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2008年01月30日
「潜水服は蝶の夢を見る」★★★★★

先日、アカデミー賞ノミネートが発表になりましたが、組合のストの影響で授賞式が危ぶまれているそうで。授賞式なしだったゴールデングローブ賞もさら〜っと終わっちゃったものね。スタジオでずっと仕事をしていた私は、次の日に新聞で気づいたという、非常に残念な人になってしまいました。う〜む、アカデミー賞は大丈夫なのだろうか。レッドカーペットを歩く女優たちのゴージャス・ドレスが見たい!私の一押し、「ノーカントリー」のハビエル・バルデムがオスカーを獲るところを見たい!どうか、無事に授賞式が行われますように…。

さて、今回ご紹介する作品は、今年のアカデミー賞で監督賞・脚色賞・撮影賞・編集賞の4部門にノミネートされている「潜水服は蝶の夢を見る」。43歳の時に脳梗塞で倒れた、フランス版ELLEの名編集長ジャン=ドミニク・ボビーの自伝の映画化です。ジャン=ドミニクは、意識は正常だけれども体の自由を全て奪われてしまうというロックト・インシンドロームになり、唯一動く左目の瞬きだけで自伝を書いたという驚異的な人。言語療法士が彼に教えたコミュニケーション方法というのが、言葉の中で使用される頻度の高いアルファベットから並べられた、特別なアルファベット表を読み上げて行き、該当する音が出てきたら、はい=瞬き1回、もしくは、いいえ=瞬き2回で文章を作って行くというもの。それを続けながら彼は自伝を書き上げたのです。

体の不自由な人間が、何かに挑戦する。そして、生きるということの素晴らしさを悟る。こういった映画は今まで沢山作られてきました。けれどもこの作品が新しいと感じるのは、その映像表現の方法です。映画がスタートすると、観客は違和感を感じるはず。スクリーンに投影されるのは、ちょっと斜めに固定された一つのアングルからの映像のみ。焦点があったかと思うと、ボヤけてしまう、その繰り返し。やがて、カメラを覗き込むように話しかける医者たちの姿が見え、その問いに答える主人公ジャン=ドミニク(マチュー・アマルリック)のつぶやく声が聞こえます。しかし、言葉は彼らに全く伝わらない。そうするうちに、ジャン=ドミニクは自分の身に何が起こり、どうして自分の言っていることが彼らに伝わらないのかを知るようになるのです。つまり、私たち観客はジャン=ドミニクの中、強いて言うならば彼が唯一動かせる左目から全てを見ているわけ。だから彼自身の姿を、観客は見ることが出来ないないのです。

しかし、彼が「自分を憐れむのをやめた」と心の中でつぶやいた瞬間から、カメラは外側からジャン=ドミニクを捉えるようになります。彼が、自分はこの左目と記憶とイマジネーションで、蝶のように自由に羽ばたくことが出来ると気づいた時から。そして、彼の大切な想い出と、友人、恋人、家族への想いが、ジュリアン・シュナーベル監督らしい、どこかアーティスティックさが漂う美しい色彩で紡がれていくのです。

習い始めたコミューニケーション方法で、言語療法士に最初に伝えたある言葉。その文字が完結する前に、意味に気づいた言語療法士は目に涙が浮かべ、思わず部屋を出て行ってしまいます。このシーンをきっかけに、私の目からは何度も涙が溢れました。

人は時に、体が不自由になったり病に冒されたり、あるいは自分の身に大きな悲劇が降り掛かって、やっと自分の本質や「生きる」という真の意味を知るのでしょうか? だとしたら、後になって悔やむより、どんな状況であっても、今この時を謳歌したい。ジャン=ドミニクの姿から生きる力をもらえる、そんな映画。必見です!!

そして、映画を見た後はこの一本…
ジャン=ドミニクが描く想像の世界を見ているうちに、私がふと思い出したのはハビエル・バルデムの演技が光るアカデミー賞外国語映画賞受賞作品「海を飛ぶ夢」。共に、体は動かなくとも、イマジネーションで自由に羽ばたく、という映像が秀逸です。

| 14:49 | カテゴリー:映画
2008年01月25日
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」★★★★☆

昨年末の試写で見ることが出来なかった「スウィーニー・トッド」。でもって、ジョニー・デップがPRで来日していた時は、のんきにバリ島なんかに行ってました。ファン思いのデップ、ジャパンプレミアのレッドカーペットでは、予定を大幅に越えるファンサービスをしたそうじゃないですか。私もいつかサイン欲しい…。とまぁ、とにかく大好きなティム・バートン&ジョニー・デップのゴールデンコンビが、今度はどんな驚きを仕掛けてくるのかとワクワクしていた私。映画公開の翌日、気合いを入れて映画館で見てきたのですが…。

血の量がハンパないね。スウィーニーさんのカミソリ切れ味最高ね(笑)
いやぁ、この映画の何に驚いたって、こんな猟奇的でグロテスクな題材を良くミュージカルにしたなぁ、ってことですよ。つまり、映画のベースを作ったブロードウェイの巨匠、スティーブン・ソドンハイムって凄いなぁと。しかも、トニー賞8部門受賞しているんでしょう。一度、その舞台を見たかった。

悪徳判事に無実の罪を着せられ、監獄へと送られたベンジャミン・バーカー。かつて理髪店を営んでいた男は15年後、“スウィーニー・トッド”と名を変えて、ミセス・ラベットのパイ屋の2階で再び理髪店を始める。妻と娘を奪い自分を陥れた奴への復讐に燃えながら。しかし、なかなか思いを遂げられず苛立ちを抑えられないトッドは、殺人鬼へと変貌。そして、処理に困った死体によって、ミセス・ラベットのパイ屋は大繁盛していく…。

一言で言えばかなりグロい映画です。トッドのカミソリ一振りでパカッと、そしてドバッと。しかもその後は…う〜ん、書くのはよそう。どうなるかは、自分の目で確かめてみてください。でも、スプラッターものと血が苦手な方は直視できないと思うなぁ(笑)。けれども、ダークな雰囲気といいこのグロさといい、これがまさにバートンの真骨頂

ストーリーはもちろん歌で綴られていきます。青白いデップもさることながら、まるで「コープス・ブライド」の実写版のような雰囲気のヘレナ・ボナム・カーターも熱演&熱唱。良く聞くと、彼らが歌う曲って結構、難しいから、こなすの大変だったと思います。メチャクチャうまい!って訳じゃないところも、なんだか主人公2人の幸薄さみたいなものが表れている気がしました。

判事役のアラン・リックマンはもちろんだし、判事の子分役を演じるティモシー・スポールもさすがにうまい。個人的には「ボラット」のサシャ・バロン・コーエンのインパクトに拍手。芸達者だね、やっぱり。ただ、全体を通してみると、人物描写がちょっと薄いかなという印象も。トッドの娘(若い時のヴァネッサ・パラディみたいなの)と、船乗りの若者の恋模様は結局どうなったのかなぁ。ちなみにこの2人の歌が一番うまいです。

スプラッターで、しかもミュージカル。映画としての高いハードルを軽々と越えてはいるけれど、果たして、観客の方は越えられるのか?勇気を出して劇場に行ってくださいね。

そして、映画を見た後は、この一本…
バートン&デップの「スリーピー・ホロウ」でダークな世界をたっぷりご堪能ください。

| 07:06 | カテゴリー:
2008年01月22日
大盛況の「ノーカントリー」

昨年の11月、NYで見たコーエン兄弟の最新作「ノーカントリー」。
あまりにも素晴らしくて、帰国してからすぐ、このみんシネマでも取り上げたのですが、やっと字幕入りを見ることが出来ました〜
登場人物のテキサス訛に私の乏しい英語力では70%くらいしか理解できなかったのでね。
台詞の細かいとこまで理解するには、一応、字幕付きで見ておかないと。

試写は渋谷にあるショーゲート試写室で15:30からのスタート。
試写室というのは大体、上映30分前に開場するのですが、今回はかなり混んでいるという情報を得ていたので開場の10分前くらいに到着したのだが…
うわ、整理券番号22番。
危ない、危ない。
早めに来てよかったぁ。

これで見るのは2回目の「ノーカントリー」は、やっぱり傑作でした。
今回、新たな発見もあったり、もっと深い所まで理解できたような気がする。
詳しくはまた後日ご紹介しますけど、とりあえず、アカデミー賞8部門ノミネートおめでとう!
助演男優賞は絶対、ハビエル・バルデムに獲っていただきたい。

| 16:38 | カテゴリー:映画館で・・・
2008年01月13日
「俺たちフィギュアスケーター」★★★☆☆

2008年に入り、気がつけばもう成人の日。新年の挨拶が遅れてしまいました。
まずは、寒中お見舞い申し上げます!
今年も沢山の映画を私なりの視点で紹介して行きますので、どうぞご贔屓に。

さて、皆さんは2008年の「映画初め」はどんな作品でしたか?私はとにかく何も考えずに笑っていたい!ということで、昨年末に見損なっていた映画「俺たちフィギュアスケーター」を見て参りました。原題は“Blades of Glory”で、昨年アメリカでBOX OFFICE3週連続No1を記録した大ヒット映画。ですが、正直、日本公開はないと思ってました。アメリカのコメディ映画って、笑いのツボが日本とはずれているから興行的に難しいし、アメリカでは「今一番、客を呼べるコメディアン」と言われる主演のウィル・フェレルの認知度が低いから。「主人公は僕だった」は良い映画だったけど、サタデー・ナイト・ライブ出身の彼ならでは笑いが詰まったコメディ映画(いや、おバカギャグ映画と言うべきか…)は、本国でどんなにヒットしようとも、悲しいことに殆どが日本で公開されないままDVD直行。確かに、私もウィル・フェレルには興味がなかった。イケメンという訳でもないしね。けれども、数年前に偶然、飛行機の中で見た「タラテガ・ナイト オーバルの狼」でハマってしまったのです。あまりにも面白くて、2回続けて見てしまった。私、この人とこの笑い、結構好きかも!? そんなわけで、2008年の映画初めは「俺たちフィギュアスケーター」を選んでしまったわけですが…。いやぁ、笑った。良い意味で、下らなすぎ!というか、この映画、企画の勝利ですね。男子ペアのフィギュアだなんて、あり得ないでしょう? 

ワイルドが売りのチャズ(ウィル・フェレル)と、王子様的存在のジミー(ジョン・ヘダー)は優勝争いをするほどの実力を持つライバル同士。日頃から犬猿の仲だった2人はある大会でダブル優勝しますが、表彰台で大喧嘩したためスケート界から永久追放されてしまいます。そんな2人が、なんと前代未聞の男子ペアで復帰するのですが…。

男子ペアってありえるの?と突っ込みをいれちゃうと、この映画は楽しめません。フィギュアスケーターたちの“氷上の美”をこよなく愛する人は、見ようとしてはいけません。そもそも、主人公の2人には女をメロメロにするワイルドさも、瞳に星がキラリな王子様的美しさも全く備わっていないもの。あるのは、どこか時代遅れなスタイルだけ。だからこそこの映画、2人が出てきただけで笑っちゃうのです。

クジャクをイメージしたジミーの衣装&振り付けが凄い。ちなみにジミー役のジョン・ヘダーは「バス男」の脱力キャラのひとです。そしてラストでチャズとジミーが見せる必殺技!(結局、どういう技なのか良くわからなかったけど)。しかも、新旧の有名スケーターが、こんな映画に出ちゃってる。 個人的には、主人公2人の演技より、ライバル男女ペアの「JFKとマリリン・モンロー」が大好き(笑)。

なんのこっちゃと思われた方は、ぜひ劇場で確かめてみてください。

ちなみにパンフレットは作られていないのね(残念)

| 17:29 | カテゴリー:映画
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