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2007年05月31日
「あるスキャンダルの覚え書き」★★★★★

070601.jpg誰でも一つは持っている“秘密”ですが、これって案外厄介なものですよね。「二人だけの秘密だよ…」なんて言われればその響きにうっとりするんだけれど…。そもそも秘密とは「隠して人に知られないこと」なのに、秘密を持つと誰かに言いたくなる。秘密と言われれば、それを知りたくなる。時には秘密を共有することで仲間意識が生まれるけれど、秘密を知られてその間柄の力関係がガラリと変わることもある。

そんな“秘密”によって歪んだ関係となる女性2人の姿を描いたのが「あるスキャンダルの覚え書き」。心理サスペンスものですが、はっきり言って、そんじょそこらのホラー映画よりも怖いです(笑)。

舞台はロンドン郊外の中学校。労働階級の子供たちが学ぶこの学校のベテラン教師バーバラ。子供思いの優しい先生…ではなく、同僚や社会に対しては批判的、常に斜に構えた態度に衣着せぬ物言い。冒頭から始まる彼女のナレーションが毒舌過ぎて、思わず苦笑いしてしまうほどです。そんなバーバラに友人がいるわけがなく。しかし、新任教師シーバがやってきたことで、彼女の日常は大きく変わっていきます。学校には場違いなほど美しく、ボヘミアンなスタイルをしていてもどこか上品さが漂うシーバに惹かれたバーバラは、素直な心を持つ彼女とならより崇高な友情を築けるはずだと直感。少しずつ近づいていくのです。しかしある日、バーバラはシーバが15歳の教え子と情事に耽っているのを目撃。その秘密を知ったバーバラの心には黒い感情が生まれ…。

070601_2.jpgこの映画の恐ろしさは、バーバラの歪んだ感情が決して私たちの日常からかけ離れたことではないということ。自ら孤独だと思う人が増える現代において、コミュニケーション不足だったり、何かが欠落した心を抱えた人が多いことは、昨今のニュースを見ればわかるはず。そこに通じるような人間の心の闇を、見事なサスペンスとして描いていています。

そして何よりも素晴らしいのは、この映画で今年のオスカーにノミネートされた2人の女優の演技バトル。バーバラ役、ジュディ・デンチの迫力のある演技は見るものを圧倒し、さすがデームの称号を持つ名女優という感じ。いかにも、という服装も堅物な感じをうまく表現していて、マジで近づきたくないよなぁ、と思ってしまった。

そして、15歳の教え子と不倫してしまうシーバを、程よい色っぽさで演じるケイト・ブランシェットもやっぱりうまい。育ちの良さや世間知らずな感じと、早くに結婚をし家族を持ったことで、自分の一番美しかった時を失ってしまったという女の喪失感が良く出てます。それにしても、物事の危険を察知する力は弱すぎますが(笑)。ちなみにシーバの夫を演じるのは、世界中で大ヒットしている「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演しているものの素顔が良くわからないイカ男役(笑)のビル・ナイです。

未だ大人になれず極端な形でしかコミュニケーションできなくなった、痛々しい姿のバーバラ、がんじがらめだった生活から抜け出し欲望に身を任せるシーバ。どちらに感情移入するかによって感じ方も変わる映画かも知れません。

でも、秘密を知られる相手には気をつけなくちゃね。


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| 17:24 | カテゴリー:映画
2007年05月24日
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」★★★★☆
今週は“パイレーツ”づくしな私です。ざっと時間を計算してみると、<試写:2時間48分>+<受付から終了までの記者会見の所要時間:2時間20分>+<アジア・プレミア取材時間:4時間>+<オーランド・ブルームのインタビュー時間:たった3分(みんしる史上最短)>。合計9時間11分と、一つの作品に関わった時間としては大記録だ。さぁ、これをどうやって放送で紹介しよう…悩むなぁ。

ところで様々な会場に行って気づいたこと。まず、記者会見場でもアジア・プレミアでもレポーターのコスプレ度が高かった。もう、皆、“祭”という感じで、気合い入ってるなぁ、と感心。アジア・プレミアでキャストが登場した時の観客の声援も気になった。声の大きさは同じくらいだけど、ジョニー・デップよりもオーランド・ブルームの方が若干トーンが高め(?)。そして大御所、バルボッサ役のオスカー俳優ジェフリー・ラッシュと、デイヴィ・ジョーンズ役のビル・ナイ(今作で一瞬素顔が見られる)。ジョニーもオーリーももちろんいいけど、この二人が本当にチャーミング!記者会見もアジア・プレミアもこの人たちのおかげでとっても楽しいものになったと言ってもいいくらい。ジェフリー・ラッシュのジャック・スパロウの真似には笑った。


というわけで、世界が待ち望んでいた「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」。シリーズ3部作、遂に完結するわけですが…。

一言で言うと、“海賊たちの存亡を賭けた戦い”が描かれていきます。世界制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿が一体誰と手を組むのか。それを阻止する為の道は何なのか。そして、パート2でクラーケンに飲み込まれたジャックはどうなってしまったのか。

最後ですからね、新旧のキャラクターが総出演ですよ。でもって、それぞれの思惑が絡み、メチャクチャですよ。中盤までしっかりついていかないと、何がなんだかわからなくなる恐れあり、です。そして最後はめくるめくスペクタクルゥ〜。凄いことになってます。これはもう、見てもらうしか。ヒントは“戦いの舞台は大渦巻き”です。そうそう、エンド・クレジットが終わった後もストーリーは続きますからね。見逃さないでください。

さすがに大ヒットシリーズの完結編という出来です。映画が完全にアトラクションと化している。そもそもディズニーランドの“カリブの海賊”から生まれた訳ですからね。立派なものです。そして、最終的に感じたのは、この映画のベースはあくまでもウィル(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)のラブ・ストーリーが軸になっているということでしょうか。

それにしてもジョニー・デップのラブコールで、完結編で遂に出演を果たしたキース・リチャーズの存在感は凄いです。あの姿が今も脳裏に蘇る(笑)。ちなみにゴア・ヴァービンスキー監督は「キースは撮影中じっとしていないから、かなり困った」そうです。そんなことを思いながら見ると、楽しみもひと際かも!?

大ヒットシリーズを締めくくる「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」。やっぱり、楽しいものには乗っておきましょ。


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| 16:47 | カテゴリー:映画
2007年05月17日
「主人公は僕だった」★★★★☆

070518.jpg去年、NY行きの飛行機の中でメチャクチャ面白い映画を見ました。タイトルは“Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby”。主演はサタデーナイト・ライブ出身で、アダム・サンドラーと並び今や稼げるコメディアン俳優No.1のウィル・フェレル。NASCARを舞台に繰り広げられるこのアクションコメディは、本国で興行収入175億円を記録した大ヒット作品。機内で2回も見てしまったほど面白かったけど、日本では劇場公開されないだろうなぁ、と思っていたら…。やっと「タラデガ・ナイト−オーバルの狼−」というタイトルで6月にDVDが出るらしい。ニコール・キッドマン共演作「奥様は魔女」や「プロデューサーズ」などの準主役作品は劇場公開されるのに、なぜか主演作はDVD直行となってしまうウィル・フェレル。難しいアメリカンジョークに加え、あの風貌がいかんのか!?(笑)。でも、遂に主演作が日本で劇場公開されます、それも心温まる作品で。タイトルは「主人公は僕だった」。

国税庁の会計捜査官として退屈で平凡な毎日を送っていたハロルド・クリック(ウィル・フェレル)に、ある日突然、“女性の声”が聞こえてきます。自分の考えや行動を、シンクロするように描写していくその声は、自分にしか聞こえない。しかも、突然やってくる。周りからは変な目で見られ、混乱するハロルド。そこへこんなフレーズが飛び込んできたのです。

「この些細な行為が死を招こうとは、彼は知る由もなかった…」

小説を読むとありますよね、こんなフレーズ。これから起こることを暗示するこの言葉。読む側は面白い。でも、書かれている側にすれば、冗談じゃないっ!どうも“書かれている側らしい”と気づいたハロルドは、よくわからないけれど“死ぬことになるらしい”自分の運命を突き止めるため立ち上がります。

冒頭から奇抜なアイデアに心奪われました。なぜ、ハロルドに声が聞こえるのか。どうしてハロルドが小説の主人公になり得るのか。ここで「ありえない!」と思ってしまったら、残念だけどこの映画は楽しめません。でも、心を少し広げれば、この映画が最後にもたらす幸せな気持ちを味わうことができるはず。

ハロルドはダスティン・ホフマン演じる大学教授ジュールズに相談をします。この教授が紐解く小説作法の数々がなかなか面白く、それを一つ一つ真面目に受け入れる堅物なハロルドとのやりとりはクスッとさせます。なんとか結末を変えるため、ハロルドは教授のアドバイス通り「敵対する相手=ケーキ屋のアナ」に恋をしたり、子供の頃の夢を取り戻したり。すると、今まで平凡だったハロルドの人生がイキイキと変化しくんですね。ちょっぴりパンクなアナ役のマギー・ギレンホールがとってもチャーミング。誰もが虜になるアナの手作りクッキーも美味しいそうでした。

一方、彼の姿と平行して描かれていくのが、10年振りの新作を書くというプレッシャーに苛まれ、どん底状態の作家カレン・アイフル。演技派エマ・トンプソンが悲壮感たっぷりに演じていて、この人こそフィクションの住人かと思わせるほど。主人公が死ぬストーリーばかりを書き続けてきた悲劇作家の産みの苦しみが伝わってきます。

最悪のフレーズがきっかけとなり、生きる喜びを知ったハロルド。果たして彼は声の主に会い、小説の結末を変えることが出来るのか。

平凡な毎日も、自分の心持ち次第でバラ色に変わる。大好きな人やモノがあれば、小さな幸せも大きな喜びになる。シュールなストーリーでありながら、見終わると暖かい気持ちにさせてくれる秀作。監督は「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター

ちなみに、ウィル・フェレル最新作はフィギュア・スケート男子ペア(!?)を描いた「Blades of Glory」。うわっ、めっちゃ見たい(笑)。

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| 17:10 | カテゴリー:映画
2007年05月10日
「THE焼肉 MOVIEプルコギ」★★★☆☆

ゴールデンウィークに母と妹と甥っ子を連れて出かけたソウル旅行。今回、食した韓国料理を挙げてみると、まず、直訳すると鶏一羽という意味の“タッハンマリ(要は鶏が丸ごと一羽入った水炊きね)”に“センナッチポックム(激辛タコ炒め。食後の焼き飯が辛いけどうまいっ!)”“キムチマリクッス(さっぱりスープの冷やしキムチ麺)”そして“トトリムック(どんぐりの粉で作った寒天状の食べ物)に定番の“キムチチゲ”など。すべて美味しかったです〜。

ところで韓国と言えば“焼肉!”ですが、私は今だソウルで、ちゃんとした焼肉を食べた事がない。豚の三枚肉“サムギョプサル”はよく食べるけど、牛のカルビとかロースはまだ。なんでだろう?日本の焼肉が十分美味しいから、それに満足しているのかな…。

さて、そんな私の疑問はひとまず置いといて、なんと焼肉ムービーなるものが登場しました。その名も「プルコギ」。韓国語でプル=火、コギ=肉、つまり“焼肉”という意味ですね。

人気TV番組“ヤキニクバトルロワイヤル”で、赤肉料理で連戦連勝を続ける巨大焼肉チェーン店“虎王”の御曹司トラオ(ARATA)。トラオ人気で全国制覇を狙う虎王だが、なぜか北九州地区での売り上げはさっぱり。そこには“焼肉の達人=韓老人(田村高ひろ)”と一番弟子タツジ(松田龍平)、そして看板娘ヨリ(山田優)が切り盛りする“プルコギ食堂”があったのだった。うまい白肉料理(内臓系の肉)が売りで、地元の人から絶大な人気を誇る食堂を、あの手この手でつぶしにかかる虎王。かくして、虎王VSプルコギ食堂の宿命の対決が始まった。

この映画を一言で言うならば赤肉VS白肉、つまり肉が主役の映画です。裏を返せば高級VS庶民の対決か!? 最高の調理場で最高級の肉を調理するトラオに対し、換気扇からベト〜ッと黒い油が垂れる汚い店で、七輪の煙モウモウとさせながらコプチャンを焼くタツジ。どちらも美味しそうで思わず唾をゴクッと飲んでしまうほどなんですが、個人的には白肉に一票! だって料理好きな私のお爺ちゃんを思い出させてくれたから。新鮮なホルモンが手に入ると、映画に登場する韓老人のように一日がかりで丁寧に下ごしらえをし、親戚一同集めて焼肉パーティー。今でもみんしる家の語り草になるほど、お爺ちゃんの味付けは本当にうまかった(しみじみ)。お爺ちゃんのホルモン焼きが食べたいよ〜〜〜。

ちなみに映画の中で重要な存在となっているのが、韓国の代表的な総菜“ケンイップ(エゴマのキムチ)”。ケンイップがここまでフィーチャーされる作品は韓国映画を含めても無いでしょう。このケンイップも我が家ではおなじみ。おいしいケンイップがあれば、何杯でもご飯がいけちゃう。あぁ、お腹が空いてきたぞ(笑)。

なんだかお肉のことばかりになってしまいましたが、映画は漫画的チック。久しぶりに弾けた演技の田口トモロヲ&マイペースな桃井かおりコンビを始め、津川雅彦、ムッシュかまやつ、竹内力、前田愛など出演者が魅せるオフビートな笑いが満載(でも、ついていけるかな…)。クライマックスのトラオVSタツジの焼肉決戦がちょっと物足りないけど、さわやかな終わり方は良かったです。

とにかく、難しいことは考えず、映画を見た後はもちろん焼肉を食す。これが映画「プルコギ」の正しい見方ですぞ。


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| 17:21 | カテゴリー:映画
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