2013年05月21日

なんでも答えます、音楽のギモン!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第224回目のテーマは…

なんでも答えます、音楽のギモン!

はい、今日は、普段皆さんからいただいている
「音楽のギモン」にお答えしていきましょう。

それでは、さっそく1通目から!

●ラジオネーム:ジョイライフ

メディアに露出せず、作曲をする方っていうのは
レコード会社にどのように所属しているのでしょうか?

こちら、いい質問です!
ジョイライフさんは作曲家志望なのかな!?
基本、今の時代の作曲家の方は、レコード会社には所属していません。
確かに、その昔70年代頃までは、
レコード会社専属の作曲家・作詞家の方もいらっしゃいました。
編曲の方もいましたね。
レコード会社が全ての制作の力を握っていた時代ですね。
オケもオーケストラで一発録りしてね。

ところが、70年代に入り、
吉田拓郎、荒井由実などのシンガーソングライターが出現し、
音楽のカタチも幅広く多様化して、今では、
ほとんどの方が、作家事務所かフリーで作家活動をなさっており、
曲ごとに印税契約を交わして、
作品が売れた枚数の数パーセントを印税として受け取っています。

ですから、所属の方はほとんどいない、といって過言ではありません。

たくさんの作家の方がいらっしゃって、
「この方に書いてもらいたい!」と
決め打ちで頼まれる場合と、
コンペという形式で、いろんな作家さんに発注し
その中で一番いいものが選ばれる、というやり方があります。
そして、その曲がヒットする確率もほんの数パーセント。
ですから、気の遠くなるような仕事です。
本当に、好きでないと続けられませんね。

●ラジオネーム:モーモー

CDを買うときのギモンです。
よく洋楽CDを買うときに、
輸入盤と日本盤で値段も曲数も違うことがあるのですが、
一体どうしてですか?
アルバムの曲順とかこだわっているアーティストも沢山いると思うし、
やたら追加しなくても良い気もします。
ちなみに、僕は比較的安い輸入盤を良く買います。

良い質問ですね。
気になっている方はたくさんいらっしゃると思いますよ。

これは、お客様に届けるために生まれた
マーケティング的発想ですね。
その国の人にターゲットをしぼり、
リスナーの購買意欲を煽ろうという
考え方から生まれています。

基本的には2パターンあって、
まず、基本的な収録曲順は変わらなくて、
おまけ曲、つまりボーナストラックなどが沢山ついてくるもの。
(最近はこの傾向が強いです。
 おまけをつけて、少しでもお得感を出そうという考え)
もう一つは、収録曲そのものが大幅に変わってしまっているもの。
こちらは、最近に始まったことではなく
1960年代に、
たとえばビートルズは、アメリカ・キャピトル盤とイギリス・EMI盤では
収録曲が違ったりしましたよね。
その発売する国や地域におけるアーティストのヒット状況や、
契約の形態によって戦略を変えていく。
これを、時々言いますが、ローカライズといいます。
どちらも、時代の中で、
どれだけのCDやレコード、配信もそう…。
「作品」をいかに魅力的な商品にするか
という考え方から生まれています。

ちなみに僕は、小さいときから、おまけや付録に弱い子どもでしたが
CDは、一番シンプルなエディションを買っています。

今日、紹介するのは、RA RA RIOTのアルバム「BETA LOVE」です!
なんと、日本盤にはボーナストラックが9曲と、てんこ盛りの大サービス!
「Kiyomizu」という曲もあり、
日本のファンに向ける彼らの気持ちが感じられます。
ボーナストラックの中では、Steve Winwoodの名曲をカバーしています。

M. Valerie feat. Delicate Steve / RA RA RIOT

Beta Love - RA RA RIOT

「Kiyomizu」、これも気になる!ちょっと聞いてみましょう。

…最高ですね。
本当に親日家ということが伝わってきますね。

●ラジオネーム:デューセンバッカー

僕は、ミュージックスクールに通い、ベースを習っているのですが、
先日何気なく先生と会話していく中で、
日本の音楽に対しての話になり、
先生曰く
「結局のところ、邦楽(J-POP)は洋楽のマネでしかないから興ざめするんだよね」
と仰っていて、
たしかに多くの日本のアーティストの方々は、
海外のアーティストから受けた影響は多大だと思うのですが、
僕はマネだけではない独創性・独自性はあると思うんです。
プロデュースからプレイヤーとして
幅広く日本の音楽に携わっている亀田さんからみて、
日本の音楽とはどういうものでしょうか?

骨太な質問ですね!
「邦楽は洋楽の物マネか!?」

まず、大前提として
どんな音楽もお互い影響し合っていることを忘れてはいけません。
アメリカの音楽は、イギリスの音楽に影響を与えていますし、
イギリスの音楽は、アメリカの音楽に影響を与えています。
この時、イギリスの方は、
「イギリスの音楽はアメリカの音楽のマネでしかないから興ざめする」
と、言うでしょうか?…言いませんよね。
もしくは、反対に、アメリカの方は
「アメリカの音楽はイギリスの音楽のマネでしかないから興ざめする」
と、言うでしょうか?…言いませんよね。

つまり、どんな国にも、
音楽を奏でるために生まれて来たアーティストはいます。
彼らが、いろんな音楽に影響されて、
人々の心に届く音楽を生み出していくのは
ごくごく自然で素晴らしいことだと思います。
そこには、言語の違い、気候の違い、宗教の違い、歴史の違いなどが
重なって、独自性、独創性が含まれています。

ただし、時に、
流行の音楽をそっくりそのままいただいている(つまりパクりですね)
人たちがいることも事実。
これは時に恥ずかしいことです。

とはいえ、これは、邦楽だけではなく、洋楽でも行われていますよ。
デューセンバッカーさんも、
本当に好きな音楽を、一生懸命奏でて、向き合って、
そこに独創性をプラスしていくと
幸せな音楽ライフを過ごせるかも!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、サッシャと一緒に東京スカイツリーへ伺います!


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STAFF| 21:40 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA