2013年12月16日

電話で伝えるメッセージ

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
それらが今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第336回目のテーマは…

電話で伝えるメッセージ

BGM: Automatic / 宇多田ヒカル
♪七回目のベルで受話器を取った君
 名前を言わなくても 声ですぐ分かってくれる

はい、完璧ですね。宇多田ヒカルさんの「Automatic」。
もう、この歌い出しだけで、ここの主人公のおかれた
せつないシーンが浮かんでくる…
さすが大ヒット曲!
みんなの心をガッチリつかむのには、ちゃんと理由があるんですね。

このように、ラブソングにおいて
重要な脇役を演じてくれる“電話”。

ちなみに、今日、12月16日は、電話創業の日だそうです。
さあ、今日の「FM KAMEDA」では、
この“電話”とラブソングの関係について考えてみましょう。

◆あまい果実 / スガシカオ
♪受話器のむこうで 音がしてるけど
 その部屋に誰か 他にいるんじゃないのかい

◆時が暴走する / 椎名林檎
♪何度も空耳のベルが鳴り身体を起こすけど
 無神経に朝は訪れる 時が暴走する

◆恋におちて -Fall in love- / 小林明子
♪ダイヤル回して 手を止めた
 I'm just a woman Fall in love

◆OVER / Mr.Children
♪毎晩君が眠りにつく頃 あいも変わらず 電話かけてやる

◆涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜 / サザンオールスターズ
♪真夜中過ぎの涙の電話(テレフォン)
 どうか答えて 何故にじれったいだけ

はいはい…名曲ぞろい!
サザンから小林明子さんまで、いろんなシーンが駆け巡りますね。

いまや一家に1台どころか、1人に1台(それ以上?)なイメージの電話ですが、
大切な人と繋がりたい、という思いは、
携帯電話でも、公衆電話でも、固定電話でも同じなんです。
ポケベルが鳴らなくて〜 なんていう歌もありましたね。

そしてコミュニケーションはメールに移ってきますね。
スマホになると、スカイプとかLINEとかを使って
コミュニケーションを取る手段も選択できるようになりました。

BGM : 片想い。〜リナリア〜 / Sonar Pocket
♪既読になった画面を見ながら
 なかなか返ってこない返事が 今日も俺を不安にさせた

あれあれ?すでにソナーポケットは、LINEを使ったコミュニケーションを
「片想い。〜リナリア〜」という曲で歌にしちゃっています。
さすが若い世代から支持を受けているソナポケ!
ね、早い!!

それでも電話!?形は変われど、
コミュニケーション(つながりたい気持ち)を叶えてくれる電話。

結局、何であれ、ラブソングには、離れている二人をつなぐ
「コミュニケーションツール」が必要だということです。
電話や、メールや、LINE、なんだってOK。
電報、伝書鳩、のろしでもOK(そんなはずはない)
「今、相手が一緒にいない」そのことが、
ラブソングの場面設定として、重要なのです。
家の前から、駅から、遠距離、海外から、その距離感はさまざま。
でも、大好きな人がそこにいない。
本当はいて欲しいんだけれどそこにいない。
この「せつなさ」は万国共通なんです。

というわけで、電話はコミュニケーションの横綱。
今や電話といえば99%携帯のことをさしていますが、
声と耳を使い、つまり、空気振動を使い、
誰でも、持っている、使っているという意味では
「人間の声帯と鼓膜」と同じくらい大切な、
生きて行くための「器官」ともいえますね。
これが、メールやLINEになると、「好き」という感情の裏にある様々な表情が
「好き」という「2文字」に一度変換されます。
ここで切り捨てられてしまう感情が、時に誤解や、心配や、
ひいてはコミュニケーションブレイクダウンを生んでしまうことがあります。
「え?だったら、手紙だってそうでしょ?」という声が聞こえてきそうですが
直筆の手紙は、その人が書いた筆跡や、癖字、時には匂いなど、
やはり、フォントで切り捨てられない何かがのこるんですね。

とはいえ、いやはや、便利な時代になりました。僕もスマホ愛用者です。
でも、やっぱり同じコミュニケーションならば、
僕は直接声を聴きたい派です。
通じてしまえば、相手の気持ちを読みながら会話できる電話が好きです。
ていうか、電話のほうが早い!単純明快!
どんなにメールを早打ち出来る人だって生の会話のスピード、
そしてそのフレキシビリティーにかなわないんですよ。

電話にはおもてなしの精神がにじみ出てきます。

いいすぎたら「ゴメンなさい」がその場で言える。
相手が元気なかったら「がんばって!」ってその場で言える。
つまり、電話は音楽でいうところの、「ライブ」なんですね!
だから面白いんです!

さて今日は…
今のライフスタイルに欠かせない存在になった携帯電話との距離感を
絶妙な歌詞とユーモアのセンスで歌ったこの曲を聞いてもらいましょう。

M. 携帯電話 / RADWIMPS

携帯電話 - RADWIMPS

素晴らしい歌詞ですね!
僕達の日常生活の携帯電話との距離感。
「ポッケの中の僕の居場所」
そう言い切る、洋次郎くんの素晴らしいセンスですね。

今日はJ-POPばかりをピックアップしましたが
もちろん洋楽にも電話が登場する曲はたくさんあります!

そう、今バックで流れている
カーリー・レイ・ジェプセンの「コール・ミー・メイビー」などは、
好きになっちゃった男の子に
『これ、私の電話番号なの! ダイヤルしてね』と番号を渡し… という歌詞ですね。
国は違えど、電話を使ったコミュニケーションのシーンは、どこも同じようですね!


「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」。
明日は、みなさんからいただいている「音楽のギモン」に
僕、亀田誠治がお答えします!


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 16:47 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA