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2007年02月22日
「どろろ」★★★☆☆
“♪ほげほげ たらたら ほげたらぽん ほげほげ たらたら ほげたらぴん”

数年前、深夜に見ていたTVからこんな歌が流れてきました。主題歌が終り画面に現れたのは“どろろ”の文字。歌詞のインパクトに心奪われた私は、あっという間にこのアニメの虜になりました。

天下を取るため、自分の子供を生贄として48体の魔物に差し出した室町時代の武士、醍醐景光。結果、生まれたばかりの息子は体の48箇所を魔物に奪われ、化け物のような姿であったため、赤ん坊はそのまま川に流されてしまいます。しかし、寿海という医者に救われた赤ん坊は、義手や義足などを与えられて成長し、少年は自ら百鬼丸と名乗り、奪われた体の48箇所を取り返すべく旅に出ます。そして、百鬼丸はどろろという名のこそ泥に出会い、2人は奇妙な友情で結ばれ、魔物退治の旅を共にするというお話。

調べてみると、アニメ版「どろろ」がスタートしたのはコミックが出版された後の1969年で、途中から「カルピスアニメ劇場」という枠での放送となり、タイトルも「どろろと百鬼丸」に変更。爽やかでファミリー向けなイメージの「カルピスアニメ劇場」で、こんなおどろおどろしいアニメが放送されていたというのが、ちょっと以外だったりして。

けれど、大人の私が見ても十分に楽しめるストーリーのクオリティの高さ。魔物との戦いだけではなく、人間の欲や愚かさ親と子の因果関係といったメッセージもあり、さすが手塚治虫作品!と感動してしまったのです。そんな「どろろ」が遂に20億円という制作費で映画化されたわけですが…。

ちょっと黒がかった赤色がダークな雰囲気を醸し出すオープニングから、百鬼丸が登場するシーンまではワクワクしました。百鬼丸が最初に闘うカニと蜘蛛が合体したような魔物(ヤシガニ蜘蛛)との戦いも面白かった…のですが。そもそも、私が見たマンガ版とは舞台設定が違っていまして、古いものと新しいものが混在した世界という感じ。最初に登場する酒場のシーンでは、何故かスターウォーズを思い出してしまった(笑)。ストーリーの軸に変化はなく、見所は百鬼丸を演じる妻夫木聡と、どろろ演じる柴咲コウ他、俳優たちの熱演ぶりです。特にブッキーは体にも心にも痛みを抱えた男の頑なな姿を演じ、演技の幅が広がったのは間違いないはず。魔物を倒して百鬼丸が一つずつ体のパーツを取り戻していくシーンは、VFXも良くできていましたし。他に、景光を演じる中井貴一は映画に重厚感を与え、長い歳月が過ぎても息子を忘れてはいなかった百鬼丸の母を演じる原田美枝子も良かったです。なのにね、どこか物足りない…。

どうも映画がどちらの方向に向かいたのかがイマイチはっきりしていなかったような気がするんですよね。シリアスなのかコメディなのか、どっちつかずのシーンがいくつかあって、そこが凄く残念な気がしました。そして、登場する魔物たちがいかかがなものか、と。最新技術を使ったのはよくわかるのですが、う〜ん、これも中途半端。別にエイリアンみたいな凄いものを作らなくてもいいと思うんです。目一杯つっこめるような徹底したB級ものにしてもいいと思う。要は、その魔物たちが与えるインパクトが重要。すっごいコワイのか、笑えるのか。魔物にも色んな意味での愛嬌がないといけないんだなぁ、と私なりに思うわけです。

とはいっても、公開から4週で200万人を動員、興行収入は25億を越え、制作費は余裕で回収できちゃったんだから凄いなぁ。しかも、続編2本が制作されることも決定。ちなみに製作費は2つ合わせて60億円だとか。こうなったら、もうちょっと金額を上乗せして、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンとか「スパイダーマン」のサム・ライミに監督してもらっても面白いかも!?(笑)

| 15:34 | カテゴリー:映画
2007年02月22日
“カタワレ”を探して…
妖艶です…
今日はロック・ミュージカル“ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ”を見てきました。オリジナルはジョン・キャメロン・ミッチェルのオフ・ブロードウェイ作品。彼は後に自ら監督・主演を務め映画版を製作、世界中で高く評価されたのは記憶に新しいところですね。

今回ヘドウィグを演じているのはドラマ「華麗なる一族」でもお馴染みの山本耕史。TVでの姿もステキですが、舞台での彼はもっと凄い。実は私、以前、知人が出演していた日本版“RENT”で初めて彼のパフォーマンスを見てからの隠れファンです(笑)。

映画版が素晴らしかったので、いつか舞台をと思っていたのですが、大好きな俳優さんの主演で見ることができて感激! 出演者はヘドウィグ役の山本耕史の他にイツァーク役の中村中、そしてアングリー・インチというバンドだけ。まるで、ヘドウィグ率いるアングリー・インチのライブを見ているという気分になるんですね。曲の間に性転換することになったヘドウィグの人生が語られていくわけで、殆ど山本耕史の一人芝居。いやぁ、見ごたえありました。歌うまいですしね。しかも足がめちゃくちゃキレイ…。中村中もがんばってました。

それにしても、“ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ”の楽曲は素晴らしい。映画版でお馴染みのナンバーを久しぶりに聞いて、サントラを引っ張り出してきました。今、聞いてるところです。映画を見た方もそうでない方も、一度、舞台の方を体験して欲しいですね。4月7・8日には東京厚生年金会館でツアーファイナルが行われるそうですよ。

ちなみに私が見た会場は歌舞伎町にある新宿FACE。行ってみたら、旧新宿リキッド・ルームでした。懐かしかったなぁ。あそこで最後に見たライブって、確かファット・ボーイ・スリムだったような…。

| 14:19 | カテゴリー:エンターテイメント
2007年02月21日
映画館探訪…新宿バルト9
チケットカウンターはこんな感じ

先日、新宿初のシネコン新宿バルト9に行ってきました。場所は東京メトロ新宿三丁目の出口を出てすぐのマルイシティが入ったビルの9F〜13F。カフェになっているフロアを除く3つのフロアに9つのスクリーンが入っているんですが、なかなか良いです、このシネコン。全館デジタル上映で、独自に開発したというシートの座り心地はGOOD。ドリンクとポップコーンを乗せるトレイもこぼれないように工夫されてるし、快適、快適。特に私が気に入ったのは、15:30〜18:00の間に上映される映画が1200円で見られるということ! シネマチネというサービスなんですけど、これは嬉しいじゃぁないですかっ。深夜0:00を過ぎてからの回もあるので、終電逃しても映画が見られる…うっしっし。

| 14:36 | カテゴリー:エンターテイメント
2007年02月15日
「ドリームガールズ」★★★★★
今年のグラミー賞授賞式で行われたユニークな企画“My grammy moments”。授賞式の生中継中にインターネット投票してもらって、最終選考に残った3人の中からジャスティン・ティンバーレイクとデュエットする女性を選ぶというもの。プロになってもなかなか立てないグラミー賞のステージで歌うチャンスが与えられるという、これぞアメリカ的な企画でした。そのラッキーな一人を発表するプレゼンターだったのが、「ドリームガールズ」アカデミー賞助演女優賞にノミネートされているジェニファー・ハドソン

「選ばれなかったとしても大丈夫。夢にはセカンド・チャンスが回ってくるのよ。私みたいに。」

発表の前に彼女が言った言葉です。アメリカン・アイドルの決勝で脱落したものの、「ドリームガールズ」のエフィー役を勝ち取り、今まで25の映画賞で最優秀助演女優賞に輝いたシンデレラガールの彼女ならではの言葉ですよね。

無名の女性ボーカルトリオがスターへの道へと駆け上っていく姿を描いた「ドリームガールズ」同様、ジェニファー・ハドソンはこの映画の“star is born”。一度は挫折を味わっているという部分でも重なります。そしてボーカルグループにありがちな諍いの中でスターへの道を突き進む主人公ディーナの姿は、まるでビヨンセが歩んできたヒストリーのよう。そんな事柄も、この映画をもっと面白くしているような気がします。

60年代初頭。エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)という仲のいい友人同士で結成された“ドリーメッツ”。歌はうまいのになかなかコンテストで優勝できない彼女たちに手を差し伸べたのは、成功のために手段を選ばない野心家のマネージャー、カーティス(ジェイミー・フォックス)。強引な彼は、モメ事でバックボーカルに逃げられてしまったスーパースター、ジェームス・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィー)のバックコーラスとして“ドリーメッツ”をデビューさせ、彼女達は瞬く間にスターへの道を駆け上がっていきます。しかし、名声と引き換えに、彼女たちはたくさんのものを失なっていくのです。

いい曲を世に送り出しても、白人に受け入れられなければ金は稼げないと悟ったカーティスは、彼女達をポップス路線へ、しかもディーナをリードボーカルに抜擢し、ルックス面でも受け入れられるグループ“ザ・ドリームス”へと変貌させます。それによってリードボーカルの座を奪われるエフィー。彼女のプライドとわがままな性格が災いして、結局、グループから追い出されてしまうのです。そして映画は中盤から、スーパースターとなったディーナと、どん底から這い上がっていくエフィーの姿を追っていきます。

大物スターと堂々と渡り合う新人、ジェニファー・ハドソンの歌唱力は鳥肌物。特に切ないナンバー“And I’m telling you I’m not going”は言葉を失ってしまいました。見るものに、ビヨンセ以上のインパクトを与えるのは間違いないでしょう。でも、ビヨンセも凄いんです。だって無名時代のディーナを演じる彼女、スターオーラまったくなし。ビヨンセがあのオーラを消すって凄いことでしょう?祐さんがビヨンセに気付かなかったというんですから(笑)。でも、スターになるにつれ、徐々にオーラが宿っていくんです。そのあたりの変化のつけ方が素晴らしい。そして忘れてはいけないのが、エディー・マーフィー。JBをモデルにしたといわれるジェームス・“サンダー”・アーリーはまさに適役。時代の変化と共に、マーヴィン・ゲイっぽくもなるんだけど…。煌びやかなパフォーマンスから、自分の時代が終ったスターの哀愁までを見せ、見事、アカデミー賞助演男優賞ノミネートです。

シュープリームスとモータウンをモデルに作られたと言われる名作ミュージカルの映画化。今では、チャートの上位を常に占めているブラック・ミュージックですが、この映画に登場するような人々によって市民権を得たということを教えてくれます。

映画好きとしては、エンディングのこだわりかたにも好感が持てます。作品に関わった全ての人をリスペクトしているんですよ。この映画でスタッフがどんな仕事をしたのかを映像で紹介していくんです。歌やファッションも含め、初めから最後の最後まで楽しませてくれる、まさにエンターテイメントな映画に仕上がっています。

アカデミー賞歌曲賞に3曲もノミネートされている「ドリームガールズ」。授賞式では、一体、どんなパフォーマンスが見られるのか、今から楽しみです。

| 17:05 | カテゴリー:映画
2007年02月15日
超混みの試写会
映画紹介は後日…

話題作「バベル」の試写会に行って来ました。スタートは20:30。毎回混んでいて、試写が始まる1時間前には行かないと入れないというので、19:30に行ったのだけど、すでに長蛇の列。入る時に配られた整理券は48番で、これじゃきっと補助席だなと思ったら予感的中。最前列より半分前に出た椅子で、スクリーンに近すぎ…(笑)。

でも、そんなこと忘れちゃうくらい凄かったです、「バベル」。集中しすぎて、眉間にシワできちゃうかと思った。菊池凛子さんは体当たり演技でね、さすがアカデミー賞ノミネートと言う感じ。世の中的には「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンのオスカー受賞が濃厚だと言われているけど、彼女も負けてなかったです。オスカー獲って欲しいな。

| 16:40 | カテゴリー:エンターテイメント
2007年02月08日
「となり町戦争」★★★★☆
ここ最近、私の母は新聞や市の広報紙を声に出して読みます。理由を聞いてみると、ボケ防止のためとのこと。そして、小旅行の広告やクイズ、薀蓄が書かれた記事などを切り取って、私に読ませます。理由を聞いてみると、私のためになるから…だそうです。

さて、私の母が隅々まで読む広報紙ですが、映画「となり町戦争」の主人公“僕”は、足の爪を切るための下敷きでしかありません。訳ありで東京から地方都市・舞坂町にやってきたらしい“僕”は、町の広報紙を隅々まで見るほど、この町に興味はない。でも、おもむろに敷いた広報誌に目を疑う文章が。そこには、こんなことが書かれていたのです。

「舞坂町はとなり町・森見町と戦争を始めます。開戦日5月7日。終戦予定日は8月31日。」

本当なのか、冗談なのか。開戦したというけれど、旅行会社代理店で働く普通のサラリーマンの“僕”の周りは普段と変わらぬ平凡な日々が過ぎていく。広報誌に掲載される戦死者の数は増えていくけれど、“僕”には戦争が行われていることを全く感じられない。しかし、ある夜、彼の元に舞坂町対森見町戦争推進室の香西という女性から電話がかかってくる。“僕”に「偵察業務の辞令が出ました」…。

原作は2005年第17回小説すばる新人賞を受賞した三橋亜記の同名小説。私は未読なのですが、そのシュールなストーリーに吸い込まれてしまいました。のどかな町で始まる戦争。戦闘シーンも血みどろのシーンもない。でも、確実に戦争は行われていて、まったく他人事だと思っていた“僕”は、偵察業務を任命されたことで、その見えない戦争のど真ん中に立たされてしまうのです。

しかも戦争推進室の香西さんによると、この戦争は“町おこしの一環”。そう、恐ろしいことに、この映画においての戦争は“行政業務”なのです。それを淡々と、業務だからとそつなくこなしていく香西という女性の異様さ。でも、彼女の姿を見ていくうちに、たとえ疑問抱いたとしても、行政のルールですから、という一言で済まされてしまう、今の社会の姿が見えてきます。

もちろん、一番のテーマは戦争。世界のどこかで行われている戦争を、私たちはどう受け止めているのか。ニュースやインターネットで見聞きする悲惨な状況を見て心痛めていても、心のどこかで、自分には起こり得ない絵空事のように思っているのかも知れない。そして、知らず知らずに戦争に加担しているかもしれないという現実を、見ないようにしているのかも知れない。

町の様子も“僕”を取り巻く日々も、あまりにも静かで淡々としているからこそ、物語に秘められた恐怖が、じわじわとあぶりだされていくんです。結構、笑えるところも多くて、シュールなブラックコメディかと思っていたら、そこには真摯な問題提議があった。なかなか、見ごたえのある作品です。

主人公“僕”を演じる江口洋介は、なんとなく生きていた男が、戦争の不条理に目覚めていく姿を爽やかに演じています。そして、香西さんを演じるのは原田知世。いくつになっても透明感が漂う彼女って凄いです。香西さんの弟を演じる瑛太も、登場シーンは少ないものの、今、波に乗っているなぁ、と思わせる存在感がありました。

原作と若干、変更された部分もあるとのこと。原作を読んだ方も、そうでない方も、ぜひ見て欲しい作品です。

| 16:04 | カテゴリー:映画
2007年02月08日
ダフト・パンクと辛来飯
フューチャーとレトロ

先日の火曜日、J−WAVEでの番組会議の後、次の仕事まで時間があったので試写会へ。作品は「ダフトパンク・エレクトロマ」。試写室は京橋にある映画美学校。ダフト・パンク初監督作品は、一切セリフなしで綴られる2体のロボットのストーリー。“2001年宇宙の旅”とか“ブラウン・バニー”を彷彿とさせる、映画というよりもアート作品のようでした…。

試写の後、夕食をとろうと銀座の方に向かうも、一人で食事できる場所が思い浮かばない。こういうときはあそこしかない!と、久々に大好きなニューキャッスル辛来飯(カレーね)を頂きました。久々に食べたんだけど…辛〜い。いつになく辛い気がした。体調が万全じゃなかったからかな。目玉焼き2つのせたかったです。でもね、美味しかった。

一人で食べていたら、TVクルーがやってきて取材が始まりました。今も昔もたくさんの人に愛されるカレー屋さんなんですね。

| 14:02 | カテゴリー:エンターテイメント
2007年02月01日
「カンバセーションズ」★★★★☆
マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティが行われているバンケット・ルーム。そこで出会った男と女。煙草を吸う場所を探す女に、男はシャンパン・グラスを差し出す。「お酒は飲まないの」と言う女に、男はこう返す。「煙草は吸うのに?」

10年ぶりに再会した男女の一夜の物語が描かれていく作品「カンバセーションズ」。タイトル通り、この映画のキモは“カンバセーションズ=会話”。上映時間の84分がこの男女の会話だけ。思わず、イーサン・ホーク&ジュリー・テルピー主演の「ビフォア・サンライズ」と「ビフォア・サンセット」という傑作を思い浮かべますが、再会までに長いブランクがあること、そして2人にはタイムリミットがあるということを考えると、出会いから9年後の再会を描いた「ビフォア・サンセット」に似ているかも。大きな違いは、「カンバセーションズ」のほうがよりリアルでビターな話だということです。

久々の再会に、お互いの身上を探りあう2人。なぜこのウェディング・パーティに参加しているのか、そもそもどういう知り合いなのか。2人の会話からその関係が明らかになっていきます。その会話の中で、男は女と出会った頃の話を続け、女は現在進行形の話を続けるのが興味深い。男にとって彼女は今でも昔のままだと信じているんですね。つまり、昔のように今でも自分を思っていてくれているはずだ、と。けれど、女にとってそれはもう過去のこと。昔の彼との思い出は心の奥にしまってあって、時折、それを取り出したりするけれど、あの頃とは違う自分なのだと心の中で繰り返す。「男はロマンチストで、女はリアリスト」とよく言われますが、それを見事に捉えたセリフの数々に思わず頷いてしまうはずです。

2分割されたスクリーンに男女それぞれが映し出されるという“デュアル・フレーム・ムービー”という演出もユニーク。セリフを口にし、相手のセリフを聞いているときの男女の表情や心の動きを残さず捉えていくんですね。そして過去と現在の2人も。画面をキョロキョロ見るのに慣れるまでちょっと大変かも知れませんが、気が付けば、彼と彼女、どちらかのフレームに集中しているはず。その人物に興味を抱いているだけなのか、それともしっかり感情移入しているからなのか。見る人によって、色んな感じ方のできる作品です。

女を演じるのはヘレナ・ボナム・カーター。登場した瞬間から、訳あってウェディング・パーティに出席することになったことを感じさせてしまう存在感はさすが。男と再会し、一線を越えるか否か、思い出と現実の狭間で揺れる演技が素晴らしい。そして、男を演じるのは注目株のアーロン・エッカート。忘れられなかった女に再会し、いまでも自分を愛しているのだと信じようとする姿が、どこか可愛くて、そして切ない。

監督はこの作品が長編2作目となるハンス・カノーザ。フランス語の囁きが心地よいカーラ・ブルーニのナンバーも印象的です。

「あなたに会いたかったわ」という言葉とハッピーエンドをどこかで期待している男。そして、何かを期待しながらもハッピーエンドなどないという現実を冷静に見つめる女。見終わった後、男と女の恋愛観で話が弾むこと間違いなしの、大人の為のラブ・ストーリーです。

| 17:11 | カテゴリー:映画
2007年02月01日
美香さん、お胸が…
目のやりどころが…
普通の人とセレブ
先週の日曜日、某雑誌企画の試写会で司会をさせていただきました。2月10日に公開される「守護神」と、80年代の名作「愛と青春の旅立ち」の2本立てという豪華なもの。この日のために、私、久しぶりに「愛と青春の旅立ち」見たんですけどね、やっぱりリチャード・ギアカッコいいわ〜。確か、母に連れられ、家の近所にある小さな映画館のレイトショーで見たんですよね。子供ながらに感動したのを覚えてるんだけど、大人になっても同じところで泣けた。ちなみに1982年の作品、今から25年前!! いや〜〜〜っ!(笑)。

「守護神」もなかなかいい映画ですよ。ハリウッド版“海猿”とも言われていますけど、ケビン・コスナーのね、ちょっとくたびれた感じがいいです。アシュトン・カッチャーもがんばってますしね。レスキュー・スイマー養成学校で育まれる師弟関係などが、「愛と青春の旅立ち」と通じるものがある。

さて、映画の合間にはトークショーがありまして、ゲストは叶美香さん。リチャード・ギアと「守護神」のケビン・コスナー、アシュトン・カッチャーのうち、恋人にするなら?と聞いてみると、「“ボディーガード”のケビン・コスナー」という答えが帰ってきました。当日の衣装は春を感じさせるような鮮やかな黄色のミニドレス。私、目のやりどころに困ってしまいましたわん。

| 13:27 | カテゴリー:エンターテイメント
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