2012年07月12日

アーティストが知りたい音楽のヒミツ”スキマスイッチ”編

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第57回目のテーマは…

「アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”」

はい、この番組「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」では
ラジオの前のアナタから頂いた「音楽に関するギモン」を、募集していますが、
今日は… アーティストからの「音楽のギモン」に答えてみたいと思います。 

先週、BONNIE PINKのギモンに答えたばかりですが… 
(最近、おかげさまで「FM KAMEDA」も繁盛しております(笑))
本日、ギモンを投げかけてくれるのは、スキマスッチ!

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いつもセルフプロデュースで
シンタ君とタクヤ君の二人で
手作りで音楽を作っていくところが素晴らしい。
デビューのころから応援していて、
フェスでいっしょに演奏したり
彼らの楽曲にベースで参加したりもしていますよ。

●それでは…スキマスイッチから届いた音楽の疑問、
さっそく聞いてみましょう。

大:音楽の疑問、という事で、
  僕らも亀田さんにギモンをぶつけてみたいと思います。
常:そうですね、いろいろと考えて作ってますからね〜
大:ま、僕たちは全部二人で作って、
  曲を作ると話し合うのが「キー決め」ですよね。
常:声の高さと言うかね、この曲に合った声の高さなのかどうか?
  これ結構迷ったりしますから。
大:僕らは結構、一番トップの音(ここまで出るぞ!)っていう
  ギリギリに合わせることが多い…
常:特に昔なんか「限界に挑戦!」みたいなね?
大:そうですね、最近はそれが少しだけ
  「ちょっと低い方がこの曲合うんじゃないかとか?」
  など考えるようになってきましたが。。。
常:あとフラットやシャープの付くキーで
  「悲しくなったり」「悲しくなかったり」するみたいですが… 
大:「響き」や「曲の聞こえ方」がね。 
  そういうことがあるって言いますよね?
  亀田さんはプロデュースしたり音楽活動をする中で
  「キー決め」はどういう風にしているんでしょうか? 
  それを教えていただけたらと思います。
  というわけで、スキマスイッチでした。 
常:どうも!

さすがスキマスイッチ!
もう完全にプロデューサー目線ですね!
楽曲を作る時の「キー決め」についての疑問、いただきました!
 
それでは、さっそく・・・お答えしましょう!

僕の場合楽曲のキーは、
とにかく、ボーカルの、声の旨味成分と
ボーカルスキルを最大限に発揮できるキー、を選びます。
つまりボーカリストが
余裕を持って、自分の歌を歌えるキーを探します。
リスナーのみなさんも、カラオケで失敗するのは
キー選びですよね。
自分にあっていないキー、
やたら高いキーや、やたら低いキーを選んで
みんな「あたし、うまく歌えない!」って言ってる。

ボーカリストの旨味成分は人によって様々です。
高いところに旨味成分がある人もいれば
中音域にある人、低音にある人もいる。
ま、そこらへんは、
その人の今までの作品を聞けばすぐ分かるけれども、
ここで大事なのは、歌詞との兼ね合いなんですね。
この歌詞は、どんな雰囲気で歌いたいか。
どんなキーだと、言葉のニュアンスが自然に出せるか。
といったことは凄く大切です。

もう一つ、ボーカリストの今のモード(気分)も見逃せません。
何故か高いところに行きたがっていたら、その理由を話し合う。
「ギリギリまで託して、ひたむきなギリギリ感を出したい」
までは理解できても、
聴く人が2回目を聴きたくなくなってしまうような
too muchなギリギリ感はよくないですからね。

そして、もう一つの質問!
キーによっての、楽曲の雰囲気の違いって、
いったい、どれくらい出るものなんでしょう?

たしかに、ドレミではじまるキーがCの曲は、
みんな子供のときから、音楽の授業ですりこまれているキーなので、
ぱっと聴きの馴染みが、とてもよかったりします。

フラット系のキーは「暗い」
シャープ系のキーは「明るい」
とかいいますよね。
僕は、みんなが言うほど気にしません。
それよりもボーカルにとって最適なキーを優先します。
つまり、僕の場合、
すべての規準はボーカルにあるということになります。

ちなみに、いわゆるギター系の作曲者は
CやDやEやGやAなどの
ギターで押さえやすい、シャープ系のキーが多いですよね。
それにくらべて、鍵盤で作曲する人は
どんなフラット系のキーにも自由自在に行かれる方が多いようです。
そういえばスティービー・ワンダーのキーなんて黒鍵だらけですもんね。

これが、あの独特の
ファンキーな雰囲気を醸し出しているんですね。

では、今日はこの曲にはこのキーしかないだろうという
ファンキーなチューンを聞きましょう。

M.  Sir Duke  /  Stevie Wonder 

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この曲はキーがBなんです、
ベースやギターで弾くのはちょっと難しいんだけど、
逆に、半音上のCになった時のイメージが全く湧かない。
明るくなるけど、きっとさっぱりしちゃうはず、、、
それくらい、スティービーの歌と鍵盤と
ブラスセクションが一体となった演奏になっています。
キーって案外大切。
音楽ってほんとうに無限大ですね!


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この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
コチラ」からお願いします。

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動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:15 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA