2013年12月18日

マイケル・ジャクソンの原点、ジャクソン5

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
それらが今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第338回目のテーマは…

マイケル・ジャクソンの原点、ジャクソン5

BGM: Nobody / The Jackson 5

マイケル・ジャクソンの原点でもある、ジャクソン5。
ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロン、
そしてマイケルで結成されたジャクソン5は、
1969年の今日、12月18日、
アルバム「Diana Ross Presents the Jackson 5(邦題:帰ってほしいの)」
でデビューしました。

なんとアルバムのタイトルにダイアナ・ロス!?
当時、所属レーベルのモータウン・レコードが宣伝戦略として、
ジャクソン5をダイアナ・ロスが発掘したグループと言うふれこみで
売り出したんですね。

ジャクソン兄弟は、インディアナ州の小さな街、
ゲーリーで労働者階級の子供として生まれました。
父、ジョーもR&Bバンドをやっていた影響もあって、
1962年、ジャッキー、ティト、ジャーメインの3人は、
近所に住んでいた友人を集め
「ジャクソン・ブラザーズ (The Jackson Brothers)」の名で演奏を始めます。
その翌年、1963年には四男マーロンと、ついに!五男マイケルが、
それぞれタンバリンとボンゴとしてメンバーに加わります!
この時、マイケルは、まだ5歳!タンバリンとボンゴ!
まだ、ピアノやギターなどを演奏するには幼な過ぎたのですね。
なんか、可愛らしい!愛くるしいですね!

やがて、三男のジャーメインに代わり、
リードボーカルをマイケルが務めるようになります。
当時マイケルは9歳。
さらに、グループ名もジャクソン5となりました!

BGM: I Want You Back / The Jackson 5

そして1967年8月13日にアポロシアターで行われる、あの伝説のイベント、
「アマチュア・ナイト」で優勝し、
モータウン・レコードのアーティスト、グラディス・ナイトの目に留まります。
グラディス・ナイトは、
モータウン社長のベリー・ゴーディにジャクソン5を推薦しましたが、
当時ゴーディは、同じく10代だったスティーヴィー・ワンダーと契約しており、
なんとスティーヴィーを優先!

そして待つこと1年。
翌年、ボビー・テイラーが、改めて彼らをベリー・ゴーディに紹介し、
見事モータウンと契約します。

その当時のマイケルについて、ベリー・ゴーディはこう語っています。
「マイケルは生まれついてのスターだよ。
 ジャクソンズがオーディションに来たのは彼が9歳の時だったけど、
 もうその時点ですべてを兼ね備えていたよ。
 マイケルの歌にはすごく深味があって、どこかしら痛みをたたえていた。
 こんな子供が一体どこからこんな痛みを?と思わせるような…
 一見して特別な何かを持っているのが判ったよ」

さあ今日は、僕、亀田誠治がジャクソン5の魅力を掘り下げていきますよ!

曲の良さ、親しみやすいキャラ、マイケルの存在。
ジャクソン5の魅力は、そこに集約されてしまいがちです。

しかし、ジャクソン5の最大の功績は、
この後登場する世界中の、歌って、踊れるアーティスト、
つまりアイドルグループのひな形を作ったところにあるんです。

そして、それは、例えば今のJ-POPのアイドルグループに直結しています!

楽曲制作はプロの作家、
楽器演奏もレコーディングではスタジオ・ミュージシャンに任せる、
アーティストはボーカルトラックのみをレコーディング、
それ以外は、ステージに立って表現するという、
エンタテイナーとしての活動に専念するのです。

何よりも、マイケル・ジャクソンという、グループの中心を担うスターがいるところ。
ブレイク後、やがてそれぞれがソロ活動をするというところも、
そっくりそのまま、時代を越えて、国境を越えて、
今のアイドルに引き継がれています。

家族というつながりから生まれる親しみやすいキャラと、
愛くるしいマイケルの存在が、
当時のアメリカのショウビズ、そしてTV文化の浸透とともに
大ブレイクしていきます。
こうして、ジャクソン5は、モータウン・レーベルの代表アーティストとして、
アメリカンパワーの象徴として愛されていきます。

1960年代の終りに、
モータウンという、黒人レーベルから生まれたアーティストが、
そのヒット曲だけでなく、その後のショウビズ全体に影響を与えていく。
アメリカの片田舎から始まった、
音楽好きのファミリーバンドから始まった小さな歴史が、
マイケル・ジャクソンという世界的アーティストを生み、
そして、いまだに全世界で通用するアイドルグループのひな形になっている。
子供だったマイケルも、ファミリーグループという土台が無ければ、
スティーヴィー・ワンダーというライバルに埋もれて生まれなかったでしょう。
マイケル一人では成し得なかった音楽の偉業を、
「家族」というスタート地点から始めることによって
ジャクソン5は叶えたのです!

さあ、今日は、
数あるジャクソン5のナンバーから、
僕が愛してやまない、この曲を聞きましょう。

M. ABC / The Jackson 5

ABC - The Jackson 5

この時、マイケルは11歳。
この曲は、1970年4月25日付けチャートで、
あのビートルズの「Let It Be」を押しのけて、No.1を獲得します!
黒人のファミリーグループが、元気いっぱいのキラキラのPOPソングで、
当時、圧倒的人気を誇ったビートルズの名曲「Let It Be」を追い抜く。
まさに、時代が変わった瞬間ですね!


この番組、「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けないアーティストから音楽用語まで、何でも聞いてください!

さらに!皆さんが知りたい・聞いてみたい年代のチャートを振り返る
「BACK TO THE CHART」では、皆さんのオーダーにもお応えします。
あなたのバースデーや記念日、
その時、世の中ではどんな音楽がチャートを賑わせていたのか?
聞いてみたい人は「いつのチャートを知りたいのか?」を書いて、
この番組のウェブサイトからオーダーしてください。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、フランスで最も愛されている歌手、
エディット・ピアフの魅力をひも解きます。


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 14:12 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA