2013年12月17日

なんでも答えます、音楽のギモン!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第337回目のテーマは…

なんでも答えます、音楽のギモン!

はい、今日は、普段皆さんからいただいている
「音楽のギモン」にお答えしていきます。

●ラジオネーム:コイケヤ

いったいアレンジャーのお仕事の範囲はどこまであるのでしょうか?
イントロを作ったり、リズムを決めたり?
演奏する楽器や、はたまた演奏するミュージシャンを誰にする?
かもアレンジャーの方が決めるのですか?
メロディーラインにつけるコードやコーラスも
アレンジャーの方がつけるのですか?
「編曲」「Arranged by」という文字はよく目にするのですが、
実際のところ、どんなことなのかよくわかってません。
よろしかったら教えていただけると、嬉しいです!!

アレンジャーのお仕事の範囲は!?という質問!
お答しましょう!

はい、コイケヤさんの言う通り!
イントロを作ったり、リズムパターンを決めたり、
演奏する楽器や、演奏するミュージシャンを誰にするかも
アレンジャーが決めるのです。
メロディーラインにつけるコードやコーラスも、
アレンジャーがつけます。

しかし、正解は無限にあります。
アーティストがコーラスラインを考える場合もありますし、
ストリングスや管楽器といった特殊楽器のアレンジを
専門家に振る場合もあります。
ちなみに、僕は、全部やりますよ。

昔はアレンジのことを「書き」といいました。
そう。譜面を「書く」ということです。
各パートを譜面(スコア)に「書いて」はじめて、
編曲家と呼ばれたものです。
これが、時代とともに、コンピューターで作業が出来るようになり、
今では、譜面を書かなくても、ましてや譜面が読めなくても、
かっこいいアレンジをするアレンジャーの方もたくさんいらっしゃいます。

ただし、譜面の読み書きができないと、
ミュージシャンを呼んでプレイをしてもらう場合に共通言語がなくて、
ちょっと苦労します。
とはいえ、僕だって、譜面のない現場に行っても
「はいよー」と言って耳コピしてベース弾いちゃうんですから、
これもあまり関係ありません。

ちなみに、僕は、レコーディングの時、
ドラムやギターやキーボードと一緒に、ベースを「せーの」で弾きます。
ベースラインがアレンジの一部になっているし、
ライブ感のあるグルーヴを大切にしたいからです。
これって、野球でいうところの、監督兼選手、プレイングマネージャーですね!
中日の谷繁監督、元ヤクルトの古田監督とか、古くは野村監督を思い出します。
あれ?みんなキャッチャーだ!
音楽を支える女房役!これってベースの気質に関係あるかも!

ちなみに、アレンジャーの方の中には、
レコーディングの時は楽器は一切演奏しないで、
アレンジに集中して、「監督」に専念する方もいらっしゃいます。
アレンジといっても人それぞれです。
要は、作品が良ければいいんですね。
皆さんが聞いている音楽はどんなアレンジで作られているんでしょう?
想像しながら聞いてみるのも面白いかも!?

さあ、今日は、僕がアレンジャーになることを決意するきっかけになった
この曲を聞いていただきます。
アレンジャーは大村雅朗さん。
大村さんは、残念ながら1997年に亡くなられてしまいました。
佐野元春さん、松田聖子さん、渡辺美里さん、
手がけた楽曲はどれも最高クオリティーです。
スタジオミュージシャンを起用し、楽器は一切演奏なさらない、
生粋のアレンジャー。
80年代の日本の音楽を、ジャンルを越えて駆け抜けた、
素晴らしいアレンジャーさんです。

M. そして僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸

CONFUSION - 大沢誉志幸

●ラジオネーム:ドラえもん

こんにちは、初めてお便りします。
音楽番組でドラムの前に透明な壁のような物があるのですが、
どうしてでしょうか?
いつも不思議に思っています。

ドラえもんさん、よくご覧になっていますね。
いい質問ですよ!

音楽番組でドラムを囲っている、あの透明の壁。
あれは、通称アクリル板と呼ばれる、遮音板(音を遮る板)です。

楽器というのは、各楽器の持っている絶対的な音量の差があるんです。
同じ生楽器でも、ドラムの音は、
ボーカルやピアノやバイオリンといった楽器に比べて圧倒的に大きいんです。
ですから、ドラムと一緒に「せーの」で音を出すと
そのドラムの音がボーカルやピアノの音に勝ってしまい、
ボーカルやピアノのマイクにも混ざってしまうんです。
我々はこれを「かぶり」といいます。
これって厄介で、ボーカルの音量を上げようとすると、
かぶったドラムの音量まで上がってしまう。
つまり、いいバランスがとれなくなってしまうんです。

それを回避するために、ドラえもんさんのおっしゃっているような、
遮音板をついたてのように立てて、
ドラムの音が前に飛んでこないようにするわけです。

アクリルを使って透明なのは、
ドラマーがドラムを叩いている姿を見せるためです。
中が見えなかったら、映像的に謎ですもんね。
ちなみに、レコーディングスタジオなどでは、
アクリルではなく、木材に吸音の生地を張った遮音版が立てられます。

こうやって、少しでもいい音を届けるために、
音楽をつくる現場では、みんなが創意工夫を繰り返しているんですね!


さて…この番組「BEHIND THE MELODY」では、
ラジオの前のアナタから「音楽に関するギモン」を引き続きお待ちしています。
どんなに基本的なギモンでもOKです!
僕に聞きたいギモンは、この番組のホームページから送ってください!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、マイケル・ジャクソンの原点となったグループ、
ジャクソン5についてお話します。


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 19:33 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA