さんを特集。最終日となった5月24日（木）のオンエアでは、主にソロ活動と東京事変を平行させていた時代から、デビュー20周年を迎えた今年までを振り返りました。
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖！ あの名曲は17歳のときに作っていた
【2回目】意外と知られていない？ 椎名林檎の2ndアルバム『勝訴ストリップ』に隠された秘密
【3回目】椎名林檎が東京事変を結成した理由とは？ “メンバーに曲を書き下ろす”つもりで…
■ライブは「一瞬の隙もない。完璧」
椎名さんは、2012年まではソロ名義と東京事変としての活動を平行して続けて、 2013年にデビュー15周年を迎えました。その際にはコンピレーションアルバムやライブアルバムを、翌年にはセルフカバーアルバムを発表しました。
2014年11月には、およそ5年半ぶりとなるオリジナルアルバム『日出処』 をリリース。久々の作品で、東京事変が解散してから初のオリジナルアルバムということで、どちらのファンも大いに注目しました。この5年半でリリースしてきたシングルは振れ幅が大きく、さまざまなジャンルがありました。“ 構築美”にこだわりのある椎名さんなので、「どのようにまとめるのか」という話もありましたが、アルバムで伏線を回収しました。
水野：一度ライブを拝見したことがあるんですけど、始まってから終わるまで、一瞬の隙もないんです。全てが演出されていて、恐ろしいほどの完璧さでした。
藤田：アーティストとしての衝動はあるんでしょうけれど、プレゼンテーションをするときのきめ細やかさみたいなのは、美学を持っている感じがします。
水野：とてつもない個性が出てしまうというか、作り物を作り込んでいくと、そのこと自体がとてつもないオーラを放って、林檎さんでしか書けないようになっているという感じなんですかね。
■椎名林檎という存在
水野：とんでもないスタープレイヤーたちが、林檎さんとのセッションに参加するじゃないですか。亀田誠治さんをはじめ、日本の第一線の才能も技術も含めて、個性が強いセッションメンバーが集まってるけど、“椎名林檎”という存在に吸い込まれていく。どんなに個性があふれるプレイヤーがステージ上で演奏していても、椎名林檎という世界観の中で染まっていく恐ろしさはありますね。とんでもない人だなって思います。
藤田：東京事変のメンバーなんてまさにそうですよね。
水野：そうですよ。それぞれがとんでもない、綺羅星のごときアーティストですね。
藤田：バンドという形式で、圧倒的にそれを統率する、引っ張っている椎名さんの存在感がありますね。
オリジナルアルバムとしては、2014年の『日出処』が最も新しい作品となりますが、近年の椎名さんの活動も目覚ましいものがあります。2015年には「フジロックフェスティバル」グリーンステージに出演。2017年まで4年連続で『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たしています。 2016年のリオオリンピックの閉会式での演出も話題になりました。また、記憶に新しく華々しいのは、2020年 東京オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式のプランニングチームのメンバーとして抜擢されたことでしょう。
■トリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』
5月27日でデビュー20周年を迎えた椎名さん。23日（水）には20周年記念作品第1弾となるトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』がリリースされました。水野は「それぞれのアーティストの新たな解釈でレコーディングされてるけど、『やっぱり林檎さんだな』と思わせる曲が次々に聴こえてきます」と話しました。
水野はまさに、“椎名林檎世代”。「僕の世代で林檎さんを通っていない人はいないんじゃないか、通らざるを得ないんじゃないかと思います」とコメント。実は、いきものがかりの結成のきっかけも椎名さんだったそう。「林檎さんのコピーバンドをやろうと思って女性ボーカルを探していたところに、隣の高校に吉岡くんの妹がいて『歌がうまいらしい』って言われて誘ったんです。そこがスタートです」と語りました。
節目の年ということで、いろんなニュースが出てきそうな椎名さん。今後の活躍も楽しみですね！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」では、椎名林檎さんを特集。最終日となった5月24日（木）のオンエアでは、主にソロ活動と東京事変を平行させていた時代から、デビュー20周年を迎えた今年までを振り返りました。
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖！ あの名曲は17歳のときに作っていた
【2回目】意外と知られていない？ 椎名林檎の2ndアルバム『勝訴ストリップ』に隠された秘密
【3回目】椎名林檎が東京事変を結成した理由とは？ “メンバーに曲を書き下ろす”つもりで…
■ライブは「一瞬の隙もない。完璧」
椎名さんは、2012年まではソロ名義と東京事変としての活動を平行して続けて、 2013年にデビュー15周年を迎えました。その際にはコンピレーションアルバムやライブアルバムを、翌年にはセルフカバーアルバムを発表しました。
2014年11月には、およそ5年半ぶりとなるオリジナルアルバム『日出処』 をリリース。久々の作品で、東京事変が解散してから初のオリジナルアルバムということで、どちらのファンも大いに注目しました。この5年半でリリースしてきたシングルは振れ幅が大きく、さまざまなジャンルがありました。“ 構築美”にこだわりのある椎名さんなので、「どのようにまとめるのか」という話もありましたが、アルバムで伏線を回収しました。
水野：一度ライブを拝見したことがあるんですけど、始まってから終わるまで、一瞬の隙もないんです。全てが演出されていて、恐ろしいほどの完璧さでした。
藤田：アーティストとしての衝動はあるんでしょうけれど、プレゼンテーションをするときのきめ細やかさみたいなのは、美学を持っている感じがします。
水野：とてつもない個性が出てしまうというか、作り物を作り込んでいくと、そのこと自体がとてつもないオーラを放って、林檎さんでしか書けないようになっているという感じなんですかね。
■椎名林檎という存在
水野：とんでもないスタープレイヤーたちが、林檎さんとのセッションに参加するじゃないですか。亀田誠治さんをはじめ、日本の第一線の才能も技術も含めて、個性が強いセッションメンバーが集まってるけど、“椎名林檎”という存在に吸い込まれていく。どんなに個性があふれるプレイヤーがステージ上で演奏していても、椎名林檎という世界観の中で染まっていく恐ろしさはありますね。とんでもない人だなって思います。
藤田：東京事変のメンバーなんてまさにそうですよね。
水野：そうですよ。それぞれがとんでもない、綺羅星のごときアーティストですね。
藤田：バンドという形式で、圧倒的にそれを統率する、引っ張っている椎名さんの存在感がありますね。
オリジナルアルバムとしては、2014年の『日出処』が最も新しい作品となりますが、近年の椎名さんの活動も目覚ましいものがあります。2015年には「フジロックフェスティバル」グリーンステージに出演。2017年まで4年連続で『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たしています。 2016年のリオオリンピックの閉会式での演出も話題になりました。また、記憶に新しく華々しいのは、2020年 東京オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式のプランニングチームのメンバーとして抜擢されたことでしょう。
■トリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』
5月27日でデビュー20周年を迎えた椎名さん。23日（水）には20周年記念作品第1弾となるトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』がリリースされました。水野は「それぞれのアーティストの新たな解釈でレコーディングされてるけど、『やっぱり林檎さんだな』と思わせる曲が次々に聴こえてきます」と話しました。
水野はまさに、“椎名林檎世代”。「僕の世代で林檎さんを通っていない人はいないんじゃないか、通らざるを得ないんじゃないかと思います」とコメント。実は、いきものがかりの結成のきっかけも椎名さんだったそう。「林檎さんのコピーバンドをやろうと思って女性ボーカルを探していたところに、隣の高校に吉岡くんの妹がいて『歌がうまいらしい』って言われて誘ったんです。そこがスタートです」と語りました。
節目の年ということで、いろんなニュースが出てきそうな椎名さん。今後の活躍も楽しみですね！
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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