2014年03月11日

RADIO FRIENDS 〜つながるラジオ〜

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被災地のコミュニティFM、臨時災害放送局の活動を応援するために放送局の垣根を超えて展開しているプロジェクト「RADIO FRIENDS〜つながるラジオ〜」。
首都圏の6つのFMラジオ局が、毎月リレー形式で放送。ナビゲーター、DJたちも、放送局の垣根を超えて出演しています。
今月はJ-WAVEからの放送。
FM YOKOHAMAのパーソナリティー、レーサー鹿島さんがレイチェルと一緒に放送。

津波による大きな被害を受けた宮城県南部の町、亘理町の臨時災害放送局、FMあおぞらの吉田圭さんを訪ねました。
吉田さんがまず連れて行ってくれたのは、「いちご団地」。国の復興交付金などで作られた、イチゴ栽培のビニールハウスの集合体です。イチゴ農家の宍戸孝行さんをご紹介頂き
ました。

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東北ナンバーワンのイチゴの産地だった亘理町。宍戸さんは震災直後は、とてもイチゴ栽培を再開できるんじゃないか、という気持ちにはなれなかったそうです。
時がたち、全国の皆さん、ボランティアの皆さんに助けて頂いているうちに、再開を目指すようになったということ。
多くのイチゴ農家の方が、自宅のそばにあるハウスで栽培されていましたが、昨年夏、国の復興補助金で建てられた「イチゴ団地」で栽培を再開された方が多いそうです。亘理管内のイチゴ農家の数は、震災前後で380から220に減少。そしてビニールハウスは再建されたものの、借地代の支払いや、数年後に買い上げる約束になっていること、ハウスのメンテナンス費用など、課題は山積みです。

FMあおぞらの吉田さんは取材を通じて宍戸さんと知り合い、現在では「小学生が作業体験に来るから取材に来ませんか?」という連絡を宍戸さんから頂くこともあるそうです。宍戸さんも「自分たちの活動を地元の人に知ってもらいたいから」と、連絡をとっているそうです。

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鹿島:「3年前のお話を伺っていると少し涙ぐまれるお顔になりますよね。」
吉田:「今だから、一緒に気持ちに添って悲しむこともできる、そんな時間も持てるようになった気がします。3年前は、皆さんがギリギリの状態にいたので、そこで一緒に手をとってという風にしていては、先に進めない皆さんが沢山いたので、いまだからこそ、深いお話を聴けるということも増えてきました。」

鹿島:「町の方同士も、コミュニケーションを深く取られている様な印象が。」
吉田:「以前は地区ごとのまとまりで、地区の中で生活していれば間に合うという状態。震災の後は、町全体で考えなければいけないこと、というのが沢山あって、皆さんで会議をもったり、団体の枠を越えて話あったり、じゃあ私に出来る活動だったらやってみよう、たとえば仮設住宅で高齢の人と一緒に手仕事をするのを、私がリーダーになってやろうと思い立つ方がでたり、そんな風になったと感じます。」

鹿島:「FMあおぞら、そして吉田さんのこれからの目標といいますか、夢といいますか。」
吉田:「そうですね。ちょっとかっこつけちゃうんですけど、人の心と心、そして命をつなぐ、そんな放送を続けていきたいと考えています。」

ラジオに出来ること、私たちに出来ることを、改めて考えさられる取材でした。

RADIO FRIENDS〜つながるラジオ〜

Heart to Heart STAFF| 15:56 | カテゴリー:Heart to Heart