e-STATION SHUFFLE! blog
みんしる
番組登録方法
RSS - iTunesから番組登録
iTunesをインストール済みの方はクリックするとiTunesが起動し、簡単に番組を登録できます。
RSS - Podcasting
iTunesなどのPodcastingアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
RSSでPodcastingを楽しむには…?
その他の番組blogへ
NOW ON AIR
TIME TABLE



HOME
« 「ホリディ」★★★★☆ | メイン | 「ブラッド・ダイヤモンド」★★★★★ »
2007年03月30日
「オール・ザ・キングスメン」

ショーン・ペンという名前を見つけると、この映画はヘビーなんだろうなぁ、と思うようになりました。「21グラム」とか「ミスティック・リバー」とか「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」とか…。しかも、ヘビーになればなるほど、彼の額の皺が増えるような気がする(笑)。

最新作「オール・ザ・キングスメン」も例に漏れず、かなり硬派な作品。原作は1946年のピューリッツァー賞受賞小説、ロバート・ペン・ウォーレン小説「すべての王の臣」。私は未読ですが、実話を元にしたストーリーなんですね。

1949年、ルイジアナ州。実直で社会変革の理想に燃えていた下級役人ウィリー・スターク(ショーン・ペン)は、校舎建設入札の不正と役人の汚職を訴え続けるも、人々に理解してもらえず職を失います。しかし、校舎の欠陥工事から児童らが死亡するという事故が起き、不正を訴えていたウィリーは一躍、時の人に。そんな彼を記事にしたのが、上流階級出身でクロニクル紙の記者ジャック・バーデン(ジュード・ロウ)。それによって絶大な人気を得たウィリーの元へ、次の知事選候補という話を持って州の役人タイニー・ダフィ(ジェームス・ガンドルフィーニ)が現れます。いきなり後ろ盾を得たウィリーは知事選に立候補しますが、これは対立候補の票を割るための当て馬。記者という立場から傍観していたジャックはそのことをウィリーに告げ、選挙のからくりに傷心したウィリーは演説原稿ではなく、信念によって溢れ出た自分自身の言葉で労働者や農民に訴え、知事選で見事、勝利を収めます。しかし…。

理想に燃えていたはずのウィリーが権力を持つことによって、今まで嫌み嫌っていたはずの汚職やスキャンダルにまみれていきます。政治家の汚職を訴え、貧しい人々のためにすべてを捧げると誓った男が突き進む道は“善”なのか“悪”なのか。そして異なるバックグラウンドを持ちながら、ウィリーに惹かれたジャックが彼を救うために取る行動。それが大切な人々を失い、自らを絶望の淵に陥れることも知らずに。

ウィリーとジャックの人生が交錯する中で繰り広げられる嫉妬、裏切り。ここに登場する人々すべてが、どこかに“悪”を隠し持っているのです。それはある意味、認めざるを得ない人間の姿。そして「善は、悪からも生まれる。」のかも知れないという事実。

ケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンス、パトリシア・クラークソン(彼女が演じる美人広報官が曲者!)他、演技派俳優による重厚な演技、光と陰のコントラストがフィルム・ノワールを彷彿とさせる映像も見応えあり。
中でもウィリーを演じるショーン・ペンの演説シーンは必見。ちょっと鳥肌ものです。

今の時代の政治家たちと比べながら見れば、もっと色んなことを考えさせられる作品です。

| 01:15 | カテゴリー:映画
2014年 10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  


バックナンバー
2014年10月 (1)
2014年9月 (1)
2014年8月 (1)
2014年7月 (1)
2014年6月 (2)
2014年5月 (2)
2014年4月 (1)
2014年3月 (2)
2014年2月 (1)
2014年1月 (1)
2013年12月 (1)
2013年11月 (2)
2013年10月 (2)
2013年8月 (1)
2013年7月 (1)
2013年6月 (2)
2013年5月 (3)
2013年3月 (2)
2013年2月 (2)
2012年11月 (2)
2012年10月 (3)
2012年9月 (3)
2012年8月 (2)
2012年7月 (3)
2012年6月 (4)
2012年5月 (2)
2012年3月 (2)
2012年2月 (2)
2012年1月 (2)
2011年12月 (3)
2011年11月 (2)
2011年10月 (4)
2011年9月 (1)
2011年8月 (4)
2011年7月 (4)
2011年6月 (3)
2011年5月 (2)
2011年4月 (4)
2011年2月 (4)
2011年1月 (4)
2010年12月 (3)
2010年11月 (1)
2010年10月 (3)
2010年9月 (2)
2010年8月 (3)
2010年7月 (4)
2010年6月 (2)
2010年5月 (3)
2010年4月 (4)
2010年3月 (4)
2010年2月 (3)
2010年1月 (4)
2009年12月 (6)
2009年11月 (5)
2009年10月 (3)
2009年9月 (3)
2009年8月 (3)
2009年7月 (3)
2009年6月 (6)
2009年5月 (3)
2009年4月 (5)
2009年3月 (3)
2009年2月 (3)
2009年1月 (2)
2008年12月 (2)
2008年11月 (4)
2008年10月 (2)
2008年9月 (4)
2008年8月 (3)
2008年7月 (3)
2008年6月 (1)
2008年5月 (1)
2008年4月 (2)
2008年2月 (1)
2008年1月 (4)
2007年11月 (2)
2007年9月 (4)
2007年8月 (6)
2007年7月 (8)
2007年6月 (6)
2007年5月 (4)
2007年4月 (6)
2007年3月 (6)
2007年2月 (9)
2007年1月 (8)
2006年12月 (4)
2006年11月 (10)
2006年10月 (6)
2006年9月 (9)
2006年8月 (10)
2006年7月 (7)
2006年6月 (9)
2006年5月 (10)
2006年4月 (8)
2006年3月 (11)
2006年2月 (10)
2006年1月 (10)
2005年12月 (7)
2005年11月 (7)
2005年10月 (11)
2005年9月 (7)
2005年8月 (14)
2005年7月 (11)
2005年6月 (15)
2005年5月 (11)
2005年4月 (10)
2005年3月 (10)
カテゴリー
PRIVATE (49)
エンターテイメント (32)
セレブ (4)
プライベート (8)
映画 (135)
映画館で・・・ (6)
韓国情報 (27)
最新記事
ミリオンダラー・アーム
猿の惑星 新世紀 ライジング
悪魔は誰だ
ソニはご機嫌ななめ
her/世界でひとつの彼女
グランド・ブダペスト・ホテル
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
ラスト・ベガス
とらわれて夏
ブルージャスミン
Copyright (c) J-WAVE, Inc. All rights reserved.