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2018年08月11日

地球にちりばめられて

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:多和田葉子 講談社

『ことばとは、国籍とは。』

言語が大好きな大倉さんがそんな疑問を投げかけたのは
ドイツ語と日本語で小説を書く多和田葉子さんのこの作品。
物語はリアルな現代でありながら、明言してはいないものの
日本を予感させる国の女性Hirukoらを中心に描いたロードムービー的小説。
ヨーロッパに留学中に母国が消滅してしまったHirukoは、
その土地で生き抜くためいくつかある公用語に近いながら、
独自の言語である"パンスカ"をあやつり、デンマークで働いていた。
しかしながらHirukoはたまらなく自分の母語で話したい欲求に駆られ、
自分の母語を話すことをできる誰かを探しに旅に出る・・・
母語がひとつしかない私たちには難しい感覚かもしれませんが、
あらためて、他の国の文化、言葉のすばらしさを考えるきっかけに
この本がなるかもしれません。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO


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