2012年06月11日

UK式サウンドの流儀とは?

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第38回目のテーマは…

「UK式サウンドの流儀とは?」

みなさんも、音楽が流れてきて
「これはUKっぽい!」
って無意識に感じたことありませんか?

UK=かっこいい!
UK=ちょっと翳りがある!
UK=ロック!でも紳士的!

UK独特のサウンド…そこには、アメリカの音楽とは
違う何かがある!
いったいこの違いはどこからくるのか!?
アメリカにはない、UK独特のフォーマットがあるのか? 
今日はそこんとこを、じっくり掘り下げてみました。


では、まず
イギリスのアーティスト」を「イギリスのプロデューサー」が
プロデュースした「UK全部のせサウンド」!


ザ・ビートルズ/『Revolution』 ジョージ・マーティン。

T-REX/『Get it On』 トニー・ビスコンティ(アメリカからロンドンに移住)。

ELO/『Twilight』 ジェフ・リン。

ポリス/『シンクロニシティ』 ヒュー・パジャム

イエス/『ロンリーハート』 オケヒットで一世を風靡したトレバー・ホーン

コールドプレイ/『Mylo Xyloto』 「音の十二単」で魔法をかけたブライアン・イーノ

レディオヘッド/『OK Computer』 エンジニアプロデューサー、ナイジェル・ゴッドリッチ

はい、並べて聴くと、やっぱり「UKっぽい!」って感じますよね!
では、この「UKっぽさ」っていったいどこからくるんでしょう!
イギリスとアメリカの、何の違いがこの違いを生むのか
お答えします!!

1) 気候の違い!

ロンドンに行くと、イギリスの気候が、
そこで暮らす人達に与える影響を強く感じます。
とにかく晴れの日が少ない。なかなか青空を拝む事が出来ない。
晴天率は一番高い5月から8月でも50%にとどかないんです!

それに比べてアメリカのショウビズの都、L.A.は、空気もカラっとしています。
あめの多いシーズンでも、晴天率は60%以上!

この気候の違いは、如実に音に表れます。
音楽は、人生!Life is Music!ですよ。
毎日の生活環境が、アーティストの作る音楽や、演奏する気持ちに直結するんです。
もちろん、楽器の鳴りだって変わってきます。
湿度が高いと楽器は、鳴らなくなってしまうんです。

たとえば、同じアメリカでも、これがNYになると、温暖なLAとは違って
ちょっと、陰影のあるサウンドに、つまりUKの雰囲気に近づいてくるんです。

2)電圧のちがい!

意外と知られていないのは、この電圧の違いなんです。
アメリカの電圧は120V。これくらべイギリスの電圧は240Vです。
この違いは大きい!
イギリスでは、強い電気が、ギターアンプやミキサーを動かしているのです。
まさに、イギリスはロック向けの環境がそろっているのですね。
ちなみに日本は100V。がんばらなくちゃ電圧に負けちゃいますね(笑)

つまりUKのサウンドは
気候を反映した生活の「陰影」を
しかも、ちょっと湿ったダークな楽器の鳴りを
電気の力によって倍増させることによって
奏でられている音楽というわけです。
ほら! UK流の音が見えてくるでしょ!

というわけで、
このUKとアメリカのお国柄の違いを美しいメロディに乗せて歌う
UKサウンドの流儀を感じるアーティストの、この曲を聴いてみました。


Englishman in New York / Sting

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この番組「BEHIND THE MELODY」では
今日のようにリスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
コチラ」からお願いします。

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STAFF| 04:34 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA