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2006年05月18日
「ナイロビの蜂」★★★★★
レイチェル・ワイズといえば「真っ白な美尻」。映画「レニングラード」を見た男性達が、ジュード・ロウとのラブシーンで見せた彼女のお尻を絶賛していたからだ。私といえば、あのラブシーンが必要だったのか疑問だったし、大好きなジョード・ロウやエド・ハリスが出演していたのに映画に入り込めず、「レニングラード」の評価はあまり良くなかった。

ところで、レイチェル・ワイズという女優さんはナチュラルな美しさと演技力を兼ね備えているのに、今までどうも印象が薄い。「ハムナプトラ」シリーズではブレンダン・ブレイザー、「チェーン・リアクション」「コンスタンティン」でキアヌ・リーブスなどの人気スターと共演しているわりには、である。彼女のキャリアで最も評価が高い「アバウト・ア・ボーイ」もヒュー・グラントの情けない顔しか浮かばず…。今までずっと、何か損をしている感じの女優という印象だった。でもやっと、彼女なしではありえないと思うような真の代表作が生まれた。今年のアカデミー賞助演女優賞を獲得した映画「ナイロビの蜂」である。

映画のTVCMを見ると、単なるラブストーリーだと思われがちだけど、この作品の軸は重厚な社会派サスペンスである。駐在先のナイロビで、英国外交官ジャスティンの妻テッサが不慮の事故で亡くなる。強盗に襲われたという現地の警察の言葉に納得が行かない。ジャスティンは妻の死の真相を独自に探り始めるのだが…。

妻の足跡を追う中で、今まで知らなかった妻の姿を知るジャスティン。何度も浮かぶのは、まばゆいばかりのテッサの笑顔。しかし、なぜ?という疑問が解けるたび、夫は彼女の深い愛を知ることになる。そして、情熱的な活動家だったテッサが暴こうとしていたある陰謀を知り、ガーデニング好きで物静かだった夫は行動を始める。

貧困と病気に苦しむアフリカ。そのリアルな光景に言葉を失う。息を呑むほど美しい自然と、貧しい生活の中で見せる子供たちの元気な笑顔が、私達の心を締めつける。そこには真のボランティア精神を持った天使と、援助という仮面を被った悪魔もいる。アフリカで横行する薬物実験、大手製薬会社と官僚の癒着。憎むべき人間たちに憤りを感じながら、一体、私には何が出来るのだろう?考えさせられた。

ジャスティン役のレイフ・ファインズはいつものように素晴らしい演技。でも、今回はテッサ役のレイチェル・ワイズがさらに上をいく。ノーメークとおぼしき場面もたくさんあるのだが、内面から溢れるハツラツとした姿が本当に美しい。ナチュラルでありながら、地に足がしっかりついている、そんな女性像を演じていて、映画を見終わってこんな女性になりたいと思ってしまった。

社会派ドラマ、サスペンス、そして夫婦の深い愛を、独特なタッチで見事なまでに描き、原作が持つメッセージ性もしっかりと盛り込んだフェルナンド・メイレレス監督の手腕にも脱帽。多くの人に見てもらいたい、そんな作品です

| 16:01 | カテゴリー:映画
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