2012年04月26日

J-WAVE TIME TABLE「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」vol.8

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J-WAVEの被災地支援プロジェクト「Heart to Heart」。
これまでさまざまな形の支援を展開してきましたが
2011年8月から、その一環として番組ガイド「TIME TABLE」でも
ナビゲーターが被災地に赴き、現地で感じた希望を伝えていく企画
「HEART TO HEART〜WE ARE ONE〜」を連載しています。

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第8回は宮本絢子が陸前高田市へ。
「桜ライン311」の植樹に参加した彼女が現地で感じたこととは?

※この内容は、「TIME TABLE」2012年4月号の内容を転載したものです。

1_YSD_0475_convert_20120806211711.jpg参加者の方々と一緒に力を合わせて桜を植える。今回、宮本絢子が植えたのは病気などにも強いといわれる大島桜。見晴らしのいい高台ではあるが、実際に津波はここまで到達した。


2_YSD_0218_convert_20120806211800.jpg「桜ライン311実行委員会」代表の橋詰琢見さんにお話を伺う。彼自身も津波によって自宅や勤務先が流され、昨年6月下旬まで避難生活を送っていたそう。


 宮本絢子が岩手県陸前高田市を訪れたのは、あの日からちょうど1年の3月11日。その目的は、約170 kmにおよぶ市内沿岸部の津波到達点に桜の苗木を植えるプロジェクト「桜ライン311」の第2回植樹ボランティアに参加することだった。
「今回植樹に参加させていただいて、あらためてこのプロジェクトの意義を強く感じました。あの出来事を決して忘れず、後世につなげていくためにもとても大事なことだと思います。セレモニーのなかで地元の消防団の方が仰っていた『桜の木が育ち、いつか花が咲いて淡いピンクがつながったとき、みんなの気持ちもひとつになる』という言葉はとくに胸に響きましたね」
これまで「桜ライン311」によって植えられた桜は合計約270本。最終的には、10mおきに約17,000本を植樹することを目指している。
「復興も思うように進んでいないなかで桜を植えていくのは、長期間にわたる大変な活動だと思います。でも、何か希望を見出そうという現地の方たちの想いが、こういった活動につながっている気がするんです。この活動で植えられた桜はただの桜ではなく、常に震災のことを思い起こさせるものでもあるはず。だからこそ、いつか桜の花がラインになったときに、彼らの心に少しでも温かい気持ちが生まれることを願っています。私も桜の木を植えるのは初めての経験だったので、ちゃんと大きく育ってくれるとうれしいですね。せっかくお手伝いさせてもらったので、これをきっかけに陸前高田にまた足を運んで、今後も成長を見守っていきたいと思います」 

3_YSD_0018_convert_20120806211911.jpg桜の苗やスコップは、全国各地からの寄付で集められたもの。この日、植樹ボランティアとして参加したのは総勢300人近くで、県内のみならず県外からも多くの人が陸前高田に駆けつけた。


4_YSD_0206_convert_20120806211939.jpg植樹の仕上げとなるのは、桜の苗と支え杭を保護材で丁寧に巻きつける作業。支え杭は木が自らを支えられるような太さになるまで欠かせない。

5_YSD_0046_convert_20120806212039.jpg植樹前のセレモニー。温暖な気候であまり雪が降らない陸前高田だが、昨年同様、冷え込みが厳しくこの日も雪がちらついていた。


桜ライン311
陸前高田市沿岸部の津波到達点を桜の木でつなぎ、後世に伝えるプロジェクト。昨年8月、陸前高田市長が著書のなかで綴った「桜を植えたい」という一文を読んだ青年団体協議会会長の橋詰琢見さんが中心となって活動を開始した。第3回植樹は今年の11月を予定している。


写真/安田菜津紀(studioAFTERMODE)

Heart to Heart STAFF| 21:44 | カテゴリー:TIME TABLE


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