2013年02月25日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.18

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第18回は、大塚善奈が宮城県石巻市へ。生活の足となるバスを運行するほか
地域雇用を生む飲食店も運営する「ぐるぐる応援団」の取り組みを取材しました。

※この内容は、「TIME TABLE」2013.年2月号の内容を転載したものです。


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代表を務める鹿島美織さんにお話を伺う。

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仮設住宅とスーパーを往復するバスプロジェクトの様子。1回500円の運賃がかかるが、スーパーで使用できるバス利用者限定の割引クーポンがあるため、利用者の負担は少なく済む仕組みになっている。希望があれば、スタッフが買い物の手伝いや荷物運びなども行う。


 被災地における買い物などの交通手段を提供するところからスタートした「ぐるぐる応援団」。現在はその活動に加え、地域の人たちの雇用創出を目指すコミュニティ食堂「いしのま★キッチン」も運営している。
「今回の取材を通して、長期的にボランティアを行うことの難しさと大切さを感じました。代表の鹿島さんがマーケティングなどのお仕事をされていることも大きいと思いますが、バスの運行も『いしのま★キッチン』もビジネスプランを考えたうえで、先を見据えてスタッフと接しているのは本当にプロフェッショナルならでは…。鹿島さんが仰っていた『ボ
ランティアとして手伝い続けるのではなく、自立して継続的に取り組めるようなビジネスとしての枠組みを伝えたい』という言葉がとても印象に残っています。無償で何かを提供するボランティアは、短期間で終わってしまうものが多いという話も伺いました。その点、『ぐるぐる応援団』は被災地の人たちの力になりたいという純粋な想いと、活動をお金の
面でも成り立たせる客観的な視点という両面を合わせ持った理想的なプロジェクトだと思います」
 現在、観光バス会社とスーパーの協力のもと実施しているバスの運行は、今後地域の方が主導する貸し切りバスの形態を検討している。そうすることで、より自由な運行とさらなる経済効果が期待できるという。『いしのま★キッチン』も春ごろに内装工事を行うことで、多様なビジネスを展開する場としても機能させる予定。
「地域の人たちのニーズを探り、新たな展開を生む。一過性のボランティアではなく、ボランティアという概念を超えて安定した収益を目指す彼らの活動のなかには、復興はもちろん、地域再生のヒントもあるような気がします」 


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「いしのま★キッチン」の人気メニュー、チャーシューメン。震災前にラーメン店を営んでいたスタッフがいるため、本格的な味を楽しめる。

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「いしのま★キッチン」は、石巻駅前にある市役所も入居する商業施設に店舗を構える。

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クラウドファンディングで募った寄付のお礼として送るメッセージカードやワークショップで作られたブローチ、カフスボタン、ネクタイピン。


ぐるぐる応援団
震災後、鹿島美織さんがボランティアとして被災地での買い物や通院などの支援を行っていたことをきっかけに、2011年5月に設立。現在は石巻市の仮設住宅を巡回し、近隣にあるスーパーへ向かうバスを運行している。さらに、仮設住宅での人々との出会いを通じて、12年4月に石巻市役所1階にコミュニティ食堂「いしのま★キッチン」をオープン。新たな雇用創出を目指し、多彩なワークショップも開催している。

写真/玉井幹郎

Heart to Heart STAFF| 23:56 | カテゴリー:


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