2012年09月24日

なんでも答えます、音楽のギモン!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第96回目のテーマは…

「なんでも答えます、音楽のギモン!」

はい、今日は、普段皆さんからいただいている
「音楽のギモン」にお答えしました。

●ラジオネーム:ズズ

私の質問は、1stアルバムに宿るマジックについてです。
作品をたくさん出しているアーティストでも
1stが一番いいと言われることって多くないですか?
私はWEEZERの1stを聴いて、背中に雷が落ちたような衝撃を受け、
それ以来、今でもとっても大事な一枚になっています。
でも、演奏力も自分たちのイメージを具現化する力もキャリアを重ねるほど、
高まると思うのですが、どうしてなんでしょうか?
聴き手が入れ込み過ぎなんでしょうか?
そのことをアーティストは意識しているんですか?
2枚目を出すときはかなりプレッシャーなのでしょうか?教えてください!


はい。面白い質問です!
2ndは1stを越えられるか?という命題ともとれますね。
僕も考えてみました。お答えします。

まず、ズズさんのおっしゃる「1stアルバムマジック」は
なぜ生まれるのかを考えてみましょう。

大きな違いは、制作環境の違いです。
1stアルバムは、アーティストがアマチュア時代から
書き溜めていた曲が中心になって作られています。
つまり、曲の在庫(=ストック)が豊富なんですね。
ところが2ndアルバムは、1stアルバムを受けて
ツアーをやったり、プロモーションをやったり、
アーティストもプロとしての活動が入ってくるために、
生活環境がガラりと変わるわけです。
例えば、アマチュア時代は書きたい時に書けばいい、
思い浮かんだときに書けばよかった楽曲も、
ひとたび、デビューをすれば、
締め切りとの戦いになってしまいます。

10曲入りのアルバムで
1stの時は30曲のレパートリーの中から選べたものが
2ndの時は、0から書きおろさなければいけない。
10曲入りのアルバムでMAX10曲しか書けないかもしれない。
これだと、選べるサンプルの数が
1stにくらべて圧倒的に少ないわけです。

というわけで、パワーが落ちるということは、考えられなくもないですね。

ちなみに、僕がプロデュースする場合は1stアルバムの時点で
2ndアルバムまで視野に入れて、2枚作れる曲を集めておいて
その中から、選曲してレコーディングします。

こうすると、客観的なアーティスト像を
アーティスト本人やスタッフが同じビジョンを持って進めますし、
ふいのタイアップなどの発注などにも、スピーディーに対応できます。
まさに先手必勝ですね。


●モチくん
ズバリ「ユニゾン(斉唱)」について、亀田さんはどう思われますか?

広く(特に欧米の)ポピュラー音楽を見ると、
コーラス=良い、ユニゾン=拙い、というイメージがあるような気がします。
ところが一転、日本ではスマップの「夜空ノムコウ」を始め、
皆の心を打つ、数々のユニゾン大ヒット曲が存在します。

最近では、AKB48が歌ってるのを耳にすると、
AKB48自体に興味が無くても、
大人数で同じ旋律を歌う曲のパワーに釣られて、
ついつい見入ってしまいます。
そこで、亀田さんにユニゾンの魅力について聞いてみたくなりました。
世界と日本の考え方の違い、ユニゾンを効果的に聞かせる曲の作り方など、
亀田的ユニゾン観を教えてください。


はい。
ユニゾン、同じメロディを複数の人が歌ったり
複数の楽器が奏でたりすることですね。

確かに、歌のユニゾンは効果がありますね。
同じメロディを複数の声で強調するために
音圧的にもパワーが出るからですね。

文章でも、大切なところ、強く伝えたいところは、
くっきりとした太文字にすると相手に伝わるのと同じです。

それと、ユニゾンは、メロディだけが強調されているのではないのですよ。
つまり、歌っている人の人数分だけ
人格が倍増されるのですね。
だから、こもる「思い」や「念」みたいなものも倍増するんです。

あ、それから、同じメロディを
大人数で合唱とかすると
ぞくぞくすることってありません?
お寺のお経や、賛美歌なんかもそうですよね。
あれもユニゾンのパワー。
同じメロディを多くの人で唄い、共有することで
心が一つになるのです。

では、ハモりの効果って何でしょう。
ユニゾンが太文字だとしたら、ハモりはアンダーラインですね。
どちらも、そのメロディを強調するということでは同じなんですけど、
ユニゾンは押し出し。
ハモリは広がり。
そんなイメージです。

ひとりで歌うよりも、
たとえば3人など人数を増やしてユニゾンすることで、
迫力が出てきます。
しかも三人それぞれ声がちがうし、
それぞれの気持ちがこもっているから
パーティー感もでてきます!

また、ユニゾンではなく、ハモってみると、
言葉の景色が広がるんですね。
華やかになる。
というわけで、ユニゾンとハモは
どっちが優れているとか劣っているとかではなく、
それぞれに、役目があるということですね。

みんなも
ユニゾンとハモ
うまく使い分けると楽し楽し!

というわけで、
今日はSMAPでは大ユニゾンの曲を
作詞したご本人が一人でユニゾンしないで
歌っているこの曲を聴いてもらいました。

夜空ノムコウ / スガ シカオ                                            
sugashikao.jpg

大人数のユニゾンにしなくても伝わるのは、
スガ君の歌に
素晴らしい表現力と「念」がこもっているからですね。


●ケロケロ

CDの発売日ですが、
最近は水曜日発売がほとんどのようです。
何か理由があるのでしょうか?
また、いつ頃からそうなったのでしょうか?

はい。これはですね。
オリコンのチャートの集計が月曜日の夕方だからですね。
土日は発送もできないし、、、
火曜日は店着日。
となると、ちょうどいいのが水曜日ということになります。
水曜日に発売して、
水木金土たくさんのTVやラジオでプロモーションして、
日曜日にはお店で買ってもらう。
それが月曜日の集計に繋がっていく。
これが、チャートカウントのサイクルになっています。

ちなみに、火曜日は店着日(CDがお店に着く日)といって、
この店着日にCDを買うのが、いわゆるフラゲですね。

オリコンのチャートにこだわらないで
水曜日以外にリリースされる作品もまれにありますが、
やはり、チャートの上位に食い込んで
『初登場1位!とか、発売週でミリオン越え!』
など、華やかに色を添えたいのが人情。
しかも、このようなキャッチがつくと、
新聞、雑誌やワイドショーなどで取り上げられ、
何よりも、アーティストの次のステップに繋がるので
この水曜日発売の傾向は続いています。

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世の中のベーシストの皆さんにスポットライトがあたる
素敵なお知らせです!

第1回亀田杯ベース選手権大会を開催します!
明日のベース界をしょって立つ
全国のスゴ腕ベーシストを集めたコンテストです。
僕、亀田誠治の愛ある審査基準により、グランプリを決定します!

グランプリを取ると
最終審査であなたがプレイした自由曲のベースラインを
僕がプロデュース!
そして、僕のオフィシャルホームページ「亀の恩返し」で配信します!!

審査は課題曲と自由曲の2段階。
詳細はWeb「亀の恩返し」をチェックしてくださいね。

課題曲の〆切は今日まで!
あなたのご自慢のプレーを僕に聴かせてください!
待ってます!

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:30 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA