2012年05月27日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.9

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第9回は杉山ハリーが岩手県一関市と宮城県登米市のコミュニティFMを訪れ、
震災時の取り組みやラジオの“力”について取材しました。

※この内容は、「TIME TABLE」2012年5月号の内容を転載したものです。


1_093_DPP_667_convert_20120806212154.jpgコミュニティFMではほとんどの作業をパーソナリティがひとりで行いながら放送することが多い。登米コミュニティFMのスタジオで、パーソナリティの佐藤万里子さんに話を伺う。


2_040_DPP_615_convert_20120806212214.jpg開局を目前に控えた一関コミュニティFMのスタジオ。一ノ関駅からほど近い商業ビルにあり、リスナーとの交流の場として観覧スペースが設けられている。前途を願って気合いのガッツポーズ!


 今回、杉山ハリーが訪れたのは4月29日に開局を迎える岩手県一関市の「一関コミュニティFM」と、2010年4月に開局した宮城県登米市の「登米コミュニティFM」。コミュニティFMは送信出力が制限されているため電波の届くエリアが狭く、地域社会に根ざした情報を発信する局が大半を占める。その分、災害・緊急時の被害状況や救援情報など、地域の人に必要とされる情報を提供できるのが特長で、東日本大震災以降、大きな注目を集めている。
「お話を伺ったなかでとくに印象深かったのは、東日本大震災発生時の電話やメールが使えない状況下で、多くのリスナーが被災の様子や避難先などを書いたメモをスタジオまで届けにきた、という話。あらためてコミュニティFMと現地の方との信頼関係を実感すると同時に、ラジオに関わっている人間として刺激を受けました」
 登米コミュニティFMの取材では、東日本大震災が発生した際の音源を聞かせていただいた。
「7分間も揺れが続くという大変な状況のなか冷静に対応しながら、リスナーに的確なメッセージを伝え続けたパーソナリティの佐藤さんには敬服しました。心からの言葉じゃないと人には伝わらないという理由で、開局当初からあえて震災時のマニュアルを作っていなかったことにも驚きましたね。緊急時かどうかにかかわらず、リスナーの心に確
実に言葉を届けるということは、ナビゲーターとしての使命であり責任だと思うので、個人的にこれからの課題のひとつにしていきたいです」 


3_031_DPP_608_convert_20120806212252.jpg一関コミュニティFMのパーソナリティ塩竃一常さん。ラジオパーソナリティとして活動した後、岩手県奥州市のコミュニティFM、奥州FMの立ち上げに参加。昨年から一関コミュニティFMの立ち上げに携わっている。


4_103_DPP_673_convert_20120806212326.jpg津波による壊滅的な被害を受けた南三陸町の防災対策庁舎跡地。登米市には南三陸町の住民が多数避難していることから、登米コミュニティFMでは「南三陸町情報」という番組を放送中。


5_054_DPP_628_convert_20120806212359.jpg登米コミュニティFM局長の斉藤惠一さん。現在、市内の聴取率が84%を記録するほど、市民から厚い信頼を受けているという。


一関コミュニティFM
「FMあすも」79.5MHz
2008年の岩手・宮城内陸地震を受けて開局に向け動き出し、今年の4月29日に本放送を開始。東日本大震災以降、最初に開局するコミュニティFMとして全国的に注目を集める。

登米コミュニティFM
「H@!FM(はっとFM)」76.7MHz
2010年4月に開局。東日本大震災が発生した昨年3月から、災害発生時に被害や救援状況、ライフラインなどの情報を伝える臨時災害放送局としても放送を行っている。

写真/玉井幹郎

Heart to Heart STAFF| 21:58 | カテゴリー:TIME TABLE


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