e-STATION SHUFFLE! blog
みんしる
番組登録方法
RSS - iTunesから番組登録
iTunesをインストール済みの方はクリックするとiTunesが起動し、簡単に番組を登録できます。
RSS - Podcasting
iTunesなどのPodcastingアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
RSSでPodcastingを楽しむには…?
その他の番組blogへ
NOW ON AIR
TIME TABLE



HOME
2006年06月29日
お薦め日本映画…「花よりもなほ」&「嫌われ松子の一生」
最近、日本映画を見る機会が多い。今月のスケジュール帳を見ると、邦画7本に対し洋画は2本。今日の放送後にビースティ・ボーイズのドキュメンタリーを見る予定だけど、それを足しても邦画の半分。こんなにたくさん邦画を見ているなんて、私にしては珍しい。作品はそれぞれ個性豊かで十分に楽しく、最近の日本映画は元気だなぁ、と実感。

今回はその中から、ぜひ見て欲しい作品を2本ご紹介。まずは岡田准一主演の「花よりもなほ」。14歳だった柳楽優弥君が史上最年少でカンヌ映画祭・最優秀主演男優賞に輝いた映画「誰も知らない」の是枝裕和監督が手掛けた時代劇です。

舞台は仇討ちに藩が賞金を出していた元禄時代。父親の仇討ちのため上京した宗佐(岡田准一)は、剣の腕はからきしダメで、血を見れば腰を抜かし、逃げ足が速いというお侍さん。そんな男が、貧しい長屋で暮らすうちに、「仇討ちしない人生」もあるんじゃないかと考え始め…というお話。金はなくとも毎日を一生懸命生きる長屋の住人たちとの生活の中で、仇討ちをするべきかと葛藤する宗佐。宗佐が恋心を抱く未亡人・おさえ(宮沢りえ)はこんな言葉をかける。

「お父上の人生が残したものが憎しみだけだったら寂しすぎます…」

仇討ちをすれば、その恨みがまた返ってくる。憎しみの連鎖ほど、悲しいことはない。時代劇でありながら、現代へのメッセージがしっかりと込められていているところが是枝監督らしいと思った。キャストは本当に豪華で、中には出演シーンが短くてもったいないと思う人も。くすくす笑えて、見終わると心が優しくなるこの映画「是枝流の落語」という趣で、大好きな立川志の輔の口上で見てみたいと思ったのでした。評価は★★★★☆


続いては、今年のベスト5に入るであろう傑作「嫌われ松子の一生」。いやぁ〜、泣いた、泣いた。大泣きさせてもらいましたよ。「下妻物語」もかなり面白かったけど、さらに上を行く出来映えはさすが、中島哲也監督。最近、山田宗樹さんの原作を読み始めたんだけど、不運な女・松子の転落人生を、良くぞこれだけのエンターテイメントに仕上げたなと感心するばかりです。大ベストセラーをあんな映画にしちゃったロン・ハワード監督にも見て欲しい(笑)。

教師時代、お金を盗んだ生徒をかばったことから始まった松子の不幸な人生。惚れた男たちには裏切られ、挙句の果てには殺人を犯し、それでも這い上がっては生きる女。普通ならばドーンと落ちてしまう超不幸話を、ど派手な色使いのファンタジーとミュージカルタッチに仕上げてしまった! 一歩間違えば悪趣味になるかもしれない演出なのに、物語が進むにつれ、松子の悲しさ、やるせなさ、切なさがどんどん際立っていくんです。そして最後にはもう、号泣・・・

俳優も音楽も映像も、全てが最初から最後までパワフル。全く失速することないテンションに圧倒されますが、何度、男に裏切られても、また信じようとする健気な松子の姿に心打たれ、ブラックなユーモアに笑い、昭和から平成までの時代を象徴する映像や衣装も楽しめる。さらに、「花よりもなほ」同様、こちらも俳優陣は超豪華!ミュージシャンも登場します。

病弱な妹ばかりに愛情を注ぐ父親に、寂しい思いをずっと抱えていた松子。誰よりも愛を欲しがっていたのに、いつも与えるだけだった。そんな女の一生を、中谷美紀が演じ上げる。もう、女優魂、炸裂です。間違いなく彼女の代表作となるでしょう。★★★★★満点です!

明日7月1日は映画の日。ぜひ、劇場で楽しんでもらいたい2本です。

| 17:56 | カテゴリー:映画
2006年06月26日
映画検定を受けてみた。
難しかったっス…
昨日(6月25日)第一回映画検定なるものを受けてきました!これはキネマ旬報が主催するもので

“映画の歴史・作品・俳優・スタッフ・業界などに関する知識をはかる試験制度。日本が誇る映画文化の次世代への継承、また娯楽映画から芸術映画まで、もっともっと多くの人たちに映画をより楽しんでもらう為の検定試験”とのこと。

番組の映画番長が受けないでどうする!ってなわけでやる気満々。今回は4級・3級・2級の試験が受験可能(1級は2級合格者のみ受験可能なので今回はなし)だったんだけど、試験内容と基準レベル、さらに最終的に1級を目指す者としては、やっぱり2級受けとかないと…でしょ!? しかし、その後、受験準備の為に手にした問題集を読んで「しまったっ!!」と思った。

だって…問題内容が古過ぎる〜〜〜〜〜〜〜!!
私が生まれる前の作品が一杯なんだもの。それでも、洋画好きな母のおかげでハリウッドのクラッシックは結構見てるからそのあたりは得意。問題は日本映画なのですよ。例えば…

問:1957年に日本で初めて製作されたワイド化第1号作品は?
)云襪硫峅
¬声E傾弔汎露戦争
集金旅行
ぢ臈たり三色娘

見たことあります、この映画たち(笑)。こんなだから、一応、知識を丸暗記して(といっても40%くらい?)挑みましたけど、当たっているのかわからない。3分の1はもう勘で解くしかなかったし(笑)。絶対正解って自信あるのは、間違いを選ぶ問題の“「ビヨンド・ザ・シー」主演ラッセル・クロウ”、“「ザ・ロック」に登場した刑務所=アルカトラズ”、“フレッド・アステアと一番多く共演した女優=ジンジャー・ロジャース”くらいか?

正直にいうと、問題が楽しくない(笑)。まぁ、試験なんてそもそも楽しいものではないのだけれど、9割は洋邦映画のクラッシックからで、さらに映画創世記や撮影方法、撮影監督とか業界の仕組みだとかの問題が多かった。たしか2級の内容説明に“B級映画やカルト作品からも出題”なんて書いてあったけど、皆無だったなぁ。その辺、得意なのに…。あと、出題の仕方がややこしいかったです。いわゆる映画好きな人は4級・3級を受けたほうがいいのかも。

問題は持ち帰り禁止(何で???)だった為、楽しい答え合わせも出来ないのが残念なんですけど、まぁ、不合格でしょう。ハッハッハッハッハッ(笑うしかないのだ!)でも、“試験を受ける”という行為が久々で、学生に戻ったように楽しんでしまいました。ちなみに合否結果発表は7月下旬、お楽しみに!

| 08:41 | カテゴリー:PRIVATE
2006年06月22日
「ハチミツとクローバー」★★★★☆
私はこの映画のパンフレットを見るまで、「ハチミツとクローバー」が累計480万部を超える超人気コミックだということを知らなかった。以前、深夜のTVで偶然見たアニメと同じタイトルだと言うことに気付いただけ。しかも、他の番組を見るためのザッピング中だったため、何となく、ホンワカした作風だったような…というくらいしか記憶にない。そんな、ハチクロを全く知らなかった私をフリークにしてしまったこの映画。

美術大学生5人の、甘酸っぱくて切ない群像劇。それぞれ恋に未来に悩んでいるけど、みんな、キラキラしているんだなぁ。もう十分、大人になってしまった私には、思わず「若いな〜」とつっこんじゃう点も若干あったりするけど、エンディングではうかつにも泣いてしまった(笑)。何かね、好きだけじゃ叶わないこともあると気付かされた、遠い昔の自分を見ているようでねぇ…(しみじみ)。試写室を出る時には「マンガ絶対読まなきゃっ!」と、書店に走ったのでした。

小説でもコミックでも、先に原作を読むか、映画を見るかというのは毎回、悩むところではありますが、私が思うにこの「ハチクロ」に関してはどっちが先でも大丈夫なのではないかな?という気がします。もちろん、原作とは若干設定が変更されていたり、オリジナルのエピソードが加わっていたりするけど、コミックが持つテイスト(お笑いはやや控えめ)はしっかりキープされているし、全編に流れる音楽もナイスなセレクト。最近、私が見たコミック原作の作品(僅かではありますが)の中では、かなり評価高し。

でも、この映画が成功している一番のポイントはキャスティングでしょう。コミックの映画化はすでにビジュアル化されているだけに、キャスティングはとっても重要だと思うけど、竹本=櫻井 翔、はぐ=蒼井 優、森本=伊勢谷友介、真山=加瀬 亮、あゆ=関めぐみの“ハチクロ美大生5人衆”に関しては、ルックスといい演技といい、これ以外考えられないというパーフェクトな配役です。中でも印象的だったのはメガネ男子(だけど、ストーカー!?)な加瀬 亮。「花よりもなほ」でもいい演技でしたけど、ハチクロでは見事なまでに真山クンを体現しています。美人でカッコイイけど片思い一直線!なあゆを演じた関めぐみ、この映画で最大の発見。彼女の演技は初めて見たけど、すごくナチュラルで良かった…。

もう一つ、見所といえば、胸がキューンとなるようなセリフの数々。私がコミックを読みながら時折、泣いてしまうのは、セリフや心の中の呟きのせいでして、その数々の言葉が耳に届くのは、何とも幸せなことです。

「人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった…」

スクリーンの中の5人は、一体、どんな風に言葉を届けてくれるのか?お楽しみに。

主人公は男性の方が多い、ということもあって、女子のみならず男子にもぜひ見てもらいたい「ハチミツとクローバー」。思わず、青春っていいなぁ…と、呟いてしまう、そんな作品です。

| 14:34 | カテゴリー:映画
2006年06月21日
有楽町で「よろしくね〜」
よろしくね〜@有楽町マリオン(恥)
W杯ばかりの生活にいつしか映画を見る時間も少なくなり…。

いっ、いかん!こんなことじゃ〜!!

ということで、「TRICK2」を見てきました。

実は映画版は初めて見たんですけどね(ドラマもそんなに見てません)、面白いねー、これ。っていうか、ユルーイね(笑)。こんなに面白いのならドラマをちゃんと見てれば良かった。小ネタに使うエネルギーが半端じゃないのですよ。CMで耳にタコができるくらい刷り込まれた「よろしくね〜」の張本人といい、シリーズ最強の霊能力者を演じる片平なぎさのパロディといい、ツボにはまりまくり。エンディングの長回しも、一番最後のあの文字を見て大笑いする私を見て、監督さん&スタッフの皆さんは「してやったり!」と思っているに違いない。

W杯の諸事情で眉間にシワとたくさん作っちゃった皆さん、この映画を見て優しくほぐしてあげましょうね。

| 16:04 | カテゴリー:プライベート
2006年06月15日
「フーリガン」★★★☆☆
先週末から、生活サイクルがW杯モードになってしまいました〜。夜10時からリアルタイムで第1試合。その後、用事を済ませていると深夜1時になり、寝なきゃいけないのにズルズルと第2試合を見始めて…。さすがに早朝4時の試合は録画してますけど、人間、楽しいことならあっと言う間に生活リズムを変えられるのねぇ。おかげで早起きがきつい今日この頃です。

(そうこうしているうちに、たった今、イングランドvsトリニダードトバゴ戦が始まってしまった。)

さて、今回、紹介する映画は「フーリガン」。世界で一番サッカー好きな国と言われるイギリスの映画です。同じ部屋に住む友人の罪を着せられ、名門大学を退学処分になったアメリカ人青年マット。傷心のまま、姉夫婦の住むロンドンに向かったマットは、そこで義兄の弟ピートに出会う。ピートはウェストハム・ユナイテッドのフーリガン・ファームGSE(グリーン・ストリート・フーリガン)のカリスマ的リーダーで、彼に誘われプレミアム・リーグの試合を体験したマットは、次第にフーリガンに魅せられていく…。

オープニングに描かれるのは、因縁の対決と言われる<ウェストハム>vs<ミルウォール>のフーリガン同士のバトル。「まったく、何やってんだかなぁ」と、正直ちょっと呆れ顔になるけど、見ていくうちにどんどん面白くなる映画です。

“サッカー”と言うアメリカ人マットに「イギリスではフットボールと言うんだ!」とダメ出し。競技場に入る時は監視カメラに顔を見られないようにフードを被る(だから皆フード付きを着ている)。さらにフーリガンはアメリカ人と記者が大嫌い(マットは大学でジャーナリズム専攻)などなど。思わず“へぇボタン”を叩いてしまう小ネタが一杯なのも、フーリガン事情に詳しい作家ドゥギー・ブリムソンが脚本に携わっているからでしょう。

でも、フーリガンを讃える映画になっているわけではなく、マット=つまり外部の人間の視線から描かれている。心の拠り所がなかったマットは、フーリガン同士の連帯感や信頼に家族のような心地よさを知ると同時に、危険な暴力が持つ魅力にもはまっていく。だけれども、興奮を味わえる暴力からは悲しみが生まれる。それに気づくことができるか。それとも、全てを失ってでも、自分自身の存在を確かめる為にフーリガンであり続けるのか。見方によっては、様々な感情を掴むことが出来るはず。

キャスティングも良く、中でもピート役のチャーリー・ハナムがス・テ・キ。マット役のイライジャ・ウッド以上に、短髪姿のチャーリーに女子は目が釘付けになるはずです。

ちなみに監督はレクシー・アレキサンダーという女性。2002年にはアカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされていて、これが待望の初監督作品です。映画で描かれる喧嘩シーンや、実際のプレミアリーグの試合映像の迫力から、監督が女性と知ってビックリしたけれど、本人は子供の頃からドイツ・マインハムの熱狂的サポーター、しかも空手やキックボクシングをたしなむという美人。なんだか頼もしい(笑)。

フーリガンを青春映画に盛り込んで描いた「フーリガン」。暴力を肯定するわけでは決してないけれど、リアルな姿を描いたという意味では興味深い映画です。

| 17:53 | カテゴリー:映画
2006年06月14日
ジェイミー・カラムは凄すぎるっ!
もう一度見たいっ!
13日の火曜日。J-WAVEでの番組会議後、ジェイミー・カラム@クラブ・クアトロに行って来ました。夜10時からは韓国vsトーゴ戦だし、早めに帰りたいなぁ…なんて思っていた私が馬鹿でした。なんて凄いライブなんでしょう。ブラボー、ジェイミー!万歳、ジェイミー!今年のベストライブ枠決定!いやぁ、彼は天才です。ピアノを弾く、叩く、乗っかる、ジャンプする。スタンダードなジャズを歌い、ピアノの端にちょこんと置いてある小さなターンテーブルでスクラッチ。ピアノのボディを激しく叩きながら、曲間にカニエさんの“Gold Digger”やエイメリーの“1Thing”をさらっと口ずさむ。エルトン・ジョンの“Rocket Man”にレディオ・ヘッドの“High & Dry”(この曲、大好きなの〜)をジェイミー流に歌い上げる。

中でも圧巻だったのが、ホワイト・ストライプスの“Seven Nation Army”。たった一人での演奏なんだけど、これが凄かった。ビートとスキャットを始めたと思ったら、実はその場で録音されていて、それに合わせてピアノを弾きながら歌うんです。さらにコーラスを録音。それがあっという間にダブになっていき、しまいには厚いサウンドに変化していく。これを別々にやるんじゃなくて、演奏の過程で行っていくんです。こんなの初めて見ましたわ@@

音楽が好きな人なら、ジェイミー・カラムのライブは必ず行くべし。最高にハッピーなライブですよ。12月には再び来日するそうなので、その時はぜひ足を運んで欲しいです。

追伸: ライブ終了後、中盤から見ることになった韓国vsトーゴ戦。アン・ジョンファンも最高でしたっ!

| 16:14 | カテゴリー:PRIVATE
2006年06月08日
「インサイド・マン」★★★★★
先月、我が番組が行った「インサイド・マン」の試写会。私と祐さん、久々に二人揃ってMCをさせてもらいましたが、映画の感想を送ってくれた皆様、ありがとうございました。あと、「みんしるさんのヒールが高い」とメッセージを送ってくれた方々も!あのくらいのヒールの靴は普段から履いているので、たくさんの指摘を受けてちょっとビックリしました。ま、少しでも足を長く見せたい、颯爽と歩くイイ女になりたい、という気持ちだけで履き続けたら、難なくこなせるようになりましたねぇ・・・。それだけ、年も重ねましたしねぇ・・・(しんみり)。

さて、「インサイド・マン」。お気に入りのクライム・サスペンスです。銀行に立てこもった犯人グループと警察の攻防、その中で明らかになる銀行の会長の“秘密”。さらにその「秘密」を守秘すべく、会長によって現場に送られた女弁護士。登場人物たちの背景にある様々な事情が絡む中、犯人グループのリーダーが言う“完全犯罪”がどうやって行われるのか、ハラハラしながら見ていくのですが、人種の坩堝=NYならではのエピソードとセリフが、そんな私をクスクスっと笑わせる。なんていうか、インテリジェントでウィットに富んでいて、大人のための映画になっているんですね。そもそも、犯人グループが、どんな目的でその銀行に押し入ったのか? 伏線やトリックを使い、説明よりも観客に想像させるこの映画の演出が、私は好きです。

ところで、ハイヒールと言えば、女弁護士マデリーンを演じているジョディ・フォスター。髪を後ろで一つにまとめ、高いヒールにアルマーニのスーツで颯爽と歩く姿は“THE デキル女”。でもって、自分よりも上に立つ相手であっても、私に出来ない仕事はないと言い放てる自信。くぅ〜、カッコいい!一度でいいから、言ってみたいわ、そんなこと(笑)。 まぁ、友達は出来ないタイプだと思うけどね。「フライトプラン」で見せたブルース・ウィリスばりのアクションよりも、こういう役を演じるジョディ・フォスターをもっと見たいなぁ。

冒頭からどアップで登場する犯人グループのリーダー、ダルトン役のクライブ・オーウェンもイイ。下品な言葉の応酬&泥沼恋愛物語だった「クローサー」での彼に入れ込むことはなかったけど、今回はとっても魅力的。でも、やっぱり一番はデンゼル・ワシントンでしょう。服装といい、チョイ悪ぶりといい、顔に増えたシワを差し引いても、やっぱりステキ。演技も文句ナシですし…。

社会派と言われてきたスパイク・リー監督が、初めて手掛けた娯楽作品「インサイド・マン」。映画を見終わった後、「ユージュアル・サスペクツ」を見た時のような満足感で一杯になり、もう一度見たい!と思ったのでした。撮る側と演じる側の余裕と、彼らの最高の化学反応が楽しめる1本です。

| 15:43 | カテゴリー:映画
2006年06月07日
マンガ三昧
どんどんマンガが増えていく…
先週は「デス・ノート」、今週は「ハチミツとクローバー」。最近、マンガ原作の映画を見る機会が多くて、先週末からの私の生活、こんな感じです。でもって、みんな面白いのよね〜。昨夜なんて「ハチクロ」読みながら泣いてたもん(笑)。ちなみに、しっかりアマゾンで予約購入した「きょうの猫村さん2」(限定湯けむりバージョンはGETできず)、と「ゴルゴ13」も絶賛愛読中…。人生、2度目のマンガ三昧ですっ。
| 03:32 | カテゴリー:PRIVATE
2006年06月01日
「プルートで朝食を」★★★★☆
6月に入ったというのに、これからワールドカップもあるっていうのに、まだまだ5月病から抜け出せない…。まぁ、5月病に限らず、何だか調子が出なくてねぇ、という人、いますよね。そんな方にお薦めしたいのが、この映画。二―ル・ジョーダン監督最新作「プルートで朝食を」。

ニール・ジョーダン監督と言えば「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という作品もありますが、基本的には代表作「クライング・ゲーム」を始め、彼の作品の殆どはアイルランドが舞台。必ずと言って良いほど、IRAがキーワードとして登場し、社会的な視点も盛り込まれています。全体的にどこかダークで美しい、時にずっしりと重みのある作品というイメージ。しかし、この映画は今までとは一線を画すものとなりました。

「プルートで朝食を」のオープニングに流れるのはルベッツの“シュガー・ベイビー・ラブ”!(思わずwinkを思い出しちゃった)。この曲のキラキラしたポップ感に心躍らせていると、スクリーンにはべビーカーを押しながらやってくる1人の女性…ではなく、女性のように美しい男性が登場。ちょっかいを出す男をうまくあしらいながら、「そんな勇気もないくせに」と呟く彼の名は“キトゥン”こと、パトリック・ブレイデン。60年代後半、文化的にも政治的にも大きな転換期を迎えたアイルランドに生まれたキトゥンは、リーアム神父に拾われた後、ブレイデン家の養子となります。しかし、幼い頃からドレスや化粧品、アクセサリーなど綺麗なものが大好きなキトゥンは、小さな町ではいつも白い目で見られる存在。持ち前の明るさでそんな困難を乗り越えていくのですが、ある出来事をきっかけに、キトゥンは本当の母親を探す為、ロンドンへと旅立ちます。

彼が出会う人々とのエピソードで綴られていくこの作品。ポップな70年代のヒット曲と、その時々の鮮やかなファッションが楽しいのですが、主人公キトゥンが本当に魅力的。心が女性であることや、母親に捨てられたという過去が、多くのネガティブな事件を引き起こそうとも、常に純粋な心と笑顔で乗り越えていくんです。IRAに巻き込まれたり、テロリストに勘違いされたり、本当に波乱万丈なんだけど、決してへこたれない。愛されることを渇望しているはずなのに、どんな時も自分が持っている精一杯の愛を、まず周りの人々に捧げてしまう。そんなキトゥンが、自分の父親なる人物と向かい合うシーンは、涙が溢れて止まりませんでした。

キトゥンの人生に登場する人々も個性派揃い。特に前半、キトゥンが出会う旅回りのバンドが面白い。ポリティカルな発言とお笑い寄りのグラム・テイスト。このギャップと、キトゥンに心奪われたリーダーや、そんな彼に呆れるメンバー達が笑えます。

この魅力的な主人公キトゥンを演じたのが「バットマン・ビギンズ」のキリアン・マーフィー。持ち前の美しさというよりも、彼の演技でどんどんキトゥンが可愛く見えてきます。女性服の着こなしはもちろんなんだけど、注目すべきは学生時代のルックス。裁縫が得意と言う設定もあって、制服のVネックセーターに色とりどりのボタンが縫い付けてあったり、シャツの襟の大きさが左右違っていたりと、とってもオシャレ

リーアム・ニーソンスティーブン・レイなど、ニール・ジョーダン作品でお馴染みの俳優たちが脇を固めているところも大きな魅力ですが、何よりも、今までグレーな印象だったアイルランドに、ビタミンカラーを散りばめたところが私は一番好き。そして、どんなときも笑顔を忘れないキトゥンの前向きな姿勢。この映画は、きっとあなたの心を元気にしてくれるはずです!

| 15:16 | カテゴリー:
2014年 10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  


バックナンバー
2014年10月 (1)
2014年9月 (1)
2014年8月 (1)
2014年7月 (1)
2014年6月 (2)
2014年5月 (2)
2014年4月 (1)
2014年3月 (2)
2014年2月 (1)
2014年1月 (1)
2013年12月 (1)
2013年11月 (2)
2013年10月 (2)
2013年8月 (1)
2013年7月 (1)
2013年6月 (2)
2013年5月 (3)
2013年3月 (2)
2013年2月 (2)
2012年11月 (2)
2012年10月 (3)
2012年9月 (3)
2012年8月 (2)
2012年7月 (3)
2012年6月 (4)
2012年5月 (2)
2012年3月 (2)
2012年2月 (2)
2012年1月 (2)
2011年12月 (3)
2011年11月 (2)
2011年10月 (4)
2011年9月 (1)
2011年8月 (4)
2011年7月 (4)
2011年6月 (3)
2011年5月 (2)
2011年4月 (4)
2011年2月 (4)
2011年1月 (4)
2010年12月 (3)
2010年11月 (1)
2010年10月 (3)
2010年9月 (2)
2010年8月 (3)
2010年7月 (4)
2010年6月 (2)
2010年5月 (3)
2010年4月 (4)
2010年3月 (4)
2010年2月 (3)
2010年1月 (4)
2009年12月 (6)
2009年11月 (5)
2009年10月 (3)
2009年9月 (3)
2009年8月 (3)
2009年7月 (3)
2009年6月 (6)
2009年5月 (3)
2009年4月 (5)
2009年3月 (3)
2009年2月 (3)
2009年1月 (2)
2008年12月 (2)
2008年11月 (4)
2008年10月 (2)
2008年9月 (4)
2008年8月 (3)
2008年7月 (3)
2008年6月 (1)
2008年5月 (1)
2008年4月 (2)
2008年2月 (1)
2008年1月 (4)
2007年11月 (2)
2007年9月 (4)
2007年8月 (6)
2007年7月 (8)
2007年6月 (6)
2007年5月 (4)
2007年4月 (6)
2007年3月 (6)
2007年2月 (9)
2007年1月 (8)
2006年12月 (4)
2006年11月 (10)
2006年10月 (6)
2006年9月 (9)
2006年8月 (10)
2006年7月 (7)
2006年6月 (9)
2006年5月 (10)
2006年4月 (8)
2006年3月 (11)
2006年2月 (10)
2006年1月 (10)
2005年12月 (7)
2005年11月 (7)
2005年10月 (11)
2005年9月 (7)
2005年8月 (14)
2005年7月 (11)
2005年6月 (15)
2005年5月 (11)
2005年4月 (10)
2005年3月 (10)
カテゴリー
PRIVATE (49)
エンターテイメント (32)
セレブ (4)
プライベート (8)
映画 (135)
映画館で・・・ (6)
韓国情報 (27)
最新記事
お薦め日本映画…「花よりもなほ」&「嫌われ松子の一生」
映画検定を受けてみた。
「ハチミツとクローバー」★★★★☆
有楽町で「よろしくね〜」
「フーリガン」★★★☆☆
ジェイミー・カラムは凄すぎるっ!
「インサイド・マン」★★★★★
マンガ三昧
「プルートで朝食を」★★★★☆
Copyright (c) J-WAVE, Inc. All rights reserved.