2012年06月14日

なんだかんだロックの国UK

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第41回目のテーマは…

「なんだかんだロックの国 UK」

3日間UKの音楽について、一緒に考えてきたけど、
結局、UKってロックなんだ!ってシンプルに感じているのは僕だけですか?
そう、ここに真実あり。
ちょっとUKのロック史を、かーんたんにまとめてみますよ。

*ビートルズ、ローリング・ストーンズ
 2大バンドが生まれた国、イギリス。
*3大ギタリストと呼ばれる、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、
 ジェフ・ベックがテクニックを競った国、イギリス。
*アンダーグラウンドだったニューヨークのパンクを、
 メジャーシーンに押し上げたイギリスのパンクムーブメント。
*フレディ・マーキュリー、デヴィッド・ボウイ、
 時代のカリスマが多数生まれたイギリス。
*ブリット・ポップと呼ばれたオアシス、ブラーの世界的大ヒット

やっぱりUKはロック!

イギリスはとアメリカはいつも音楽の上では、互いに影響し合ってきました。

たとえば、ロックンロールは1950年代にアメリカで産声を挙げます。
それまでのカントリー、ブルース、ジャズなどの音楽を、
全部まとめてジューサーでかき回したら、
今まで見たことも、聴いたこともない
若者の「衝動」をシンプルに代弁する音楽が生まれた。
これが、ロックンロールのはじまりです。

そして、このロックロールは、
エルヴィス・プレスリーというアイコンを介して
海を越えてイギリスに届きます。 
この海を越えたというのがポイントです。
この距離感がUKらしさを作り上げています。
プレスリーはカリスマ、
セックスシンボルとしてアメリカで爆発的な人気を誇りますが、
イギリスの若者には、プレスリーは、レコードになって、海を越えて、
ラジオで流れることによって純粋な音楽として伝わったのです。

そして、ロックンロールを意欲的に受け入れたイギリスの若者は、
丁度その頃、量産化されたエレキ・ギターやエレキベースという、
ラウドな音を鳴らせる楽器を使って
「バンド」というカタチで自作自演の音楽をやり始めます。
アメリカで起きた、ロックンロールという
「音楽(ソフト)の誕生」と、
エレキ・ギターという「楽器(ハード)の登場」という革命を、
大西洋を挟んで、海の向こうで受け止めたので、
オリジナルなものが生まれたのですね。
ちょっと、距離を置いて、客観的になることによって、
さまざまなもの見えてくる。
UKの音楽が、UKらしいひねりが効いているのはそのためです。

そして、60年代半ばにはビートルズ、ストーンズ、
アニマルズといったバンドが
「ブリティッシュ・インヴェンジョン」と呼ばれたムーブメントになり
アメリカチャートを席巻します。

そしてこのカタチは繰り返されます。
アメリカで生まれたものが、一度海をわたり、イギリスで消化されて
再びアメリカに戻り、世界制覇に成功する!

今日は70年代にN.Y.で起ったパンクムーブメントがロンドンに渡り
ロンドンパンクとして短い命を終える中、
イギリスらしく、アメリカのモータウンや
R&Bを音楽どんどん吸収して、ミックスして
進化し続けた最もUKらしいこのアーティストのこの曲を聴いてみましょう。

My Ever Changing Moods / The Style Council

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スタイル・カウンシルのポール・ウエラーは、
ザ・ジャムというバンドで
パンクロックにモータウンやR&Bといったあらゆる音楽のエッセンスを
どん欲に取り入れたサウンドで一躍ブレイク。

ロックはジャンルではなくて
常に、いろんな音楽と融合して、進化し続けるという行動なんですね。
問われるのは、その行動の根底にある「魂」だと思います。

だから、どんなジャンルと交わろうとも
これがロックだと、言い切る自分自身を持っていれば、
それがロックなんです。
これが!UKロックのUKらしさだと思います!


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この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
コチラ」からお願いします。

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STAFF| 04:30 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA