2019年05月14日

「和食」をユネスコの無形文化遺産へ! 登録活動のウラ話

オテル・ドゥ・ミクニのオーナーシェフ
三國清三さんをお迎えしています。

190513_mikuni_4_edited-1.jpg

これまで日本では、「食」が文化であるという
明確な規定がなかったと? これはどういうことでしょう?
三國さん「そうだったんです。
和食が世界遺産になったんですけど、
僕がきっかけで、今から7~8年前にフランス料理が
世界無形文化財に指定された時に、
当時のサルコジ大統領が、ベルサイユ宮殿で
正規の晩餐会を開くということで、
僕がアジア代表で呼ばれたんです。その時は僕も
料理が世界遺産になるということが、
まだよくわかっていなかったんです。
フランスのことだからPRか何かかなと思って行ったら、
世界無形文化財になったと。それだったら
日本料理だって近いうちに世界無形文化財になるだろうと
思っていたら、既に韓国の韓国料理キムチがアジア初の
世界無形文化財に内定していたんです。
これは国益にも影響するし、
アジア初は日本でなければいかん!
となりまして、すぐに資料を
手配しまして登録までに至ったんです。」

今夜の選曲:I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT/
TAKE THE A TRAIN/COTTON TAIL / JOE JACKSON

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー