2012年06月21日

なんでも答えます、音楽のギモン!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第45回目のテーマは…

「なんでも答えます、音楽のギモン」

はい、今日は、普段皆さんからいただいている
「音楽のギモン」にお答えしていきましょう。

それでは、さっそく1通目から。。。 

<Q>ユニバーサルZ さん
 ロックバンドの曲作りでどうやっているのか、
 ずっと疑問に思っていたことがあるので、質問します。
 作曲される時、思いついたメロディをギターやピアノで弾き語りしながら、
 録音して歌詞を載せていき、
 デモテープのようなものを作ったりすると思います。
 でも、バンドにはベースパートもあれば、ドラムパートもあるし、
 各パートがどのように音を鳴らすかは、どのように決めるのでしょう?
 作曲者が全て考えるのでしょうか?
 それとも作曲者が持ってきたメロディに対して、
 各パートのミュージシャンが肉付けしていくのでしょうか?
 というか作曲をしているようなミュージシャンは、
 全パートの演奏ができるんでしょうか?教えてください!

<A>
 バンドは共作の場合もありますが、
 たいてい作曲者が、何らかのカタチのデモをつくります。
 大きくは二つにわけられて
 ・弾き語りのようなデモしか作らないで
  あとはメンバーと一緒にスタジオアレンジする。
 ・作曲の時点で、明確なアレンジヴィジョンがあり、
  ドラム、ベース、ギター、キーボード、
  すべてのパートをデモでしっかり作り込む人まで、さまざまです。
  1番目の
  弾き語りデモの場合は、みんなでスタジオに入って、
  ドラムはこうしよう、ベースはこうしよう、
  といった感じで、作り上げていきます。
  この時点で、僕のようなプロデューサーが
  アレンジデモを作ってから、スタジオにはいることもあります。

  2番目の
  完全につくりこまれたデモの場合は、
  メンバーは一度それをコピーして再現してみて
  そして、みんなで合わせてみて
  さらにいいフレーズがあったら、そっちを採用していく。
  この化学反応が「音楽がバンドになる瞬間」です。
  どんなに、きっちりしたデモを作っても
  デモの通りに演奏しても、そのバンドのメンバーが演奏する瞬間に
  バンドの音になるんですね。 この瞬間、鳥肌もんですよ!
  だから、同じデモで違うバンドが演奏したら、
  間違いなく、違う演奏になる。
  これがバンドの一番の魅力ですよね。
  というわけで、作曲する人が、
  全パートを演奏出来るのは、きわめて稀なケースです。
  音楽はみんなで作れます!
  一人で全部しょいこまなくても大丈夫ですよ。

<Q>あげは さん
 東京ドームのような大きな会場のライブでは、
 映像と音の届く速度が違うのか、
 会場前方と後方では手拍子がずれていますよね?
 アーティストはリズムをとるのに、気にならないのでしょうか。
 まぁ、プロだから…とも思うのですが、気になります!

<A>
 アーティストは、モニタースピーカーといって
 ステージ上で、すぐ近くの足下から、自分達の音を聴いているので
 会場で聴いているような、ずれを感じるということはありません。
 (ほら、足下に、黒い箱(笑)おいてあるでしょう?)
 でも、回り込みといって、出音、つまり会場の音が、
 モニタースピーカーより大きく聞こえてくると
 やはり、こだまのような遅れた音が聞こえ始めるので、
 演奏はやりづらくなります。
 最近では、ほとんどのアーティストが、
 イヤモニという、イヤフォンからこのモニターを聴いているので
 ずれもなく、クリアーな音質で自分達の演奏を聴くことができます。
 アーティストがイヤモニつけていると、
 お客さんは自分達の声援が聞こえていないのでは?
 と、心配になるみたいけれど、大丈夫!
 ちゃんと会場の音もイヤモニに混ぜてもらって
 返しているので、みなさんの声援も聞こえていますよ!!
 というわけで、イヤモニがなかった時代。
 黄色い声援にかきけされながら、がんばって演奏したんだろうな〜という演奏。
 「日本武道館」の名前を世界にしらしめた、名盤。
 「LIVE at ザ武道館」から

I Want you to want me / Cheap Trick    

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<Q>AT さん
 作詞をするときに、どんなところからアイデアを得ていますか?

<A>
 これは、おもしろいですね。
 作詞は僕もしますが、日頃から、何を感じ、何を考えているか、
 ということがとても大切です。
 つまり、アーティスト自身が、毎日をどれだけリアルに生きているか!?
 これにつきますね。
 人生すべてが、作詞のヒントになります。
 たとえば、ラブソングを書くとしても、
 必ずしも、実際の体験を書く必要はなく、
 毎日深くリアルに生きていれば、
 全ての恋愛や悲しみを経験しなくても
 いろんな人の気持ちを代弁することができる。
 つまり、少ない経験からも、凝縮された
 普遍的な「共感」のエキスを感じ取ることができるのです。
 もちろん。本を読む、映画を見る、パワーのある芸術と触れ合う、
 名曲の歌詞を分析する、といった勉強も大切です。
 でも、一番大切なのは、
 誰かの話を聞いたり、頑張っている人を観たり。。。
 つまり、自分の事以外のことで
 「泣ける」という感受性を持つことだと思います。
 この、感受性で焼き付けた映像が、
 素晴らしい歌詞を生む力になります。
 そして、案外と知られていないのは作詞をするときは
 メロディからも力をもらえるということです。
 このメロディには、この言葉しかない。
 この言葉には、このメロディがしっくりくるという、
 言葉とメロディの素敵な関係が、必ず存在する。
 そうしていると、歌詞は自然と書けてくるものです。

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この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
コチラ」からお願いします。

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