2013年12月19日

愛に生きた女性 エディット・ピアフ

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
それらが今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第339回目のテーマは…

愛に生きた女性 エディット・ピアフ

BGM: ばら色の人生 / エディット・ピアフ

今日、12月19日は、
世界的シャンソン歌手、エディット・ピアフの生誕日です。
エディット・ピアフは「シャンソンの女王」と言われ、
20世紀のシャンソン界を象徴する存在です。
ちなみに、シャンソン(chanson)はフランスの大衆音楽、つまり流行歌のこと。
日本で言う、歌謡曲のニュアンスに近いですね。

今聞いている「ばら色の人生」は、ピアフの代表曲。
彼女の人生、この曲のようにバラ色…と言えたのか、言えなかったのか…。

さあ、今日は、エディット・ピアフの、愛に生きた48年の軌跡を、
彼女の名曲とともに振り返ってみたいと思います。

BGM: パリの空の下 / エディット・ピアフ

◆貧しい少女時代
カフェで歌っていたお母さんと、
大道芸人のお父さんとの間に生まれたエディット・ピアフ。
貧しかった両親は、彼女を親戚に預けます。
その結果、彼女は、ほとんどの時間をひとりで過ごすことになります。
その孤独な時間を満たしたのは、「歌」でした。
彼女は、当時の流行歌を覚えて歌い始めます。
15歳の頃には、ひとり街角に立って、
いつか有名な歌手になることを夢見て歌っていました。
そして、20歳になった頃、その夢は叶い、ついに屋根付きの舞台に立ちます。
その名は瞬く間に広がり、シャンソン界の人気者になっていくのでした。

BGM: 私の回転木馬 / エディット・ピアフ

◆愛に生きたエディット・ピアフ
情感溢れる歌を歌うピアフの人生において、
「恋愛」、男性を愛することが最大のエネルギー源だったことは、見逃せません。
「ばら色の人生」はイヴ・モンタンとの愛を歌ったというのは有名な話。
ピアフは、年下のシャンソン歌手イヴ・モンタンと、
師弟関係でありながらも激しい愛を貫きました。

そしてピアフは、歌手としてピークを極める中、1947年に、
ボクシングの世界チャンピオン、マルセル・セルダンと出会います。
セルダンには妻子がいたのですが、ふたりは急速に惹かれ合い、
大恋愛へと発展、人生最大の恋に落ちます。
しかし1949年、セルダンの乗った飛行機が墜落し、彼は死去。
失意の中で、ピアフは代表作となる「愛の讃歌」をステージで歌い、
大喝采を受けることになります。

誰もが耳にしたことのある、この「愛の讃歌」は、
愛の歌のスタンダードとして世界中で歌われています。

♪〜「愛の讃歌」カバー フラッシュ〜
越路吹雪、東京スカパラダイスオーケストラ、シンディ・ローパー、
クレモンティーヌ、斉藤和義 etc.

世界各国の言葉に訳され、男性が歌っても、女性が歌っても「愛の歌」になる。
「愛の讃歌」は、なぜこんなにも多くの人に愛されているのでしょう?

お答えしましょう!

エディット・ピアフの歌は、人生そのものなんですね。
ここに多くの人が共感しました。

多くの人が、
ヒット曲には、ヒットする理由が必ずあると思っています。
しかし、何十年も愛されるスタンダード楽曲には、
歌詞、メロディー、サウンド、時代背景、アーティストのキャラ…
どんなにヒットの理由を分析しても、説明できない「何か」があるのです。
それが、歌力(うたぢから)です。

この歌力とは、
歌い手が、楽曲に、その全人生、全魂を込める力とも言えるでしょう。

そして、ピアフの歌は、歌力に溢れていました。

彼女の楽曲は、人生をどれだけ歌に変換するかという、
まさに自分自身の身を削って歌うことと引き換えによって生まれたものです。
こうして、時代を越えていく名曲「愛の讃歌」が生まれたのです。

さあ、今日はエディット・ピアフの歌力の結晶したこの曲を
じっくり味わいましょう。

M. 愛の讃歌 / エディット・ピアフ

Hymne a L'amour - Edith Piaf

素晴らしいですね。まさに、これが歌力です。

親友であった芸術家のジャン・コクトーは彼女の訃報に際し、こう言いました。
「彼女の真似は誰にも出来ない。
 ピアフのような歌い手は、これまでにひとりもなかったし、
 今後も決して現れないだろう」

今年、没後50年。
20世紀最大の女性シャンソン歌手、エディット・ピアフの歌声は、
世界中で愛聴され、人々の心に深い感動を与え続けています。
ジャンが言うように、今でも彼女は唯一無二の存在なのです。


この番組、「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けないアーティストから音楽用語まで、何でも聞いてください!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
来週もお楽しみに!!


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STAFF| 14:17 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA