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2005年10月13日
「私の頭の中の消しゴム」★★★★☆

人から好きな恋愛映画は?と聞かれることがある。恋愛映画は、それこそ映画のジャンルで一番数多いものだし、私自身、数え切れないほどの映画を見ているから、その中から一番を選ぶのはなかなか大変なこと。でも、長い間、答えに迷うことで、どんどん自分の好きな映画が絞られてきた。今のところ、私の好きな作品は、メグ・ライアンとビリー・クリスタル共演の「恋人達の予感」。そして、ボー&ジェフ・ブリッジズ兄弟とミシェル・ファイファー共演の「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカーボーイズ」の2本。ストーリーと役者の演技はもちろん、忘れられない名シーンと名セリフがあり、さらに音楽も素晴らしいというのが共通点。さらに、その時の気分にあわせて、心に残っている作品を一つ加え、常に好きな恋愛映画を3本答えるようにしている。今年で言うならば、その3本目の映画は間違いなく「私の頭の中の消しゴム」である。

昨年、韓国で公開された時から気になっていた「私の頭の中の消しゴム」。実は以前、韓国でこの作品のプロデューサーにインタビューをした時、次に手掛ける作品だと、台本を見せてもらった。オリジナルは日本のドラマ「pure soul」だと聞き、一体どんな作品に仕上がるのか、とても待ち遠しかった。その後、韓国で大ヒットというニュースが届き、さらに私の期待は高まった。そして、今年の初めに韓国へ行った時、DVDを購入し、やっと見ることができたその作品は、永遠に変わらぬ愛を丁寧に描いた、美しく、悲しく、そして優しい物語だった。

純粋でちょっぴりおっちょこちょいな社長令嬢スジン。許されぬ恋に破れたスジンは、失意の中、立ち寄ったコンビニで、工事現場で働く無愛想な大工チョルスに出会う。きっかけは、スジンの物忘れ…。その後、再び出会った二人は、あっと言う間に恋に落ちていく。これまで独りで生きてきたチョルスの固まった心を、少しずつ溶かしていくスジンの愛。人を愛すること、許すこと、そして信じることを知ったチョルスは、スジンと結婚をし、人もうらやむような幸せな夫婦生活をスタートさせる。しかし、スジンの物忘れはますます酷くなっていき、若年性アルツハイマーという病魔がスジンを蝕んでいく。

DVDで何度も見て、さらに日本公開前に試写会で一度見たけれども、いつも同じところで私の目から涙がとめどなく流れる。実の母を許せないチョルスに、スジンが「許すと言うことは、心にもう一つの部屋を空けてあげること」と話すシーン。そこから、私は毎回、ほとんど最後まで泣きっぱなしになる。韓国映画に(特に恋愛もの)涙は欠かせないもので、変な話、映画がつまらなくても泣けるシーンがある映画もあるくらい。でも、この映画で流す涙は純度100%。ただ純粋に涙が溢れてどうしようもなくなる。一つ一つのシーンが美しく、チョルスとスジンが付き合うことになる屋台でのシーンは、女性ならきっとドキドキするはずだし、スジンが若年性アルツハイマーに犯されていることを告白するバッティングセンターでのシーンは涙なくしては見られない。部屋のあちこちに張られたポストイットを見ながら、スジンが涙ながらにチョルスへの思いを綴るシーンは、もう…。

監督の演出力もさることながら、主人公二人の演技が素晴らしい。映画「4月の雪」でヨン様と共演しているソン・イェジンは、この映画のスジン役が女優としての大きな転機になったに違いない。そして、チョルス役のチョン・ウソン。この映画を見て、彼に惚れない女性はいないはず。ワイルドでぶっきらぼうな男が、たとえ、彼女の記憶から自分が消えてしまっても、最後まで愛し続けようとする姿。特に、涙を堪えながら、一生懸命、笑顔を作ろうとする表情が、胸を締め付ける。

生きながらにして、全ての記憶が一つずつ消え去ってしまうことは、死よりも辛いことなのかもしれない…。色んなことを気付かせてくれる、そんな映画です。

| 16:45 | カテゴリー:映画
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