2012年11月26日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.15

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第15回は山田玲奈が岩手県大槌町へ。伝統技術「刺し子」を活用し
地域社会の復興や雇用機会の創出を目指す「大槌復興刺し子プロジェクト」を取材しました。

※この内容は、「TIME TABLE」2012年11月号の内容を転載したものです。


YSD_0113_r_convert_20130310191943.jpg「大槌復興刺し子プロジェクト」のオリジナルアイテムのひとつ、コースター。縫い終わったものを一度水洗いし、乾かしたあとに丁寧にアイロンをかけていく。本来、“刺し子さん”は制作が終わり納品した段階で手が離れるが、「刺し子会」で集まった際にアイロンがけや袋詰めなどの作業を積極的にお手伝いしてくれるそう。


YSD_0048+(2)_r_convert_20130310192541.jpgNPO法人テラ・ルネッサンスに所属し、大槌復興刺し子プロジェクト事務所の所長を務める鈴鹿達二郎さんに、オリジナルアイテムのこだわりなどのお話を伺う。


 岩手県大槌町の女性たちの自立支援や地域雇用の創出を目指して、昨年6月に動き出した「大槌復興刺し子プロジェクト」。コースターやTシャツなどのオリジナルアイテムに東北の伝統技術「刺し子」を施すと、その加工賃が作り手の女性たちに支払われる仕組みになっている。その活動を取材するため、普段は自宅で作業している“刺し子さん”たちが集う「刺し子会」を山田玲奈が訪れた。
「ホームページでTシャツなどのアイテムを見たときに、オシャレでかわいい! と思ったのが第一印象でした。今回、そのアイテムを実際に制作している“刺し子さん”たちにお会いして、みなさんが本当に心を込めて丁寧に作られているのを強く感じました。プロジェクトの運営を行っている所長の鈴鹿さんが『ひとりひとりにプロ意識のようなものが芽生えていて、それぞれがこだわりを持って制作している』と仰っていましたが、その状況はこれからを考えるととても力強いことだと思います」
「大槌復興刺し子プロジェクト」は現在、NPO法人テラ・ルネッサンスが運営している。だが、震災から10年後の2021年までに現地法人化し、現地職員と地元住民による運営の実現を目指しているそう。
「プロジェクト自体が復興へ向けたひとつの足がかりだとは思うんですけど、『刺し子会』の開催が地域コミュニティの活性化にもつながっているうえに、長期的にも地域産業を盛り上げたいという想いは本当に素敵だと感じました。この活動を通じて、みなさんが一歩ずつ前に進み始めたことを機に町が生まれ変わる。そんな被災地で生まれた新しいビジネスの形として、かわいいアイテムを作りながら、ますます拡大していくことを願っています」

YSD_0131_r_convert_20130310192338.jpg“刺し子さん”が刺し子を施しているところ。さまざまな企業とのコラボレーションも行っており、こちらはトートバッグを制作中。

YSD_0067_r_convert_20130310192400.jpg人気商品の「大槌復興モビールTシャツ」。大槌町のシンボルである“つつじ”“鮭”“かもめ”が、カラフルな段染め糸を使った刺し子でモビール風にデザインされている。

YSD_0048_r_convert_20130310192445.jpg10月7日には東京で「感謝祭」を開催。会場ではオリジナルアイテムの販売も行われ、多くの人で賑わった。


大槌復興刺し子プロジェクト
震災で甚大な被害を受けた大槌町に住む女性たちのためのプロジェクト。“〜針と糸から、復興への糸口を。手仕事から、未来の働き口を〜”をスローガンに、「刺し子」を活用した商品を制作・販売することで、自立支援や雇用創出などを目指している。デザインはプロのデザイナーが手がけ、クオリティにもこだわりが。オリジナルアイテムの数々は、
公式サイトや販売店などで好評発売中。 

写真/安田菜津紀(studioAFTERMODE)

Heart to Heart STAFF| 23:27 | カテゴリー: