2013年01月27日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.17

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第17回は、藤原恵子が宮城県仙台市荒浜地区へ。
津波被害で稲作ができなくなった畑でコットンを育てる
「東北コットンプロジェクト」の取り組みを取材しました。

※この内容は、「TIME TABLE」2013年1月号の内容を転載したものです。


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藤原恵子が実際に収穫したコットン。白い部分を取り出し、種や異物を除去しながら繊維を整えた後に紡ぎ、ようやく糸になる。

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今回がプロジェクト2年目の最後となる収穫。プロジェクトに参加している企業の関係者やボランティアの方々が力を合わせて作業を行った。


 津波で農地が浸水した影響で土の塩分濃度が上がり、稲作ができなくなった仙台市荒浜地区。この場所で、耐塩性の高い綿花を栽培し、農業の再生を目指してスタートしたのが「東北コットンプロジェクト」。多彩な企業・団体が参加し、栽培から紡績、商品化・販売までの農工商が一体となった活動を行っている。
「今回、収穫に参加して初めてコットンを摘んだのですが、摘み取ったものを開いて中のしっとりしたコットンに触れたときは感動しました。津波で何もかも失われてしまったところから、被災した農家の方々がコットンに想いを託して前へと進もうとしている。彼らにとって新たな挑戦でもあるコットンで生きていくという覚悟を通して、とても力強い希望を感じました」
 試験栽培として取り組んだ1年目に比べ、2年目となる現在は畑の塩分濃度がかなり下がり、収穫量も上昇傾向にある。今後は、参加する企業・団体がそれぞれ商品を販売する本格的なビジネス展開を予定しているという。
「プロジェクトの事務局を務めるkurkkuの江良さんが『短期的な支援ではなく、荒浜の新しい産業にしていきたい』と仰っていたのが、とても印象に残っています。今後収穫量が増え、さまざまな商品が販売されることで新たなムーブメントになってほしいと感じました。いま以上に注目を集めることで、きっと復興を象徴する産業になると思うんです。微力ながら今回の収穫に携わった私自身としても、東北発のコットンがどんな商品に生まれ変わるのか、これからの展開を楽しみにしながら見守っていきたいです」


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事務局を務めるkurkku の江良慶介さんに、これまでの経緯や今後のビジョンなどを伺う。

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コットンの栽培により農地の塩分濃度が格段に下がったため、稲作を再開するという選択肢もあったが、荒浜地区の農家の方々はコットンを地に根ざした産業にすることを選んだ。


東北コットンプロジェクト
農業生産者とアパレル関連企業などが協力し、綿花の栽培を通じて農業再生や雇用創出、新たな産業の確立を目指すプロジェクト。201 1年7月の発足以降、約70の企業・団体が参加し、栽培から紡績、商品化、販売までの循環に取り組んでいる。収穫したコットンを用いたオリジナルアイテムは公式サイトなどで発売中。

写真/玉井幹郎

Heart to Heart STAFF| 23:49 | カテゴリー:


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