2009年03月15日

健全な森づくりを!

栃木県の那須野ヶ原の地域づくりフォーラムに参加しました。栃木県の北部に位置する那須野ヶ原は那珂川と箒川に挟まれた高大な扇状地。山から流れ出た水がふもとの近くで地下にしみこんでしまい、明治時代にはほとんど水が流れていなくて、ここに住む人たちは4キロも離れた箒川から水を運ぶのが日課だったそうです 。たくさんの人たちの苦労があって1885年にやっと水路が完成し荒れた荒野から豊かな土地へと生まれ変わったという歴史的な背景を持っています。


そんな那須野ヶ原の「森を手入れし、農業に生かす」という取り組みが、国の「地方の元気再生事業」に選ばれ、今モデル事業の調査を行っている真っ最中です。具体的には、長い時間放置されている森を間伐を行うことによって健全な森にし、発生した木のチップでバイオマス発電を行う。この電力と森から湧き出る水を使 って農業を行い、出来た農産物は道の駅やファーマーズレストランで販売する。というエネルギーと食の地産地消を目指す内容。


農家さんに行く機会が多かったり、食料自給率の問題など、つい農業ばかり注目してしまっていた私。しかし、林業も食料問題、環境問題を考える上でとても重要。健全な森づくりにかかせないのが間伐作業。たくさん木があったほうがCO2を吸収してくれるのではと思っていましたが、間伐を行わないと1本1本の木の力が 弱くなり、ひ弱な森になる。日光が下の地面まで届かないために下草が育たず、土壌が流出したり、災害の原因にもなる。そして何よりも手入れの行きとどいた健全な森にすることで農業用水が確保できたり、地球温暖化の原因となるCO2を効率よく吸収し、蓄えてくれます。この取り組みの原点にある森の手入れは環境問題、農業 問題に重要なかかわりがあるんです。


那須野ヶ原では間伐材を資材やバイオマス燃料として資産化することでこの問題をクリアしようとしています。国産の間伐材を使うことが日本の農業を応援することにつながることを知り、食べ物だけでなく木も国産のものを選ぼうと思いました。

LOHAS SUNDAYスタッフ| 06:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリー:王理恵

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/blog/mt-tb2.cgi/32369

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)