2012年08月30日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.13

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第13 回はサッシャが福島県郡山市へ。福島第一原発の事故により警戒区域となっている
福島県双葉郡富岡町にある桜の名所、夜ノ森の写真を展示するプロジェクトを取材しました。

※この内容は、「TIME TABLE」2012年9月号の内容を転載したものです。


YSD_0182_r_convert_20120830144021.jpgビジュアルデザインを担当した渡辺俊太郎さん(左)、「MUSUBU」代表の宮本英実さん(右中)、写真を撮影した白井 亮さん(右)と。


YSD_0028_convert_20120830144102.jpg物流会社ウインローダーから提供された4 tトラックの荷台を利用することで、福島県内の巡回展が実現した。


 福島第一原発事故の影響で立ち入りが制限されている双葉郡富岡町。この町は夜ノ森という桜の名所で知られ、町のシンボルであると同時に町民の誇りでもあったそう。地域に人が入ることができなくなってからも、桜は美しく咲き誇っていた。そんな夜ノ森の桜を今年4月に許諾のうえ撮影し、その写真を展示する「『桜の森 夜の森』移動写真展」を取材するためにサッシャが郡山市を訪れた。
「この写真を見たとき、単純にとても悲しい現実があるんだなと感じました。でも、実際に富岡町から郡山市に避難してきた人たちが写真を見つめる表情や、写真展についての感想から、原発の事故はこんなにもいろんな人の気持ちや夢を引き裂いてしまうんだ、ということにあらためて気付かされました。このプロジェクトを立ち上げたMUSUBUの宮本さんと写真家の白井さんが、意を決して夜ノ森の桜を撮影しに行ったのは本当にすごいこと。桜はきれいだけど、人もクルマもいなくて雑草が生い茂っている写真を通じて、いろんな立場や想いはあるにせよ、原発被害の現実を見せてくれたわけですから」
 今回の写真展は、散り散りに避難している富岡町の人たちに見てもらうために、トラックによる移動方式をとっている。
「夜ノ森のことを知らない人にも、できるだけこの写真展を見て欲しいと感じました。写真を見てどんな気持ちになるかは人それぞれ。ですが、被災地のことを自分の問題として意識することを思い出させるきっかけになるんじゃないかと思います」

YSD_0011_convert_20120830144208.jpgトラックには、7月にいわき市で行われた「第一回水風船大会」の際に描かれたイラストやメッセージが。
 

YSD_0079_convert_20120830144359.jpg写真展示が行われた郡山市富田町応急仮設住宅内にある、富岡町生活復興支援センター「おだがいさまセンター」で青木淑子さん(左)と吉田晶子さん(右)に仮設住宅でのみなさんの暮らしや故郷である富岡町への想いなどを伺う。


YSD_0160_convert_20120830144425.jpg郡山市での展示は「おだがいさまセンター」が主催したイベント「夏祭りin郡山」のなかで行われた。当日は富岡町の人たちが暮らす郡山市内の仮設住宅間をシャトルバスが運行し、久々となる町民の交流の場として多くの人で賑わった。

写真/安田菜津紀(studioAFTERMODE)

Heart to Heart STAFF| 14:46 | カテゴリー:TIME TABLE