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2006年12月28日
MOVIES OF 2006

今年も残りわずかです。先日、ようやくスケジュール帳のレフィルを買いました。エルメスさんのです。高い分だけ、価値のある日々を過ごそう、っていつも思います。それにしても・・・行っちゃいやだぁ〜、2006年さん!新年を迎えたら、あっと言う間に誕生日が来るにきまってる。そして、今年よりも速度を増して2007年が過ぎるにきまってる・・・ぶつぶつぶつ。あっ、いけませんね、新年を迎えるというのにこんなネガティブになっちゃ。来年の目標でも立てることにしましょう(笑)。

ところで、今年見た映画を数えてみたら、目標の100本に届きませんでした。この12月がちょっと忙しかったこともあって、結局91本…。まぁ、「プリズン・ブレイク」も「24シーズン?」(途中までだけど)見たし、韓国ドラマだって見たから、良しとするか。

さて、今年見た作品からがんばってBEST10を選んでみましたよ。まず6本は、このみんシネマLoungeで紹介した作品から。「クラッシュ」「カポーティ」「インサイドマン」「プラダを着た悪魔」「ビースティー・ボーイズ 撮られっぱなし天国」そして「王の男」。結構、悩みましたけど、何度見ても良い!と感じる作品たちです。

残りの4本は、良かったものの紹介する機会がなかった作品。まずは「グッドナイト&グッドラック」。ジョージ・クルーニー監督の才能、そして彼が本当にやりたかったことが凝縮された大人の為の映画でした。1950年代、レッドパージを果敢に批判したテレビキャスター、エド・マローを演じたデイヴィッド・ストラザーンがハマリ役。暗がりに立ちのぼるタバコの煙と、番組を締めくくる名セリフ“Good night and good luck”にしびれました。仕事に情熱を捧げる大人ってカッコいい、と思わせてくれるエド・マローの仲間たちもCOOLです。お腹周りが立派なジョージ・クルーニーはもちろん、ロバート・ダウニー・Jrパトリシア・クラークソンのカップルも素敵でしたね。ダイアン・リーブスのJazzでMELLOWになりながらも、真のジャーナリズムとは何かを考えさせてくれる作品でもあります。

続いては、アルフォンソ・キュアロン監督の「トゥモロー・ワールド」。「インサイドマン」のクライブ・オーウェンジュリアン・ムーア主演のSF作品です。18年間、子供が生まれないという異常事態が続く2027年の近未来のイギリスを舞台に繰り広げられるストーリーは、その原因を描くことも、解決論を解くこともありません。映し出されるのは人類存続が閉ざされた中で生まれる、テロや暴動、そして移民問題。カオスと化した社会状況の中で、ある秘密を持った移民の少女が発見されるのですが、果たして彼女は人類にとって希望となりえるのか。オープニングからエンディングまで、まったく途切れない緊張感が凄いです。そして8分間の長回しで見せるクライマックスは息を呑むほど。主人公テオを演じるクライブ・オーウェンって、どんどん良い役者になっていきますね。テオを支えるヒッピーな老人役のマイケル・ケインも最高! UKロック満載の音楽センスもGOODです。正直、邦題からは傑作という匂いがしないんですけど(原題は“Children of men”)、多くの人に見て欲しい作品です。

最後は日本映画から2本。ある事件がきっかけとなって崩れていく兄弟の関係を捉えた「ゆれる」は、ずっしりと心に残る作品でした。東京で成功した弟と、田舎で実家を継いだ兄。自由に生きる弟に対して、兄が心の奥底で感じていた羨望、そして嫉妬。弟想いだったはず兄が豹変したときの不気味さは、香川照之の演技力あってこそです。 オダギリ・ジョーは色っぽい俳優。改めてその魅力を感じました。西川美和監督の才能にも脱帽。
嫌われ松子の一生」。今年、一番、号泣した映画です。松子の転落人生を、ここまでカラフルでポップにエンターテイン出来ているのが奇跡というもの。痛いんだけど、笑える。笑えるのに泣ける。歌って踊って、楽しい演出すればするほど、彼女の悲痛な人生が際立ってくる。ハードな撮影をこなした中谷美紀は立派です! 松子が本当に欲しかった“愛”に気づかせてくれるエンディングには涙、涙でした。

ということで、来年も目指せ100本!

| 17:34 | カテゴリー:映画
2006年12月21日
「酒井家のしあわせ」★★★☆☆
先日、かわいい甥っ子が2歳になったことを祝いに、母の妹2人がやってきました。強烈なおばさん3姉妹に、私と私の妹に囲まれ、甥っ子は誕生日を祝ってもらったのでした。が、気がつけば主役はおばさん3人。松坂大輔にミキティ&ミラクル真央、「私の頭の中の消しゴム」と次々に変わる話のネタ。バースデー・パーティはただのやかましい井戸端会議へと変わっていきました(笑)。

ところで、甥っ子が生まれてからというもの、我が家には親戚がよく集まるようになりました。料理好きで、もてなし好きだった祖父がいたころは、ことあるごとに集まったものですが、亡くなってからはそんな機会もグッと減り…。でも、ここ2年は何かとみんなが集まるようになった、甥っ子がみんなを繋げてくれた、そんな気がするんですよね。やっぱり家族が集まるって大切。そして、家族と大きな声で笑うことって幸せ…

そんなことをふと気づかせてくれたのが「酒井家のしあわせ」という映画です。舞台は関西のとある田舎町。物語は、酒井家の朝の風景から始まります。味噌汁が出来上がり、食卓を囲む家族。せわしない母・照美(友近)は、部活に遅れると長男の次雄(森田直幸)を何度も呼び、食べ物で遊ぶ娘・光(鍋本凪々美)を叱る。そんな中、静かに朝食をとる父・正和(ユースケ・サンタマリア)。

一見、普通の家族に見えるけれど、照美はバツイチで、次雄は事故死した前夫との連れ子。光は父親違いの妹というちょっと複雑な家庭。中学2年の次雄は、そんな環境を最近ウザク感じています。言い換えれば、反抗期。ことうるさい母は無視、どこかつかみ所のない父をキショイと思っている。そんなある日、突然、父が家を出てしまいます。照美の実家で起きた親子喧嘩の最中、正和が大笑いしたのが原因?…と思ったら、なんと男を好きになったから!?

中学2年の男子にとって、それは重大事件。今までウザイと思っていた家族が、バラバラになってしまう!?自分なりに考え、離婚を回避しようと子どもなりに必死になります。その中で、次雄は今まで知らなかったこと、気づかなかったことが見えてくようになるのです。自分を取り巻く人々と様々な家族の形。弱々しそうに見えて家族への愛で一杯のお父さんと、どんな些細なことでもちゃんと気づいているお母さん。この二人に笑い声が戻った時、次雄も笑えるようになるのです。

友近の演技はあまりにも自然で、その辺にいる本物の母親を見ているような気になります。飄々としたユースケ・サンタマリアとのコンビもなかなかのもの。中でも、若いくせにはっちゃけられない中学生男子を演じた森田直幸君の演技は素晴らしい。同級生との淡い出来事とか、親友とのふざけっぷりも見ていて楽しいです。そうそう、この親友が机にアーティストの名前を彫って怒られるエピソードは爆笑もの。

脇を固める俳優も殆ど関西人でまとめてあるから、とある田舎の風景をそのまま見ているような感じだし、山崎まさよしの音楽の効果もあって和めます。クスクス笑いをしながら、家族の大切さを噛みしめ、涙した後、また笑える。新鋭女性監督・呉美保が描く家族には、愛おしさが一杯詰まっています。

ちなみに、次雄の同級生を演じる谷村美月ちゃんは、映画館で流れる海賊版撲滅キャンペーンの女の子なんですね。気になっていた方は、そこにも注目を。

| 16:43 | カテゴリー:映画
2006年12月14日
「あるいは裏切りという名の犬」★★★★☆
先日、新宿のタワーレコードに行ったら、「グッドナイト&グッドラック」のDVDが売っていました。「良い作品だったよね・・・、久々にクールでカッコいい男が見られる映画だったよね・・・」なんて思いながら、豪華版と通常版、どちらを購入するか悩み、結局、決められずに帰ってきてしまいました。

たまに見たくなるんですよね、男の渋さが際立つ映画って。なんかこう、女性が入り込めない世界で、正義と裏切りの狭間でせめぎあいながら生きていく。そんな姿に「くぅ〜、カッコよすぎ!」なんていいながら見てしまう私です。

古くはフランスのフィルム・ノアールがそうでした。でも、最近は香港の「インファナル・アフェア」とか韓国の「殺人の追憶」とか、アジア勢に押され気味だった。そんな中、フランスもまだまだ健在、と言わんばかりに登場したのが「あるいは裏切りという名の犬」です。

邦題がなんだか意味深で、私はそれだけで十分に心掴まれてしまったんですが、原題は「オルフェーベル河岸36番地」。フランス人なら誰でも知っているこの住所は、パリの警視庁がある場所。ここを舞台に、男警視2人の激しくも切ない運命が描かれていきます。

仲間からの信頼も厚い正義漢のレオ・ブリンクスと、野心家で利己的なドニ・クラン。かつては親友だったものの、今ではライバル同士となった男二人が、パリで多発する現金輸送車強奪事件を追うことになります。長官から、次の指揮官に任命されているレオを疎ましく思うドニは、レオ主導で進んでいた強奪事件の捜査で勝手な行動を取り、死者を出す始末。その失態の責任を問われ、調査委員会に掛けられことになります。しかし、ドニがある裏情報を入手したことによって、レオの運命が狂わされていくのです。

オープニングから途切れることのない緊張感の中、静かに物語は進んでいきます。硬派でありながら、娼婦や情報屋に対等の立場で接していくレオの仕事のやり方。そして、出世の為に手段を選ばず、敵を作り続けるドニ。きっと誰もがレオの方が順風満帆な人生を歩むと思う。けれども、神様は時に善良と思われる人間の運命を狂わせてしまうんですね。どうやっても逃げることが出来ない状況に加え、愛するものまでも失ってしまう痛みを、ただ静かに受け入れるレオの姿が潔い。もちろん、彼はその復讐を誓うわけですが、一体、どんな結末を迎えるのか。このオチがね、たまらない…。

レオとドニが、一人の女性を巡って奪い合った過去を含め、彼らがどのような人生を生きてきたのかということを、詳しく描くのではなく“醸し出す”ような演出も味わい深く、なんといってもレオ役のダニエル・オートゥイユとドニ役のジェラール・ドパルデューの渋い演技が素晴らしい。

実話をベースに描かれたこの作品、早くもロバート・デ・ニーロジョージ・クルーニーリメイクされることも決定しています。ハリウッド版の前に、ぜひオリジナルを劇場で堪能してください。

| 10:15 | カテゴリー:映画
2006年12月07日
「王の男」★★★★★
今から一年程前、本国・韓国で公開され大ヒットとなった映画「王の男」。今年、「グエムル 漢江の怪物」によって記録を塗り変えられるも、観客動員数1300万人は驚異的な数字です。今年3月、私が釜山の劇場で「王の男」を見たときは、記録がどこまで延びるかという国を挙げて大騒ぎの時期で、封切りされたばかりの映画「デイジー」よりも客席が埋まっていたのにはびっくり。公開から数ヶ月もたっているのに、「王の男」は未だに満席でした。その熱狂ぶりに、大ヒットしている理由を韓国の親友に聞いてみると、まず韓国史上最悪の暴君として有名な燕山君(ヨンサングン)という実在の人物の話に、フィクションが見事に融合されているのが非常に面白く、そこから人々は、悪名高き燕山君が抱いたであろう苦悩を発見することが出来る。また、フィクションとして描かれる旅芸人チャンセンとコンギルの魅力も大きく、特に女形・コンギル役を演じたイ・ジュンギの中性的な魅力に多くの観客が釘付けになってしまったのでは、と解説してくれました。私も映画を見て納得。「王の男」は名作と呼ぶにふさわしい作品でした。

時は16世紀初頭。田舎町で客を魅了していた幼馴染の旅芸人チャンセン(カム・ウソン)と女形コンギル(イ・ジュンギ)。女性より妖艶なコンギルを自分の物にしたいという町の有力者とのいざこざから逃れ、漢陽の都へとやってきます。巷では当時の王・燕山君が身分の低い妓生ノクスを宮中に招き入れ遊び呆けているという噂が流れ、それを聞いた2人は宮廷を皮肉った芝居を演じ、大人気となります。しかし、偶然それを見ていた王の側近の重臣に捕らえられ、芝居を見て王が笑わなければ死刑だと言い渡されてしまうのです。幼い頃に母親を毒殺されたことで、捻じ曲がった性格を持ち、人前では笑わない燕山君を前に、緊張のあまりうまく芸が出来ないチャンセン。それを救ったのがとっさに出たコンギルの演技。彼らの芸に大笑いした王は、特にコンギルをたいそう気に入り、臣下たちの猛反対を押し切って芸人達を宮廷に住まわせます。しかし、豪華絢爛な宮廷内には歪んだ真実が。そしてチャンセンとコンギルは、悲劇的な運命に巻き込まれてしまうのです。

チャンセンとコンギルが見せる芝居の内容は、かなり下世話。けれども暴君によって厳しい生活を余儀なくされた平民たちにとって、宮廷を茶化した芝居はストレス解消の場となります。また綱渡りの技はアッと息を呑む緊張感で、韓国に古くから伝わる大衆芸能の魅力を堪能することが出来ます。漢陽で出会い、チャンセンとコンギルの仲間になる3人の芸人たちもいい味出してる。“3バカトリオ”みたいなんだけど、これがね、泣けるんですよ。

コンギルに魅了され、毎晩のように彼を側に置く王。チャンセンはそれが耐えられない。けれども、繊細なコンギルは、王の悲しみ、苦しみを理解できてしまった。だから王のもとを簡単に去ることが出来なくなってしまうのです。しかし、やりたい放題の王に困惑する重臣たちや、コンギルに入れ込む王に嫉妬するノクスと、2人を陥れようとする陰謀も渦巻きはじめる。彼らを呼びいれた王の側近の思惑は一体何なのか。ラストのチャンセンとコンギルの散り際がはかなく美しい。ここは、涙、涙の名シーンです。

結局、しがない2人の旅芸人も、その国のすべてであるはずの王も、欲望と陰謀が渦巻く宮廷に翻弄されてしまう哀しい運命。絡まり合った人間模様を、豪華絢爛な映像と美しい音楽で描く一大巨編です。必見!

| 16:29 | カテゴリー:映画
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