2014年04月14日

BIG WELCOME TOTO!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、
一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう! 
そんな番組です。

第399回目のテーマは…

BIG WELCOME TOTO!

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今日は、まもなく来日公演を行われるTOTOに注目します!
もう、伝説のバンドですね!

TOTOとはラテン語で「すべて、全部」という意味!
その名の通り彼らは、スタジオミュージシャンとして
幅広い音楽性と職人的な演奏技術、優れた作曲能力、
それらのすべてを兼ね備え、
まったくスキのない完璧なサウンドを生み出す
音楽エリート集団です。
ちなみに、その名の由来、結成当時は、
『トイレに入れば、あちこちで見られるあの
「TOTO」のマークからヒントを得た!』
と言う説もあったのですが、
いまでは「ラテン語のすべて」の説が正しいようです(笑)。

TOTOのはじまりは、元々スタジオミュージシャンとして
別々に活躍していたメンバーが
1976年のボズ・スキャッグスのアルバム『シルク・ディグリーズ』の
レコーディング・ミュージシャンとして、
召集されたのがキッカケとされています。

キーボードのデヴィッド・ペイチ、ドラムのジェフ・ポーカロに
ベースのデヴィッド・ハンゲイト、
ジェフの弟のスティーヴ・ポーカロをセカンドキーボードに、
そしてスティーヴ・ポーカロの友達の
ギタースティーヴ・ルカサーの5人に、
ヴォーカル・オーディションで合格したボビー・キンボールの6人の
オリジナル・メンバーで1977年に、
バンドはスタートしました。

そして、翌78年に「TOTO〜宇宙の騎士
でデビューします。
スタジオミュージシャンが組んだバンドということで話題騒然!
シングル「ホールド・ザ・ライン」は
5位まで上がる大ヒットとなりました。

続いて、セカンド・アルバム「ハイドラ」を発表!
TOTOは、パーマネントなバンドであることをアピールしながら
バンドの地位を確立してゆきます。

1982年、それまでのサウンド集大成的なアルバム
「TOTO IV〜聖なる剣」で、
ついに全米チャートのNo.1に立ちました。
このアルバムはレコーディングには、9ヶ月もかけ、
丹念に作り込まれた、
ロックアルバム史上に輝く最高傑作ではないでしょうか。
ファースト・シングル「ロザーナ」は全米2位、
そして「アフリカ」でついに全米No.1を獲得!
アルバム自体も、アメリカでトリプルプラチナムに輝いています。

しかし、この勢いにも、かげりが見えてきます。
彼らは、元々は、スタジオミュージシャン、
TOTOとして人気が出たことによって、
このサウンドがあちこちで求められるようになっていくのです。
その結果、TOTO以外の
さまざまなアーティストの楽曲にメンバーが参加してゆき、
気がつけば、ヒットチャートの上位には、
常にTOTOと同じようなサウンドが蔓延!!!
どこへ行っても聞こえてくる、この洗練されたTOTOサウンドに、
リスナー…音楽ファンは、食傷気味になっていくんですね…、


ミュージシャンも芸人さんも、
人気が出過ぎて沢山消費されると、あきられる!
多くのロックファンがグランジ、
ヘビメタに流れて行ったのも、このころです!

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それでも活動を続けていたTOTOですが、さらなる悲劇が…
92年、TOTOの創始者であり、
名ドラマー、グルーヴマスターのジェフ・ポーカロが
自宅の庭で殺虫剤を散布中に倒れ、病院に運ばれ、
そのまま亡くなってしまいます。

ジェフ・ポーカロのいないTOTOなんて!
これでTOTOは、解散だろうと、誰もが思っていました。
しかし、その後のツアーで、
ジェフの代役を務めた名セッション・ドラマー、
サイモン・フィリップスと共に活動を始めます。

そんなTOTOも、結局、2008年、
彼らの結成のキッカケを作った
ボズ・スキャッグスと一緒に回った
来日ツアーで解散を発表しました。

しかし、TOTOは、終わらなかったんですね…、
2010年に「TOTO IV〜聖なる剣」で
脱退したベースのデイヴィッド・ハンゲイドの後任で入った、
ポーカロ三兄弟の三男のマイクが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と言う
難病にかかってしまいます。
その治療を助けるため、2010年夏より再結成を果たします。
今では、結成時のメンバーであった実弟スティーヴ・ポーカロや、
これまた一流セッションベーシストの
ネイザン・イーストが参加し、現在に至っています。


僕が思うTOTOの魅力は…
70年代の後半、クロスオーバー、フュージョンという
プレイヤーのテクニックがどんどん磨かれて行く時代の中で
AORという、大人も楽しめるロックが生まれました。
TOTOを構成するメンバーの世代は
ビートルズも聴き、マイルス・デイヴィスも聴き、
モータウンも聴くという
音楽の豊穣期にその思春期を過ごしたミュージシャン達です。


ラジオをつければ、ジャズもロックも、
ファンクもリズム&ブルースも、すべて聞こえて来た時代。
そんな時代に、音楽に夢中になり
楽器を手にした少年達がTOTOになったんです。
ですから、その音楽性は当然幅広く、オールマイティー。
レコーディング当日までその楽曲のことを知らなくても
素晴らしいフィーリングで楽曲に息吹を与える、
スタジオセッションミュージシャンにうってつけの人材というわけです。

たびたびのメンバー交代にもかかわらず、
前向きに進んでいくところもTOTOの素晴らしさ。
TOTOの存在は、L.A.というメリカの音楽の聖地で

全米代表のミュージシャンの友情によって支えられて来ているのです!

プロフェッショナル同士の絆は、
おのおのがアウェイで戦ってきたミュージシャンなので
TOTOというホームではお互いを、しっかりリスペクトして
とても良好な関係を保っているんですね。
日本でも、一流のスタジオミュージシャンの集まる現場は
余裕があって、とても和やかで、かつ明るく現場が進みます。

ではTOTOの2ndアルバム『ハイドラ』から
1曲、お届けしましょう!


M. 99 / TOTO

20140414_toto.jpg              


いつか将来、人を、番号で呼ぶ日がきたら…という奥深い歌詞。
デイヴィッド・ハンゲイドの弾く8小節のベースソロが素敵で
当時高校生の僕は、夢中になって真似しました。
多くの音楽少年に、夢をあたえてくれたバンド。
そのDNAを引き継いだ世代が、どんどん生まれて
音楽のバトンを渡していくのです。
なんて素敵な音楽のリレーでしょう!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は、「亀田のライブマナー講座〜こんなファンはちょっと嫌だ!〜」
をお届けします!

お楽しみに!


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STAFF| 18:25 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA